上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ここのところヘボファンタジーが続いたが、やっとちゃんとしたファンタジーが来た。カミと人の真面目な物語。
    カミといっても、西洋的な唯一絶対神ではなく、ネイティブアメリカンやアイヌの神々に近い。こっちの考え方の方が好きだし、自然にやさしいと思う。
    色々あったが、他者(人とは限らない)への思いやりのお話に感じた。

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    2024年06月27日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    この本のここがお気に入り

    「知らねば、道は探せない。自分たちが、なぜこんな災いを引き起こしたのか、人という生き物は、どういう風に愚かなのか、どんな事を考え、どうしてこう動いてしまうのか、そういう事を考えて、考えて、考えぬいた果てにしか、本当に意味のある道は見えてこない…」

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    2024年06月08日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    この本のここがお気に入り

    「考え方が、逆だと言っているのだ。できないかもしれぬから、やめておけ、というのは後退の思考だ。そうではないか?時は動き、状況は刻一刻と変化する。それに合わせて、もっともよい方策をとるよう考えを尽くすべきだと言っているのだ」

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    2024年06月08日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    エリンの幼少期
    エリンとイアルの恋の始まり
    ふたりが家族・親になる姿
    エサル師の幼少期・切なく苦い恋

    それぞれの時代のみんなの感情を知り、あの時彼ら彼女達はこんなことを想っていたのか…と、更に物語が深まる。
    エサル師の学生時代はとても意外で、生々しくもあり、面白かった。

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    2024年06月06日
  • 鹿の王 4

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    20240512
    1冊目を読み進めた時にはこんなに壮大な物語だったなんて思いもしなかった。毎度ドキドキハラハラさせられ、まるでマンガを読んでいるような展開。また、さすが日本医師会の日本医療小説大賞を受賞した作品。病のメカニズムや新薬開発のバックグラウンドが非常にリアルに描写されていた。
    剣も矢も人を殺すことには変わりはない。ただ病は人を選ばない。一旦広まれば止めようもなく何の関わりもない人を殺していく。
    生き物は皆、病の種を身に潜ませて生きている。そいつに負けなければ生きていられるが、負ければ死ぬ。
    当たり前のことだけど、自然の節理、そんな中でも人が大切にすること、したいことは何かを気付かされ

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    2024年05月12日
  • 鹿の王 水底の橋

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    面白かった。最後までどう物語が落ち着くのか予想が出来なかった。人物の役回りや、ストーリー展開、テンポが読みやすくちょうど良かった。最初は、ヴァンとユナのその後が知りたかったと落胆し、期待せず物語を読んでいたけど、だんだんと医術の面白さ、ストーリーに入り込んでいた。医療が東洋と西洋を彷彿とさせて、それもそれで何だか歴史を学んだ感覚になって面白かった。とはいえ、ヴァンのその後読みたいな〜。何も起きない平凡な日常でも良いから。

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    2024年04月22日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ああ〜面白かった!3日かけてじっくり読んだけど、上橋さんがIIまでで一旦完結させたのがよくわかった。一旦完結させたものを深掘りして、エリンや国の成り立ちや歴史について裏付けをなされた感じがまたもう…!新たに生まれたジェシも、再び描かれたイアルやセイミヤがまたいい!イアルがなぜエリンと結ばれたのかがとてもよくわかって似たもの同士なのだなぁと感心。IVも早く読みたい!

    p.428 野にあるものを、野にあるようにと願いつづけてきたこと。
    愛しい人と添い遂げ、我が子とともに生きたいと願ったこと。
    (そのすべてを、わたしは、覚悟のうえで背負ったのだ)ならば、どんな状況が訪れたとしても、道を探しつづけ

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    2024年04月19日
  • 鹿の王 水底の橋

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    何となく終わらせたくなくて積んでいた作品。読んじゃった… 本編では断片的だったホッサルとミラルの関係を堪能しました。ミラルの生き方は素敵だった。

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    2024年04月18日
  • 鹿の王 4

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    相変わらず通勤電車の中で読むんだけど、1冊はページ数も少なく軽いので持ち運びには苦労しなかった。
    やはり単行本より文庫本を読むのが正解だな、っていう前置きは置いておいて、本屋大賞を受賞してる作品なんだよね。
    久し振りのファンタジー小説で面白かった。
    1巻目は面白くて読むのが勿体無いと思う程で、独特の地名や民族名、名前を覚えるのに苦労したけど、この独特さも非現実的なファンタジーとして良かった。
    民族間での争いはやはり強いものは強く、大逆転なんてありえないけど、どこかでこの無念さを晴らす出来事は読んでみたかった…侵略者相手だからね。
    犬と深い森に入ったヴァンの後を追う者達も気になるが、争いの元が去

