上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    [ 内容 ]
    タルシュ帝国がせまり、不安がたかまる新ヨゴ皇国。
    皇太子チャグムは罠と知りながら、隣国の救援にむかう。
    海を越え、チャグムのはるかな旅がはじまる。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年06月24日
  • 獣の奏者(1)

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    同名児童小説のコミカライズ。

    某書店でのお試し読みで冒頭数ページを読んでそのままどっぷりはまり、即購入。
    ひさびさにスケールの大きいファンタジーモノにはまった。
    壮大な世界観も緻密な描写も丁寧な話運びも、すべてよい。
    はたして完結までにどのくらいの歳月がかかるか不安になる部分もあるけれど、
    じっくり最後まで描き上げてほしいものです。

    先が気になるので原作を購入しようかどうしようか、迷い中。

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    2010年06月17日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(2)

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    伝説の王獣と触れ合う少女エリンの物語、青い鳥文庫版の第二巻。
    国の権力争いなど、複雑な世界設定が語られているのに、するする頭に入ってくるのが不思議。エリンはとうとう王獣リランと対面。
    「むさぼるように読む」という感覚を久しぶりに味わいました。
    エリンの学友のユーヤンは本当にいい人で、こういう子がたくさんいたら諍いなど消えてなくなる気がしました。
    きっとエリンは作者・上橋さんであり、本好きな全ての少女たちの投影であり、ユーヤンは理想の友人像なのだと思います。

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    2010年07月12日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(1)

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    アニメにもなったファンタジー小説の青い鳥文庫版、1冊目です。
    挿絵がたくさんあり、全ての漢字にふりがなが振ってあるので、かつて挫折した人もこちらなら読めるかも。
    子供向けではありますが活字サイズは普通の小説と同じなので、カバーをかけたら人前でも恥ずかしくありません。
    架空の動物を育てる母子の話ですが、人種差別や戦争など人間の業にも深く触れており、大人が読んでも考えさせられる名作です。
    主人公エリンがジョウンの仕事を手伝う下りは、アルプスの少女ハイジを彷彿とさせ、「こんな風に暮らしてみたい!」とワクワクしました。

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    2010年07月12日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(4)

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    伝説の王獣と触れ合う少女エリンの物語、青い鳥文庫版の第四巻。
    よかれと思ってやったことでも、ささやかな欲でも、それを利用しようと企む者がいれば悪にもなる。世の中の縮図のようでした。
    どんなに誠意を持って接しても、気持ちは正確に伝わらないという事実は人間の親子や友達にも当てはまることで、だからリランがエリンを救う場面は涙がこぼれそうでした。
    イアルのほのかな愛情表現もよかった。
    続編もあるそうなので、いつか手にしたいと思います。

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    2010年06月06日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(3)

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    説の王獣と触れ合う少女エリンの物語、青い鳥文庫版の第三巻。アニメ版をたまたま初めて見た時、おそらくこの物語の中で最も衝撃的な「あのシーン」であり、少々トラウマになっていました。しかし、彼女がどうやってあそこから立ち直ってゆくのか見届けたくて、この可愛らしい絵柄の青い鳥文庫でトラウマを紐解きました。エリンは罪を背負い、傷つきながらも生きています。胸が熱くなりました。

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    2010年06月06日
  • バルサの食卓

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    最近、次々とアニメ化になった話題の人類学者且つファンタジー作家・上橋菜穂子さん。
    彼女の描く物語の緻密な世界観と描写には定評があるが、その根拠となっているのが「ごはん」の描写。
    架空の世界の出来事ではあるけれども、その世界・国々それぞれの地形、気候、歴史、文化、社会的・経済的背景などを説得力のある形で描写する。その一つが劇中の「ごはん」にあらわれてくる。

    『守り人』シリーズにしろ『獣の奏者』にしろ『孤笛のかなた』にしろ、読んだ人はごはんの描写にまず魅かれるだろう。とりあえず、毎回登場人物たちがものすごく美味しそうに食べるのである。異国の食材を用いた、でもちょっと懐かしい感じもするその料理の数

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    2019年01月16日
  • 守り人シリーズ電子版 9.天と地の守り人 第二部

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    良かった!  とにかく良かった!!  全巻読み通してみて、あまりにも陳腐な感想だけど、今は良かった!という以上の言葉が見つかりません・・・・ ^^;  この作品を読んでいる間の没頭の仕方と言い、世界観に対する共感と言い、KiKi のこれまでの読書の No.1 だった「指環物語」とあっさり肩を並べてくれちゃいました。

    3巻という膨大な物語の感想をこんなチャチなブログの1日の記録に書けるものではありません。  でもチャグムの成長も、バルサとタンダの結末も(ちょっぴり胸が痛いこともあるけれど)、トロガイの活躍も、シュガの立ち回りも全てが彼ららしい生き方で「うんうん、そうだよね。  ○○は絶対こうで

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    2010年04月22日
  • 守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部

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    良かった!  とにかく良かった!!  全巻読み通してみて、あまりにも陳腐な感想だけど、今は良かった!という以上の言葉が見つかりません・・・・ ^^;  この作品を読んでいる間の没頭の仕方と言い、世界観に対する共感と言い、KiKi のこれまでの読書の No.1 だった「指環物語」とあっさり肩を並べてくれちゃいました。

    3巻という膨大な物語の感想をこんなチャチなブログの1日の記録に書けるものではありません。  でもチャグムの成長も、バルサとタンダの結末も(ちょっぴり胸が痛いこともあるけれど)、トロガイの活躍も、シュガの立ち回りも全てが彼ららしい生き方で「うんうん、そうだよね。  ○○は絶対こうで

