上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

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    楽しみにしていた作品、やっと読めた。
    世界観が素敵すぎる。
    途中、構造がよく理解できないところがあったけど
    なんとなくでも頭に浮かんでくる光景…
    さすが上橋菜穂子さん。

    最後はとっても感動させられて思わず
    涙が出そうになった。
    2026年下半期、これを超えるファンタジーに
    出会えるんだろうかと思うほど良かった。

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    2026年07月08日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子の30代の連載を復活して一冊と成したもの。彼女の真骨頂である国家のあり方は描かれていないが、人間と植物の生命レベルの往還がファンタジーとしてうまく描かれている。男と女という二元論で論じてしまうのが、文学作品としては狭く感じた。

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    2026年07月05日
  • 鹿の王 1

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    戦士団の独角、貴重な岩塩鉱、人を乗せて運ぶ飛鹿。物語を作り上げるパーツは全て謎に包まれてはいるが、何だか魅力的だ。勇敢な戦士達の頭であったヴァンと天才的な医師のホッサルを中心にこのストーリーが展開していく。この未知の国の自然、歴史、文化、生活といったところが紹介されていく。まだまだ物語は四分の1しか見えていないから、感想なんか書けやしない。だがこの物語を読み進めていく時に、またこの章に戻ってくるような予感がする。わかりにくいとかではない、自分が最初に感じたことはどうだったのかを確かめずにはいられないような気がする。そんなあらゆる方向に広がっていく予感がする壮大なストーリーの幕開けの第一巻。

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    2026年07月03日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんの新刊!と 触れ込み的な事なにも知らずに、調べもせずに読んだのですが…

    はて…?少しお筆が後退されたか?あの『香君』の後に書いたとはおもえないか……と思いつつも 独特のつがい、という言葉を鍵に楽しく読み、物語の終わりへ吸い込まれた。
    ラストは素晴らしく、妙に瑞々しい読後感だった。

    ようやく最後に
    ご自身のあとがき『眠りから覚めた物語』を読んで激しく納得‼️実は26,7年前に雑誌連載した作品だったそう。
    まさに、長いながいあいだ 繭の中で守られてきた物語だったのですね……

    自分の想像力を全力で起動させて花に吸い込まれてゆく神の蝶と闇の蝶、カタゼリムたちを映像化させながら読むこ

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    2026年06月30日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    「鹿の王」を読んで、興味を持ったので読んでみました。
    この世界観にどっぷり浸ってしまいました。
    バルサカッコいい。
    若い頃に戻った様に、ワクワクしました。
    こんな若々しいワクワクが、まだ私にも残っているんだと新発見。

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    2026年06月30日
  • 香君1 西から来た少女

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    長い休みに手に取ろうと本棚に置いておいたが、
    時間があってつい手に取ってしまった!
    やはり2日間で4巻読み終わるほど引き込まれた。

    上橋菜穂子にしか描けない、
    壮大な世界観
    絵が浮かぶような緻密な描写
    研究に裏打ちされた知識
    登場人物の孤独と成長

    いやー、たっぷり浸れましたー。

    個人的には守り人は超えはしないけど!
    表紙の美しさもよき!!

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    2026年06月28日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    兵器として歪められた獣たちと悲惨な戦争の果てにエリンが後世へ真実を託す物語であり;人間のエゴで変化させられた動物の悲劇や、知識の火を次世代のジェシへ繋ぐ絶望の中の希望が見どころとなっていて;本来の在り方を奪う戦争の残酷さに深く胸を痛めつつも、真実を手渡したエリンの過酷で尊い人生を最期まで見届けられて本当によかったと心から思えた。

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    2026年06月28日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    闘蛇の大量死の調査から母の死の真相や霧の民の禁忌の謎へと迫る物語であり;母の遺品を辿るミステリー要素や、真王からの王獣部隊設立命令によるエリンの激しい葛藤、そして過酷な旅路で描かれるイアルやジェシとの家族の絆が見どころとなっていて;獣の生態に加えて国の歴史や政治が絡む複雑で登場人物の多い群像劇でありながら、何故かスッと物語に入り込める圧倒的な没入感があり、エリンの探求心と過酷な運命に夢中になれる作品でした。

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    2026年06月25日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

     「降魔士」について、自分たちの聖域を守るために「蝶の影」と戦うところがカッコよかったです。
     男性降魔士と女性降魔士とペアを組んで降魔士としての任務を遂行していく中で、無意識の差別意識を乗り越えてペア同士協力するところとか、自分にドキッとするものがあります。
     「香君」にある意味近いところがあったような気がします。
     面白かった小説でした。

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    2026年06月24日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    前作から少しずつ丁寧に積み上げてきたリランとの信頼関係が、一瞬でヒビが入って失われる展開は、ショックでした。ただ純粋に生き物を知りたいというエリンの思いが、国の事情に巻き込まれ、知ること自体が危険な行為に変わっていく過程は切なすぎる。でも、その残酷さがあるからこそ「人と獣の在り方」や、自分の意思を持って相手と向き合うことの難しさを深く考えさせられました。

