上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20240512
1冊目を読み進めた時にはこんなに壮大な物語だったなんて思いもしなかった。毎度ドキドキハラハラさせられ、まるでマンガを読んでいるような展開。また、さすが日本医師会の日本医療小説大賞を受賞した作品。病のメカニズムや新薬開発のバックグラウンドが非常にリアルに描写されていた。
剣も矢も人を殺すことには変わりはない。ただ病は人を選ばない。一旦広まれば止めようもなく何の関わりもない人を殺していく。
生き物は皆、病の種を身に潜ませて生きている。そいつに負けなければ生きていられるが、負ければ死ぬ。
当たり前のことだけど、自然の節理、そんな中でも人が大切にすること、したいことは何かを気付かされ -
Posted by ブクログ
ああ〜面白かった!3日かけてじっくり読んだけど、上橋さんがIIまでで一旦完結させたのがよくわかった。一旦完結させたものを深掘りして、エリンや国の成り立ちや歴史について裏付けをなされた感じがまたもう…!新たに生まれたジェシも、再び描かれたイアルやセイミヤがまたいい!イアルがなぜエリンと結ばれたのかがとてもよくわかって似たもの同士なのだなぁと感心。IVも早く読みたい!
p.428 野にあるものを、野にあるようにと願いつづけてきたこと。
愛しい人と添い遂げ、我が子とともに生きたいと願ったこと。
(そのすべてを、わたしは、覚悟のうえで背負ったのだ)ならば、どんな状況が訪れたとしても、道を探しつづけ -
Posted by ブクログ
相変わらず通勤電車の中で読むんだけど、1冊はページ数も少なく軽いので持ち運びには苦労しなかった。
やはり単行本より文庫本を読むのが正解だな、っていう前置きは置いておいて、本屋大賞を受賞してる作品なんだよね。
久し振りのファンタジー小説で面白かった。
1巻目は面白くて読むのが勿体無いと思う程で、独特の地名や民族名、名前を覚えるのに苦労したけど、この独特さも非現実的なファンタジーとして良かった。
民族間での争いはやはり強いものは強く、大逆転なんてありえないけど、どこかでこの無念さを晴らす出来事は読んでみたかった…侵略者相手だからね。
犬と深い森に入ったヴァンの後を追う者達も気になるが、争いの元が去 -
Posted by ブクログ
再読
巨大なファンタジー群を持つ上橋さんには珍しく独立した和風ファンタジー。
けれどいかにも上橋さんらしい、大きな存在(国家間の争いとか)に翻弄される主人公たちが、なにを選び、どう生きていくかを描いた物語。
ラノベ脳的には途中、小夜と野火と小春丸との三角関係になるのかなと思うのだけどそんなことはなく(^^)、
これは小夜と野火の純愛物語なのだ。
自分を捨ててでも相手を助けたい。その想いは、終始物語の底に佇む暗い死のイメージの中でひと光の輝きを放っている。
ラストがまたいかにも上橋さんらしい。
手放しのハッピーエンドでもなく、かと言ってバッドエンドでもない。
幸せの中にある彼女らを見る時、 -
Posted by ブクログ
感染症をテーマにした壮大なファンタジー
以下、3巻の公式あらすじ
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全てを諦めた男と、救いをもとめる医師。二人の運命が交わる激動の第3巻!
攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという妄執に囚われていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!?
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これまでの登場人物達が交差したり
それぞれの思惑や、意図、更なる目的などが入り混じって、より一層面白くなってきた
全部の感想は最終巻を読んでから -
Posted by ブクログ
感染症をテーマにした壮大なファンタジー
以下、2巻の公式あらすじ
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2015年本屋大賞受賞! 命を紡ぐ綿密な医療サスペンス!
謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサル。遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故甦ったのか。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り……!?
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