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    2010年04月22日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    ホントにまぁ、このシリーズの著者、上橋さんとは何とすごい人なんでしょうか!!  シリーズが進むにつれ小さな国の大きな世界(サグ & ナユグ)の物語から大きな世界の膨大な世界の物語にどんどん広げていくその手腕にまずは脱帽です。  これまでの作品はシリーズもの・・・・と言いつつも一話完結型の物語でしたが、今作は完結しきらずに To be continued..... という雰囲気たっぷりで著者は筆を置いています。  次への期待感を煽るだけ煽ってここで筆を置き、これに続く「天と地の守り人」が3巻編成。  そりゃあ、これだけ世界を広げちゃったら1冊ですべてをまとめることは不可能でしょう(笑)。

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    2010年04月19日
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人

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    いやはや、作を追うごとに「児童書」というリミッターが外れていくように感じるのは気のせいでしょうか?  もちろんファンタジーというのが「子供向けの荒唐無稽のお話」という分類では決してないことは、よ~くわかっているんですよ。  でも、第1作の「精霊の守り人」を書かれた際の著者と出版社の会話のようなものを見る限りにおいては、それでもこのシリーズの出発点はやはり「児童書」というカテゴリーにあったはずなんですよね(笑)  つい最近発見したこちらのサイトにも書いてあります。  

    この物語の草稿を担当の編集者さんに見せたとき、「あのね、児童文学って、子どもが主人公に心を乗せていける物語なのよ。子どものお

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    2010年04月15日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    チャグムは新ヨゴ皇国の皇太子という立場にありながら、父に疎まれ、宮廷では孤立しがち。
    頼りのシュガは星読み博士で教育係ですが、国のために働くには、チャグムだけに荷担するようなそぶりを見せるわけにはいかなくなっていきます。
    南方の大国・タルシュ帝国の脅威が迫り、サンガル王国から救援の依頼が。
    罠と知りつつも、かって訪問した縁もあって、救援に行きたいと望んだチャグム。
    捕虜になり、タルシュ帝国の圧倒的な力を見せつけられます。
    チャグムを護送するタルシュの密偵・ヒュウゴはタルシュに征服されて衰退したヨゴ皇国の出身。チャグムには見所があると感じるヒュウゴ。
    舟の上で、次第に心通わせる二人ですが…
    バル

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    2010年02月17日
  • 守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部

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    あいかわらず面白い!!
    守り人シリーズと旅人シリーズがここで合体します!!

    チャグムとバルサ両方観れる面白さ★そしてタンダが・・・

    こんな世の中には絶対したくないと感じますよ

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    2010年03月24日
  • 守り人シリーズ電子版 9.天と地の守り人 第二部

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    これだけの話を構想無しで書き上げてるだなんて、なんてこと!!!!
    あの人が気になる、あの人…主人公ではないけれど、あの人がいなくなれば守り人の世界観は乾いてしまう気がする。いなくなってしまうと思うだけで、胃が裏がえるような気分になるなんて。

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    2010年01月17日
  • 獣の奏者(2)

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     ちょっと王獣の姿が分かりづらいかなあ、と思わないでもなかったのですが、1巻から引き続き良作だと思います。小さい頃のイアルの馬車をすり抜けるシーンがちょっと勢い足りない印象もあったりしましたけれど。
     でも表紙と言い、カラーページと言い、綺麗で好きです。エリンの表情の変化が可愛くて良いなー。将来が楽しみです。きっと母親に似た美人さんになるに違いない!

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    2010年01月16日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(4)

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    音無し笛を吹かれたリランだけど、
    やっぱり心の底ではちゃんとエリンを信頼してるんだなと感じさせられる話です。

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    2010年01月15日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(3)

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    アルハンとヨジュの戦いが本格化。
    ダミヤはエリンとリランを戦いに巻き込みます。
    イアルが出てきただけで満足です←

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    2010年01月15日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    ああ面白かった。こんなに本に没頭したのは久しぶりです!

    この本を手に入れた当初は、国の行く末が中心の話であることと、バルサが出てこないことが理由で三分の一ほど読んだ所で放置していました。
    ところがもう一度最初から読み返してみたら、もう止まりません。一晩で読破しました。
    今回のお話は国と国との駆け引きという重厚で複雑な物語なので、守人シリーズのような幻想的で不思議な世界観は、あまり前面へ出ていません。
    しかし、だからこそ、このシリーズの綿密に組まれた勢力図や国の特色などの設定が、蒼路の旅人で十分力を発揮していると思います。
    しかも、相変わらず丁寧で優しさを感じる文章で心地よいです。もちろん食

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    2010年01月14日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    守り人シリーズ第7弾!
    旅人なのでチャグムが主役(バルサ一味は出演なし)ですが・・・
    本当チャグムは若干15歳の少年なのに、考え方は大人顔負けです
    こうゆう帝(総理)がいればもっと日本もよくなるのではないだろうか?
    自分のことは後回しで民のことを思ってくれているのが本当に伝わってくる。
    そしてよいよクライマックスに突入!!天と地の守り人三部作にうつります。
    国を想い民を想ったチャグムは行方不明となる。さてよいよバルサ一味の登場だ~~~!!

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    2009年12月12日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    「旅人」ということで、守り人シリーズの外伝(シリーズ通しでは7冊目)。
    チャグムが頑張ってます!
    今後の展開に目が離せません。

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    2009年12月14日