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    2026年06月24日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ずっと謎だった牙の死因が分かったけど、そんな誰も悪くない事のせいでお母さんが死んだと知って、よりしんどくなった…。
    本当にこの家族どうなってしまうの…。完結編でどうか幸せになってね…。

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    2026年06月24日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    聖域である〈闇の大井戸〉で魔物から聖なる神の蝶を守る役目の降魔士(カタゼリム)たち。その1人である少年ジュード、その相棒の少女ルクラン。ルクランは他の降魔士とは違い〈予兆の鬼火〉に激しく反応してしまうということに悩まされていて…
    ルクランを心配するジュードと、ジュードを巻き込みたくないと思う2人が愛おしかった。ルクランの隠された運命にドキドキしながら読みました。
    植物を扱った作品だからか、香君を読み返したくなってしまった。

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    2026年06月20日
  • 神の蝶、舞う果て

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    思っていたよりストーリーの展開が早くて、あっという間に読み終わりました。
    でも、自然・生命の理や社会にある差別の構造についての描写や、文面には出てきていなくてもきっと設定されているんだろうなと感じられる世界観の奥行きは、他の上橋菜穂子さんの著作と同じようにあって、読んでいる間没入できて幸せでした。

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    2026年06月20日
  • 神の蝶、舞う果て

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    原作が26年前の連載だったと知り、その色褪せない瑞々しさと完成度に驚かされた。まるで上質なアニメーションを観ているかのような、ファンタジー作品だ。
    何より魅了されたのは、生命が満ち溢れるその圧倒的な世界観。生物たちが多様な形で、複雑かつ密接に繋がり合って生きている様が美しく描かれている。
    人は誰しも、一見バラバラに見える物事の中に「関係性」を求めてしまうし、何かが繋がっているのではないかと想像を巡らせたくなる生き物だ。本作は、そうした「繋がりを求める人間の本能や空想」の器として、これ以上ないほど見事な生態系とドラマを提示してくれる。自然の循環や世界の構造美に触れた時のような、深い心地よさと没入

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    2026年06月12日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    子供の頃にアニメを見た記憶があり、懐かしさを感じながら読み進めました。小説として触れると、過酷な運命の中でエリンが出会う人々の細やかな心情や、獣の生態と歴史背景など、世界を構成する一つ一つが驚くほど複雑かつ細かく作り込まれていることに圧倒されます。悲運に見舞われながらも決して生き物への純粋な好奇心を失わず、ひたむきに命と向き合おうとするエリンの姿に深く感動させられる素晴らしい一冊です。

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    2026年06月12日
  • 獣の奏者 III探求編

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    続いてくれてありがとう。
    新しい家族の中でもエリンは悩んでいる。
    この悩みから解放されることを期待して探求していく探究編。
    その後の世界観でも飽きずにどんどん読んでしまう。
    描かれていなかったことも追加されていく感が良い。

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    2026年06月12日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    『守り人シリーズ』と比べると概念的なファンタジー要素が強いので、想像がしにくいところがあり、頭で思い浮かべるものがぼんやりしてしまうのだが、嗅覚や触覚が刺激されて、神秘的な読書体験だった。
    装丁はとても美しいが、この物語の色はわたしの中ではもっと黒かったりドロっとした感じだったりする。

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    2026年06月08日
  • 神の蝶、舞う果て

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    「闇の大井戸」の底からやってくる「神の蝶」だけが人々の大切な食料であるラムラーを受粉させる。大切な「神の蝶」を守るために、男女で一組となった降魔士たちは、それを喰らう「蝶の影」を退治する。人が豊かになることによって自然が壊される、光があれば影がある、光だけを見て闇から目をそらしてしまうと真実を見失うことになるのではないだろうか。植物も虫も人もつながっている。自然に対する畏敬の念を人は忘れていないだろうか。真実に触れた少年ジェードとその相棒である少女ルクランの未来が明るいものとなるよう祈る気持ちになった。

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    2026年06月07日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    アイシャ、ほんとうによく頑張ったなあ…
    元から香君となるべき才のある人がそこに収まり、そして香君の在り方を変えていこうとするのはすごくよかった。。まだまだ成長の伸び代があるはずなので、アイシャがアイシャらしく成長していってくれたら嬉しい。ラーオさんとかも見ていてくれるのかな

    マシュウとオリエはきっとハッピーエンドだろうと思っていたけど、やっぱりそうなりそこもよかった。

    オアレ稲によって支えられ、そしてそこが弱点だった帝国という設定が面白かった。食べられる環境というのはやはり全ての基盤なのだな…

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    2026年06月06日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    非常に完成度の高い上質な物語で、とても楽しめました。少し長くなりますが、個人的に感じたことを書いてみたいと思います。

    エリンは「獣ノ医術師」となる道を歩むようになりますが、彼女はなぜその選択をしたのでしょうか。母が闘蛇衆であったからでしょうか、それとも幼少期に見た野生の王獣の雄大さ神々しさに心惹かれたからでしょうか。どちらも違います。エリンは「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを、知りたい」から、「獣について学ぶことは、きっと、自分が知りたいと思っていることにつながっているはずである」から、カザルム学舎の門を叩くこととなるのです。もちろん、その願いの根底には母ソヨンの死の影響があ

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    2026年06月04日