上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 鹿の王 水底の橋

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    何となく終わらせたくなくて積んでいた作品。読んじゃった… 本編では断片的だったホッサルとミラルの関係を堪能しました。ミラルの生き方は素敵だった。

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    2024年04月18日
  • 鹿の王 4

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    相変わらず通勤電車の中で読むんだけど、1冊はページ数も少なく軽いので持ち運びには苦労しなかった。
    やはり単行本より文庫本を読むのが正解だな、っていう前置きは置いておいて、本屋大賞を受賞してる作品なんだよね。
    久し振りのファンタジー小説で面白かった。
    1巻目は面白くて読むのが勿体無いと思う程で、独特の地名や民族名、名前を覚えるのに苦労したけど、この独特さも非現実的なファンタジーとして良かった。
    民族間での争いはやはり強いものは強く、大逆転なんてありえないけど、どこかでこの無念さを晴らす出来事は読んでみたかった…侵略者相手だからね。
    犬と深い森に入ったヴァンの後を追う者達も気になるが、争いの元が去

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    2024年04月17日
  • 鹿の王 4

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    ネタバレ

    やはり面白い。最後は想像に任せてという感じだが、ヴァンを取り巻く人々のあたたかさにほっこりする。独角という寂しい哀しいものが背中を覆っていたのに、彼のその人柄が誠実さ優しさが周りの人が彼を放っておかない存在にした。人として素晴らしい人だなあ。もしかしたらそれは妻子を亡くしたことからも来ているのかもしれないけど。

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    2024年04月15日
  • 狐笛のかなた

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    再読 
    巨大なファンタジー群を持つ上橋さんには珍しく独立した和風ファンタジー。
    けれどいかにも上橋さんらしい、大きな存在(国家間の争いとか)に翻弄される主人公たちが、なにを選び、どう生きていくかを描いた物語。

    ラノベ脳的には途中、小夜と野火と小春丸との三角関係になるのかなと思うのだけどそんなことはなく(^^)、
    これは小夜と野火の純愛物語なのだ。
    自分を捨ててでも相手を助けたい。その想いは、終始物語の底に佇む暗い死のイメージの中でひと光の輝きを放っている。

    ラストがまたいかにも上橋さんらしい。
    手放しのハッピーエンドでもなく、かと言ってバッドエンドでもない。
    幸せの中にある彼女らを見る時、

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    2024年04月15日
  • 鹿の王 3

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    感染症をテーマにした壮大なファンタジー

    以下、3巻の公式あらすじ
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    全てを諦めた男と、救いをもとめる医師。二人の運命が交わる激動の第3巻!

    攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという妄執に囚われていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!?
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    これまでの登場人物達が交差したり
    それぞれの思惑や、意図、更なる目的などが入り混じって、より一層面白くなってきた


    全部の感想は最終巻を読んでから

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    2024年04月10日
  • 鹿の王 2

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    感染症をテーマにした壮大なファンタジー

    以下、2巻の公式あらすじ
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    2015年本屋大賞受賞! 命を紡ぐ綿密な医療サスペンス!

    謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!?
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    2024年04月09日
  • 鹿の王 3

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    ネタバレ

    話の展開が面白い。脇役のこれまでの半生をも語ってくれるので、感情移入できる。あと、とにかく主人公のヴァンがかっこいい。最後の若い兵士をまだ子どもだから殺さなくても良かろうと言ったセリフが全てを表してる気がする。これから最後に向かっていく。面白いし楽しみ。

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    2024年04月09日
  • 鹿の王 2

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    やはり面白い。2人主人公がいるような書き方で、どちらの見方も見れて面白い。病が武器って、コロナの時に何か聞いたなあ。

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    2024年04月04日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    何作目かの上橋作品。
    これまでの作品がどれも優しく良質であったので、もうフラットな心では手に取ることが出来ない。どうしても面白い作品を期待してしまう。

    この作品も読み始めからしっかり心を掴んでくる内容になっている。
    多くの上橋作品の根底に共通する世界観(穏やかで自然豊かな非西洋(アジア・オセアニアやアメリカ)の中世風な世界)を持ちながら、それぞれが独特の個性を持ち魅力的な世界。
    優しく、時に強く、親しみやすいのにこちらも個性的で引き込まれる(そしてイライラしない!)キャラクター達。

