上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦士団の独角、貴重な岩塩鉱、人を乗せて運ぶ飛鹿。物語を作り上げるパーツは全て謎に包まれてはいるが、何だか魅力的だ。勇敢な戦士達の頭であったヴァンと天才的な医師のホッサルを中心にこのストーリーが展開していく。この未知の国の自然、歴史、文化、生活といったところが紹介されていく。まだまだ物語は四分の1しか見えていないから、感想なんか書けやしない。だがこの物語を読み進めていく時に、またこの章に戻ってくるような予感がする。わかりにくいとかではない、自分が最初に感じたことはどうだったのかを確かめずにはいられないような気がする。そんなあらゆる方向に広がっていく予感がする壮大なストーリーの幕開けの第一巻。
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Posted by ブクログ
上橋菜穂子さんの新刊!と 触れ込み的な事なにも知らずに、調べもせずに読んだのですが…
はて…?少しお筆が後退されたか?あの『香君』の後に書いたとはおもえないか……と思いつつも 独特のつがい、という言葉を鍵に楽しく読み、物語の終わりへ吸い込まれた。
ラストは素晴らしく、妙に瑞々しい読後感だった。
ようやく最後に
ご自身のあとがき『眠りから覚めた物語』を読んで激しく納得‼️実は26,7年前に雑誌連載した作品だったそう。
まさに、長いながいあいだ 繭の中で守られてきた物語だったのですね……
自分の想像力を全力で起動させて花に吸い込まれてゆく神の蝶と闇の蝶、カタゼリムたちを映像化させながら読むこ -
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Posted by ブクログ
原作が26年前の連載だったと知り、その色褪せない瑞々しさと完成度に驚かされた。まるで上質なアニメーションを観ているかのような、ファンタジー作品だ。
何より魅了されたのは、生命が満ち溢れるその圧倒的な世界観。生物たちが多様な形で、複雑かつ密接に繋がり合って生きている様が美しく描かれている。
人は誰しも、一見バラバラに見える物事の中に「関係性」を求めてしまうし、何かが繋がっているのではないかと想像を巡らせたくなる生き物だ。本作は、そうした「繋がりを求める人間の本能や空想」の器として、これ以上ないほど見事な生態系とドラマを提示してくれる。自然の循環や世界の構造美に触れた時のような、深い心地よさと没入 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常に完成度の高い上質な物語で、とても楽しめました。少し長くなりますが、個人的に感じたことを書いてみたいと思います。
エリンは「獣ノ医術師」となる道を歩むようになりますが、彼女はなぜその選択をしたのでしょうか。母が闘蛇衆であったからでしょうか、それとも幼少期に見た野生の王獣の雄大さ神々しさに心惹かれたからでしょうか。どちらも違います。エリンは「この世に生きるものが、なぜ、このように在るのかを、知りたい」から、「獣について学ぶことは、きっと、自分が知りたいと思っていることにつながっているはずである」から、カザルム学舎の門を叩くこととなるのです。もちろん、その願いの根底には母ソヨンの死の影響があ