上橋菜穂子のレビュー一覧
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アイシャはオリエの秘密を知る。そして「香りで万象を知る」能力を使いウマール帝国の人々を導いていく。
オアレ稲は本来虫がつかないはずだが、虫害が発生する。それを植物の声を香りで聞き取り,解決に導くアイシャ。神郷オアレマヅラはどこにあり、どんなところなのか?そこから連れて帰られる女子は?
益々ファンタジー度が上がる。しかしヒシャもある意味怖い。オゴタ藩王国との関係はどうなっていくのかも注目のポイントだ。
アイシャは周りの人を助ける意識が強い。それだけにハラハラする場面が多く、面白い。
アイシャが香使となり懸命に事態を収集しようとするが・・・。窓の外に見えるものは?
いいところで3巻に続く。 -
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『獣の奏者 3 探求編』上橋菜穂子著 - 深まる世界観とエリンの成長
上橋菜穂子による『獣の奏者 3 探究編』は、シリーズを通して描かれてきた主人公エリンの成長と、獣たちとの関わりをより深く掘り下げた作品です。本作は、単なるファンタジーの枠を超え、多層的なテーマを展開しています。特に、エリンの内面的な成長と、彼女が直面する新たな課題が丁寧に描写されており、読者はその過程に深く引き込まれます。
登場人物たちの成長
本作の魅力の一つは、登場人物たちの顕著な成長です。エリンはもちろん、彼女を取り巻く人々もまた、それぞれの変化を遂げます。前巻までで描かれた獣たちとの絆や人間社会との対立に加え、今 -
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四分冊の四冊目。
前巻、アイシャから届いた手紙にマシュウとラーオ師が見た文面とは――、というところで終わっていたが、そこに見たものとは、なんと…ということで、ここまで粛々と筋書きを重ねてきた話がようやく面白くなってきた。
バッタの大群が複数の栽培地で大発生し、落ち着いたかと見えた虫害への対応がもどかしい。
ラーオ師の提案が貴族の結婚より緊急性が低い案件としてしか扱われない御前会議で、せねばなぬことをやるために椅子から立ち上がるアイシャ。
虚ろな飾り物として生きること抜け出し香君としての務めを果たすために、〈風香の塔〉に皇帝と藩王たちを集めるオリエ。
香君の在り方を変えようとする“ふたりの香君 -
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『獣の奏者 2 王獣編』読後感想と考察:エリンの成長と物語の深淵
上橋菜穂子さんの壮大なファンタジー『獣の奏者』シリーズ。その第二作目にあたる『獣の奏者 2 王獣編』は、前作を遥かに凌駕する物語の深さと、登場人物たちの成長、そして緻密に練り込まれた舞台設定が読者を魅了し、時間を忘れさせるほどの没入感を与えてくれます。
物語の核心へ:王獣を巡る謎とエリンの成長
本作の中心となるのは、神秘的な存在「王獣」と、その謎に迫るエリンの物語です。前作から著しい成長を遂げたエリンは、本作でさらに強く、そして深く物語に関わっていきます。彼女の内面の葛藤や、背負う責任の重さが丁寧に描かれることで、読者はエリン