上橋菜穂子のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
「鹿の王 2巻」は全4巻、まだまだ中盤でございます。1巻を読んでから時間が空いてしまい
この世界に浸かるのに時間を要してしまいました。
この小説ってテーマなんだっけ?って
いうくらい前半は地味な医療のお話し。
ファンタジーなもんで、感染症や伝染病の
知見や処置がすごいのかどうかがわからない。
でも面白い!不思議な感覚( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
コロナを経験したワタシ達には他人事とは
思えない恐怖ですね。( ´Д`)y━・コワ!
3巻へ行きたいところで
『楽園』夕木春男 が届きまして、
こりゃ『楽園』行かねば7月が終われない!
3巻、ちっと待ってくださいな♪( ´θ`) -
Posted by ブクログ
鹿の王の続編となる水底の橋と題された物語。黒狼病の危機が去った後ということで、医術師ホッサルと助手のミラルを中心とした話だったが、医療とはどうあるべきかを様々な視点から描いているところが面白かった。民族的に、宗教的に、そして過去の流行病を乗り越えながらも、完全制覇はない感染、病気と人間はどう立ち向かうのか。それぞれの立場での考え方に頷くところもありながら、無宗教の自分が意外と清心教の考えに近いと感じて驚いた。受け入れるべき病というのはあるもの、これも人生か。別に今は元気だけど。
ミステリータッチの展開で後半はドキドキさせられた。この宿命をホッサルとミラルは受け入れるのか。結末は驚いたというより -
Posted by ブクログ
ネタバレ「精霊の守り人」シリーズや「獣の奏者」などの作者が、かつて雑誌連載した作品を書籍化したもの。
きちんと組み立てられた異世界の物語で、すっとその世界に入り込める。
ラムラーという唯一無二の作物を得るため、その受粉を助ける神の蝶をまもり、神の蝶を食べてしまう蝶の影を狩るカタゼリム(降魔士)は男女の2人組で狩りを行う。
主人公のジェードと相棒のルクランはカタゼリムではあるが、ルクランが予兆の鬼火に異常に反応してしまうため、実際の狩りはしたことがなかった。なぜ、そうなるのか。ルクランの出自の謎に関する不吉な噂まで流される。
実のところ、神の蝶や蝶の影、予兆の鬼火はなぜ同じ闇の大井戸から現れるのか。わか -
Posted by ブクログ
ネタバレ宗教、国の違い。日本で生きているとなかなか理解できないどころか、そんな違いが問題になることも知らないで生活していってしまう。
これって、一応児童文学?
ファンタジー、魅力のある物語の中で、少し知識が植え付けられる。文化人類学者の上橋さんのお気持ちにただただ感動します。
プロテスタントの両親のもとに生まれましたが、世界ではかなり多い宗教だとは思いますが、日本での子供時代は辛かった。
考え方は違ってくるのは当たり前です。
そのモヤモヤを、説教ではなく様々な考え方を否定しないストーリー展開は、気持ちが良い。
本当に。純粋に、面白い物語だと感じます。
アスラが素敵なお洋服屋さんになれます様に。 -
Posted by ブクログ
幾多の危機を掻い潜りながら生き延びるか、志半ばにして命を落とすのか。物語の最終章は登場してきた個々の人々、集団、民族、派閥、そして国が、どうなって行くのかを見極めて行くような展開だったが、結局勝ち残った人というのはいないのか、いや全ての人々が己の意思を貫こうとしながら生きる姿を描いたというところで終わりとなったのか。疑問符ばかりの感想にはなってしまうが、永遠に続く人間と病、ウイルス、細菌といったものとの戦いに終わりはないということなのだろう。
冒険アドベンチャーの様相すらあって先を急ぎたくなる第一巻からだんだんと重いテーマがあることに気付かされ、最終章では終わりなき戦いを現代にも重ね合わせて考 -
Posted by ブクログ
「たった1つこ穀物が見せた夢」
オアレ米は異郷からもたらされた、飢えを凌ぎ、国や村を守り繁栄させられる神の穀物⋯ファンタジーとはいえ、元々その国になかったものは、元々は過な地に生息してたりして繁殖力が強かったりする。
ただ可愛い、珍しいというだけで日本に持ち込まれ、捨てられた外来種。在来種と外来種との関係性だよなぁと。
現代に照らし合わせて考えちゃったり。
新皇帝が人間味ある人で良かった。
イールは嫌いだ。まじで嫌い、こういう手のひら返しするおじさん。物語上必要なのはわかるけど⋯息子が人間味あったのが救い。頑張れ、ユギル。
アイシャは2世だけど、香君として生きていくんだから、アイシャが望む -
-
Posted by ブクログ
第三巻から単行本では還って行く者と題された後編に入る。東乎瑠帝国の侵略とアカファ王国の生き残りといった様相から各地に存続する民族、兵士たちの巻き返しと怒涛の展開をして行く中で、この物語は人間が如何に病気と闘って行くべきか、生命の存続をどのようにして守って行くのかといった壮大なテーマがあることに気付かされる。
文庫本になって四巻に分割されているが、それぞれのあとがきを読むことで、この物語を落ち着いて理解することの助けになっている。
さあ、バラバラの登場人物たちの関係性が見えてきた。様々な思惑のなかで別々に動いていた人達が一緒になろうとしてきたことも見えてきた。
行くぜ、最終章。
-