上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

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    表紙を『とんがり帽子のアトリエ』を描いている白浜鴎先生だったことと、上橋菜穂子さんの新作ということで一読。
    設定や展開にやや幼さが残っている印象。
    しかしやはり上橋先生ワールドというか、先生らしさが出ていた作品だった。

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    2026年07月15日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ジェードとルクランは降魔士だ。そして男女の降魔士はペアで神の蝶を蝶の影から守るのだ。しかし一度もジェードは蝶の影と戦うことできなかった。それは相棒のルクランが予兆の鬼火に吸い寄せられてしまうからだ。なんとか鬼火からルクランを離すことで精いっぱいだったから。こんなジェードとルクランはこれからどうなるのだろうか?

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    2026年07月14日
  • 鹿の王 1

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    ファンタジーは世界観への没入感が鍵だが、凄まじい設定の緻密さと筆力。文化人類学者でもある著者の紡ぐ世界は本当にそこに息づいている。登場人物ひとりひとりが生きていると感じさせる。

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    2026年07月14日
  • 鹿の王 3

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    第三巻から単行本では還って行く者と題された後編に入る。東乎瑠帝国の侵略とアカファ王国の生き残りといった様相から各地に存続する民族、兵士たちの巻き返しと怒涛の展開をして行く中で、この物語は人間が如何に病気と闘って行くべきか、生命の存続をどのようにして守って行くのかといった壮大なテーマがあることに気付かされる。
    文庫本になって四巻に分割されているが、それぞれのあとがきを読むことで、この物語を落ち着いて理解することの助けになっている。
    さあ、バラバラの登場人物たちの関係性が見えてきた。様々な思惑のなかで別々に動いていた人達が一緒になろうとしてきたことも見えてきた。
    行くぜ、最終章。

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    2026年07月13日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんの『神の蝶、舞う果て』を読んだ。一番好きと言えるかもしれない大好きな上橋さんの新著ということで一気に読み、めぐる命の美しい営みを、厳しくも尊い自然のことわりを堪能した。ラストも好み。でも、なんだか引っかかるものがあった。だからあとがきを読んで、とてもスッキリした。

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    2026年07月12日
  • 鹿の王 2

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    医術師ホッサルとその集団がこの国のあちらこちらで発生する謎の疫病に挑んでいく展開が中心となる第二巻。民族、宗教、生命、血統、領土。国と地域の争いには付き物とも言える要素が絡み合いながら、この幻の国はどうなっていくのかという展開をしっかりと記憶していかないと、この先に待ち受けているであろう事象や戦いについていけないのではと思いながら読む。
    この地域はどこだろう、いつ頃の話だろう、王国の主は誰だろう、映像化されたら誰が登場するのだろう、と下世話な雑念を振り払いながら次へと急ぐしかない。

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    2026年07月12日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    それぞれにつかのまでも暖かい歓びがあった。
    ソヨンもエリンも暖かなひと時があって心温まったけど、余計にその運命に悲しくなったり…。
    エサル先生も色んな苦悩がある中で、胸に閉じ込めて、自分の道を歩いていて、かっこいい。

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    2026年07月10日
  • 神の蝶、舞う果て

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    楽しみにしていた作品、やっと読めた。
    世界観が素敵すぎる。
    途中、構造がよく理解できないところがあったけど
    なんとなくでも頭に浮かんでくる光景…
    さすが上橋菜穂子さん。

    最後はとっても感動させられて思わず
    涙が出そうになった。
    2026年下半期、これを超えるファンタジーに
    出会えるんだろうかと思うほど良かった。

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    2026年07月08日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子の30代の連載を復活して一冊と成したもの。彼女の真骨頂である国家のあり方は描かれていないが、人間と植物の生命レベルの往還がファンタジーとしてうまく描かれている。男と女という二元論で論じてしまうのが、文学作品としては狭く感じた。

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    2026年07月05日
  • 鹿の王 1

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    戦士団の独角、貴重な岩塩鉱、人を乗せて運ぶ飛鹿。物語を作り上げるパーツは全て謎に包まれてはいるが、何だか魅力的だ。勇敢な戦士達の頭であったヴァンと天才的な医師のホッサルを中心にこのストーリーが展開していく。この未知の国の自然、歴史、文化、生活といったところが紹介されていく。まだまだ物語は四分の1しか見えていないから、感想なんか書けやしない。だがこの物語を読み進めていく時に、またこの章に戻ってくるような予感がする。わかりにくいとかではない、自分が最初に感じたことはどうだったのかを確かめずにはいられないような気がする。そんなあらゆる方向に広がっていく予感がする壮大なストーリーの幕開けの第一巻。

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    2026年07月03日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんの新刊!と 触れ込み的な事なにも知らずに、調べもせずに読んだのですが…

