上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋先生の幻の初期作品、しかも改訂版となれば読むしかない、ということで文庫化を待てずに購入。
    終盤は急転直下というか、やや短い気もしたが、展開された世界は紛れもなく上橋ワールド。
    「獣の奏者」と「香君」の息吹をはっきり感じることができた。

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    2026年03月08日
  • 神の蝶、舞う果て

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    30代の上橋菜穂子先生が〈守り人シリーズ〉を書いているときに連載していた小説。瑞々しく、花や神の蝶の香りを生々しく感じる。後の上橋先生の世界に通じる。すばらしかった!

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    2026年03月07日
  • 香君2 西から来た少女

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    物の匂いから全てを感じとることのできる主人公アイシャが経験するさまざまな人との出会い。
    他の植物を席巻するオアレ稲とこれを利用し、藩王国を統べる帝国の野望。
    ここに発生した虫オオヨマの大発生。
    植物のバランスを乱し、これを統治の手段にしようとする人間に、オオヨマは、乱れたバランスを戻そうとする神が送った使者なのか?
    上橋菜穂子さんの新たに始まった壮大な小説を読める喜びを感じながら、次巻を待ちたい。

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    2026年03月05日
  • 神の蝶、舞う果て

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    幻の本、というので短い小さなストーリーかと思っていたら、とんでもなく壮大で勢いのある作品でした。これは世に出るべき!と評されるのはうなづける。
    現在見えている部分ではない世界、普段は忘れられている世界が焦点なのは似ている。
    特殊な能力を持ったものと、その運命に翻弄される人を守る人。うん、これまでの作品とコンセプトは似ているが、全く飽きずに新たな気持ちで読める。

    運命の相手を見つけるチームワーク、素敵だなぁ。

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    2026年03月05日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    久しぶりの獣の奏者。
    外伝があったとは知らなかった。
    それにしても物語が上手い。
    特にエサルの物語がすごくいいです。
    ファンタジーの天才なのには、普通の恋愛ものも相当イケる人なんですね。

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    2026年03月04日
  • 神の蝶、舞う果て

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    植物と虫(蝶)の織りなす理とそれに基づいて出来上がった国や神官たちの組織。上橋菜穂子さんの世界観に引き込まれます。

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    2026年03月04日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんの作品を読んでいると必ず起こると言ってもいいのが、物語の中の〝過去〟が歯車として〝現在〟に見え隠れし始め、それが近い未来への覆いをなくしていくあの瞬間、どうしようもなく体が震え始めるあの高揚感がとても好きで。
    今回もそれを味わえて満足だったし、不思議な、当人たちにしかわからない絆を一緒に辿れたのも楽しかった。
    『獣の奏者』とか『香君』の流れを思い出すなあと読んでて思ってたらこれはそれよりも前に書かれてた作品だったのですね!納得!!

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    2026年03月03日
  • 鹿の王 4

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    3巻まで完璧だったのだが、
    最大最悪の群れ(国)の危機を捨て身で救ってこそ鹿の王なのに、オーファンもシカンも小物すぎ。本当の敵は病いで生死感を問う部分が強すぎた印象。

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    2026年03月02日
  • 神の蝶、舞う果て

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    人は、理性・感情・経験・思考あらゆる精神的活動を駆使して、さまざまな判断をします。

    自分にとっては正しいと思うことも、他の人から見れば間違ってみえたり、自分にとっては正義であっても、他の人から見れば悪であったり。

    生態系―植物や動物や物質などのあらゆる生命活動―から通してみれば、自分がこだわっている価値判断は取るに足らないことであったり、人間の目ではない別の「系」からみれば、別の意味合いや、それこそ別の世界観があるのかもしれません。

    自然との関わりが希薄になった今日、自分のなかで、知らず識らずのうちに人間中心主義が強くなっていたように感じます。
    この物語を読んで、自分がすごく凝り固まった

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    2026年03月01日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋先生の本ということで嬉々として読みました。
    四半世紀前に雑誌連載したのを手直し、ということで、守人シリーズとおなじ頃と考えると、とても納得できます。
    おそろしくスケールの大きいファンタジーで、とても面白かったです。香君と同じく植物がテーマですが、あちらはどちらかというと人の物語、こちらは世界の物語だとおもいます。
    ☆を一つ減らしたのは、上橋先生が当時未完成だと考えられ、出版を随分と躊躇われた理由と重なるのではないかと思いますが、もう少し世界観の説明が欲しいところがあるからです。上橋先生の作品の場合、最後まで読めばわりとすっきり世界観とかが納得できるんですが、ちょっと消化不良の部分が残ってし

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    2026年02月26日
  • 香君1 西から来た少女

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    子供のときぶりの上橋菜穂子さん。
    児童書だけど、複雑な政治設定が今読んでも魅力的です。まだまだ序章で、アイシャという存在がこの時代をどのように救うのか続きが楽しみです。