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    2024年04月17日
  • 狐笛のかなた

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    再読 
    巨大なファンタジー群を持つ上橋さんには珍しく独立した和風ファンタジー。
    けれどいかにも上橋さんらしい、大きな存在(国家間の争いとか)に翻弄される主人公たちが、なにを選び、どう生きていくかを描いた物語。

    ラノベ脳的には途中、小夜と野火と小春丸との三角関係になるのかなと思うのだけどそんなことはなく(^^)、
    これは小夜と野火の純愛物語なのだ。
    自分を捨ててでも相手を助けたい。その想いは、終始物語の底に佇む暗い死のイメージの中でひと光の輝きを放っている。

    ラストがまたいかにも上橋さんらしい。
    手放しのハッピーエンドでもなく、かと言ってバッドエンドでもない。
    幸せの中にある彼女らを見る時、

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    2024年04月15日
  • 鹿の王 3

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    感染症をテーマにした壮大なファンタジー

    以下、3巻の公式あらすじ
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    全てを諦めた男と、救いをもとめる医師。二人の運命が交わる激動の第3巻!

    攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという妄執に囚われていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!?
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    これまでの登場人物達が交差したり
    それぞれの思惑や、意図、更なる目的などが入り混じって、より一層面白くなってきた


    全部の感想は最終巻を読んでから

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    2024年04月10日
  • 鹿の王 2

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    感染症をテーマにした壮大なファンタジー

    以下、2巻の公式あらすじ
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    2015年本屋大賞受賞! 命を紡ぐ綿密な医療サスペンス!

    謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!?
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    2024年04月09日
  • 鹿の王 3

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    ネタバレ

    話の展開が面白い。脇役のこれまでの半生をも語ってくれるので、感情移入できる。あと、とにかく主人公のヴァンがかっこいい。最後の若い兵士をまだ子どもだから殺さなくても良かろうと言ったセリフが全てを表してる気がする。これから最後に向かっていく。面白いし楽しみ。

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    2024年04月09日
  • 鹿の王 2

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    やはり面白い。2人主人公がいるような書き方で、どちらの見方も見れて面白い。病が武器って、コロナの時に何か聞いたなあ。

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    2024年04月04日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    何作目かの上橋作品。
    これまでの作品がどれも優しく良質であったので、もうフラットな心では手に取ることが出来ない。どうしても面白い作品を期待してしまう。

    この作品も読み始めからしっかり心を掴んでくる内容になっている。
    多くの上橋作品の根底に共通する世界観(穏やかで自然豊かな非西洋(アジア・オセアニアやアメリカ)の中世風な世界)を持ちながら、それぞれが独特の個性を持ち魅力的な世界。
    優しく、時に強く、親しみやすいのにこちらも個性的で引き込まれる(そしてイライラしない!)キャラクター達。

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    2024年04月02日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ただのサイドストーリーかと思いきや、本の中の登場人物に更に血を通わせ人間味を表すような内容で、このシリーズにより深みを与えていると感じました。

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    2024年02月04日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    『鹿の王』が面白かったので、上橋氏の他の小説も読んでみたくなり、手に取りました。
    話の展開が早く、どんどんと進んでいくので、気がつけば一気読みでした。

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    2024年01月13日
  • 鹿の王 3

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    だんだん真相が明らかになってきました。
    今まで、バラバラだったピースが一つになります。
    そこには、悲しい民の想いがあります。
    戦は、誰が悪いということはないのかもしれません。それぞれの想いが衝突しているだけ。
    どんな結末が待っているのか楽しみです。

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    2024年01月05日
  • 鹿の王 2

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    2巻ともなると、世界観に馴染んできたので、物語に没入できるようになりました。
    物語も少しずつ進んで来て、面白くなってきました。
    国家、宗教、民。
    いつの時代も同じような問題を抱えています。
    バラバラに見えているピースが、どうなるのか続きが楽しみです。

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    2024年01月04日
  • 鹿の王 水底の橋

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    最後、怒涛の陰謀と種明かし。それぞれの正義がぶつかり合いすぎて混乱するも、最後見事なまとめ方にて、結構悪どいことしてるのに爽やかに着地していて趣深し。ちょいこじつけハッピーエンドなのも、ファンタジーとして◎なんでタイトル、「水底の橋」なんだ???読解力なくてよくわからなかった…
    まぁ、「鹿の王」続編だったけど、個人的には本編の方が好き。

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    2023年12月14日