    はて…?少しお筆が後退されたか?あの『香君』の後に書いたとはおもえないか……と思いつつも 独特のつがい、という言葉を鍵に楽しく読み、物語の終わりへ吸い込まれた。
    ラストは素晴らしく、妙に瑞々しい読後感だった。

    ようやく最後に
    ご自身のあとがき『眠りから覚めた物語』を読んで激しく納得‼️実は26,7年前に雑誌連載した作品だったそう。
    まさに、長いながいあいだ 繭の中で守られてきた物語だったのですね……

    自分の想像力を全力で起動させて花に吸い込まれてゆく神の蝶と闇の蝶、カタゼリムたちを映像化させながら読むこ

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    2026年06月30日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    「鹿の王」を読んで、興味を持ったので読んでみました。
    この世界観にどっぷり浸ってしまいました。
    バルサカッコいい。
    若い頃に戻った様に、ワクワクしました。
    こんな若々しいワクワクが、まだ私にも残っているんだと新発見。

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    2026年06月30日
  • 香君1 西から来た少女

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    長い休みに手に取ろうと本棚に置いておいたが、
    時間があってつい手に取ってしまった!
    やはり2日間で4巻読み終わるほど引き込まれた。

    上橋菜穂子にしか描けない、
    壮大な世界観
    絵が浮かぶような緻密な描写
    研究に裏打ちされた知識
    登場人物の孤独と成長

    いやー、たっぷり浸れましたー。

    個人的には守り人は超えはしないけど!
    表紙の美しさもよき!!

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    2026年06月28日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    兵器として歪められた獣たちと悲惨な戦争の果てにエリンが後世へ真実を託す物語であり;人間のエゴで変化させられた動物の悲劇や、知識の火を次世代のジェシへ繋ぐ絶望の中の希望が見どころとなっていて;本来の在り方を奪う戦争の残酷さに深く胸を痛めつつも、真実を手渡したエリンの過酷で尊い人生を最期まで見届けられて本当によかったと心から思えた。

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    2026年06月28日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    闘蛇の大量死の調査から母の死の真相や霧の民の禁忌の謎へと迫る物語であり;母の遺品を辿るミステリー要素や、真王からの王獣部隊設立命令によるエリンの激しい葛藤、そして過酷な旅路で描かれるイアルやジェシとの家族の絆が見どころとなっていて;獣の生態に加えて国の歴史や政治が絡む複雑で登場人物の多い群像劇でありながら、何故かスッと物語に入り込める圧倒的な没入感があり、エリンの探求心と過酷な運命に夢中になれる作品でした。

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    2026年06月25日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

     「降魔士」について、自分たちの聖域を守るために「蝶の影」と戦うところがカッコよかったです。
     男性降魔士と女性降魔士とペアを組んで降魔士としての任務を遂行していく中で、無意識の差別意識を乗り越えてペア同士協力するところとか、自分にドキッとするものがあります。
     「香君」にある意味近いところがあったような気がします。
     面白かった小説でした。

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    2026年06月24日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    前作から少しずつ丁寧に積み上げてきたリランとの信頼関係が、一瞬でヒビが入って失われる展開は、ショックでした。ただ純粋に生き物を知りたいというエリンの思いが、国の事情に巻き込まれ、知ること自体が危険な行為に変わっていく過程は切なすぎる。でも、その残酷さがあるからこそ「人と獣の在り方」や、自分の意思を持って相手と向き合うことの難しさを深く考えさせられました。

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    2026年06月24日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ずっと謎だった牙の死因が分かったけど、そんな誰も悪くない事のせいでお母さんが死んだと知って、よりしんどくなった…。
    本当にこの家族どうなってしまうの…。完結編でどうか幸せになってね…。

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    2026年06月24日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    聖域である〈闇の大井戸〉で魔物から聖なる神の蝶を守る役目の降魔士(カタゼリム)たち。その1人である少年ジュード、その相棒の少女ルクラン。ルクランは他の降魔士とは違い〈予兆の鬼火〉に激しく反応してしまうということに悩まされていて…
    ルクランを心配するジュードと、ジュードを巻き込みたくないと思う2人が愛おしかった。ルクランの隠された運命にドキドキしながら読みました。
    植物を扱った作品だからか、香君を読み返したくなってしまった。

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    2026年06月20日
  • 神の蝶、舞う果て

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    思っていたよりストーリーの展開が早くて、あっという間に読み終わりました。
    でも、自然・生命の理や社会にある差別の構造についての描写や、文面には出てきていなくてもきっと設定されているんだろうなと感じられる世界観の奥行きは、他の上橋菜穂子さんの著作と同じようにあって、読んでいる間没入できて幸せでした。

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    2026年06月20日