    234ページのオリエのセリフが印象的でした。
    「ここに来るたびに、思うの。多くの他者が互いに手を差し伸べあっていることの意味を。弱い者を見放さず、手を差し伸べることが、何を守るのかを」

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    2026年02月23日
  • 神の蝶、舞う果て

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    まず、この本が新作ではなかったということが驚き。30年近く前、守り人シリーズと同時期に雑誌に連載されていたものなのだそう。
    あとがき「眠りから覚めた物語」に上橋奈穂子さんの思いがぎゅっと詰まっていて、妙に納得してしまった。
    前の「香君」と同様、植物や虫などの自然に対する畏怖を感じずにはいられない。

    ファンタジーには苦手意識があるけど、上橋さんの作品はスムーズにその世界に入っていけるのが不思議。昔の作品で読んでいないものもあるけど、読んでみたくなった。

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    2026年02月20日
  • 神の蝶、舞う果て

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    序章 予兆
    第一章 ルクランと鬼火
    一 インガとナシェム
    二 休日の午後
    三 悪い噂
    四 真夜中の鬼火
    第二章 〈永久の祈り〉と呪いの歌
    一 シェーシェム師
    二 真夜中に
    三 ロロ鳥の光
    四 虫干し
    第三章 異変
    一 黒い花が咲くとき
    二 神に選ばれた者
    三 恐れ
    四 光となる繭
    終章 葦の島
    一 生命の巡り
    二 激流の果て

    あとがき 眠りから覚めた物語

    ──────────

    〈神の蝶〉
    〈蝶の影〉
    ラムラー
    ラシェラン国、ラシェラン人とラトゥール人
    降魔士〈カタゼリム〉、魔族〈カタグ〉

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    2026年02月18日
  • 鹿の王 水底の橋

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    深淵で広大なファンタジーでした。
    (この作家さんの本は初めてで、今まで知らなかったのが不思議でした。今回読めて良かった!)
    主人公の、二人が人間味溢れて魅力的で、感情移入します。
    物語も最後の最後まで、2点3点するので、終始飽きさせないです。
    実際に起こっている戦争や人種差別、領土の新略の歴史などが盛り込まれており、ウクライナやロシアの歴史を考えながら読み終えました。
    高校の子供がいたら読んで欲しい一冊です。

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    2026年02月13日
  • 鹿の王 4

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    終わり方が、残念だった。ちゃんと書いてほしかった。
    最後まで、どえなるんだ!っていう、期待が続いていました。
    ファンタジーを、想像しながら読み勧めていくのは、私には難しいので、どれくらい読みきれて理解しているのか?と思うくらい、複雑なストーリーだと思った。
    それほどの、ストーリーを産み出している作家さんは、ほんとにすごいです。

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    2026年02月11日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    小夜と出会い、助けられた野火。そして、それからずっと小夜のことを遠くから見守り続けた。そして小夜と霊狐の野火決して結ばれないという難しい関係性。
    野火は主から逃れられるのか、恋の行方はと夢中で読み進められました。

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    2026年02月05日
  • 神の蝶、舞う果て

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    聖なる神の蝶を、魔物である影の蝶から守る役目がある降魔士。その降魔士であるジェードと相棒のルクランのお話。
    本作は、上橋さんを好きな理由が詰まってるなって思う本だった。上橋さんの物語を通して描く「人と人以外の生き物との関係」の考え方が好きなんだなぁと。
    動植物は人ではないから本質は誰にもわからない。
    だからこそ人間は、正解を求めて問い続ける。その答えは誰にもわからないから、それぞれの人なりの解があって。でも人は欲深いから、私欲に走って自分達の都合のいいように考え利用してしまう。そう言った人達に対して主人公達が、共存するには?大切な人を守るには?と迷い、踠きながら最適解を追求していく。その上橋さ

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    2026年02月05日
  • 鹿の王 1

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    毎度思うけど、物語なのに、そこにあるかのようなリアルな世界が流石だ。その国の歴史や人々の生活が息づく。

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    2026年01月27日
  • 香君1 西から来た少女

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    久しぶりの上橋菜穂子さんの作品。

    1巻の前半はイマイチ設定がわからなかったが、それでも序盤から作品の世界に入り込めるのはさすが。これからどんな展開になっていくのか楽しみ。文庫版は全4巻だけれど、ページ数も文字数も少なめなので、あっという間に読み終わってしまいそうです。

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    2026年01月19日
  • 鹿の王 1

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    面白い!早く次が読みたい。
    狼に噛まれて不思議な力が覚醒する話かと思いきや、一巻はそこの描写があまりなくてホッサルとか研究者側の視点になったのが面白かった。
    後半出てくるツオルとアカファの文化の違いの話とかも面白い。
    ファンタジーって意味では情報量は多いんだけど、説明的なところが一切ないからするする読める。異世界の背景知識がストーリーの中で自然に入ってくるからすごい。

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    2026年01月10日