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    2024年04月02日
  • 鹿の王 4

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    信仰、民族、科学が絡み合っていて、存在しない世界の話でも近しい感覚で読み進めることができた。
    ファンタジーとしては地味な印象ではあるけれど、実に細やかに丁寧に人々が描かれていて飽きることもなかった。

    大国と小国、部族民族、争い憎み合いやがて混ざり合って行く様が切なく暖かかった。

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    2024年03月19日
  • 鹿の王 4

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    鹿の王、読み切った。
    展開も早くどんどん読み進められて、電車で移動する時に読むのにちょうどいい感じ。
    読みやすいけど、話の内容は結構深刻で、人の命、死生観などがテーマのようで、今の自分にとってとても感慨深いお話だった。
    生物の輪廻まで感じる直のファンタジーと思う。
    いい本だった。

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    2024年02月22日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ただのサイドストーリーかと思いきや、本の中の登場人物に更に血を通わせ人間味を表すような内容で、このシリーズにより深みを与えていると感じました。

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    2024年02月04日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    『鹿の王』が面白かったので、上橋氏の他の小説も読んでみたくなり、手に取りました。
    話の展開が早く、どんどんと進んでいくので、気がつけば一気読みでした。

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    2024年01月13日
  • 鹿の王 4

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    ついに完結しました。
    ファンタジーではありますが、それは世界観が架空というだけで、とてもリアリティのある物語でした。
    政治、民族紛争、個人の想い、人の体。
    それぞれが複雑に絡み合って、最終局面に向かっていきます。
    長いですが、良い本でした。

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    2024年01月06日
  • 鹿の王 3

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    だんだん真相が明らかになってきました。
    今まで、バラバラだったピースが一つになります。
    そこには、悲しい民の想いがあります。
    戦は、誰が悪いということはないのかもしれません。それぞれの想いが衝突しているだけ。
    どんな結末が待っているのか楽しみです。

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    2024年01月05日
  • 鹿の王 2

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    2巻ともなると、世界観に馴染んできたので、物語に没入できるようになりました。
    物語も少しずつ進んで来て、面白くなってきました。
    国家、宗教、民。
    いつの時代も同じような問題を抱えています。
    バラバラに見えているピースが、どうなるのか続きが楽しみです。

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    2024年01月04日
  • 鹿の王 水底の橋

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    最後、怒涛の陰謀と種明かし。それぞれの正義がぶつかり合いすぎて混乱するも、最後見事なまとめ方にて、結構悪どいことしてるのに爽やかに着地していて趣深し。ちょいこじつけハッピーエンドなのも、ファンタジーとして◎なんでタイトル、「水底の橋」なんだ???読解力なくてよくわからなかった…
    まぁ、「鹿の王」続編だったけど、個人的には本編の方が好き。

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    2023年12月14日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    風景や状況などの表し方が本当に美しい。
    最近ミステリを読むことが多かったけど、やっぱりファンタジーは没入度がすごい。
    また、上橋さんの作品に触れ、心が綺麗になった気がした…

    登場人物では玉緒が好き。
    血の通ってないような冷血なイメージから、野火と小夜を助けてくれる優しさのギャップがたまらなかった。

    あと、野火と小夜のやり取りは優しくて、愛おしかった。

    あとがきに、心の底にある風景が紡ぎ出す何かを描きたかったとあった。
    それで小説が完成するんだから…次元が違う…

    切ない恋のお話しと聞いていたのでハッピーエンドでは無いと思っていたら、まさかのハッピーエンド。
    心が温まった。

    大切に取って

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    2023年11月01日
  • 鹿の王 水底の橋

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    本編より、この番外編の方が面白かった。

    鹿の王の番外編なのでヴァン達のその後が描かれているのかと思ったら、違っていてそれは期待外れでした。

    本編の方の感想にも書いたが、医療のついては、現代医学をもとに書かれているので、実在する人物の誰かの功績が、物語の中ではホッサル達の発見として描かれているのはちょっと納得できない部分もある。

    でも、色んな人のかけ引きは面白く続きが気になりサクサク読めた。

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    2023年10月13日
  • 鹿の王 3

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    2巻でようやく話が動き出した感じ。

    上橋菜穂子さんの獣の奏者と守人シリーズは、読み始めるとすぐに物語の世界に引き込まれたが、鹿の王はなかなかそうならない。

    今後の展開に期待。

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    2023年09月02日