上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    上橋先生の本ということで嬉々として読みました。
    四半世紀前に雑誌連載したのを手直し、ということで、守人シリーズとおなじ頃と考えると、とても納得できます。
    おそろしくスケールの大きいファンタジーで、とても面白かったです。香君と同じく植物がテーマですが、あちらはどちらかというと人の物語、こちらは世界の物語だとおもいます。
    ☆を一つ減らしたのは、上橋先生が当時未完成だと考えられ、出版を随分と躊躇われた理由と重なるのではないかと思いますが、もう少し世界観の説明が欲しいところがあるからです。上橋先生の作品の場合、最後まで読めばわりとすっきり世界観とかが納得できるんですが、ちょっと消化不良の部分が残ってし

    0
    2026年02月26日
  • 香君1 西から来た少女

    Posted by ブクログ

    子供のときぶりの上橋菜穂子さん。
    児童書だけど、複雑な政治設定が今読んでも魅力的です。まだまだ序章で、アイシャという存在がこの時代をどのように救うのか続きが楽しみです。

    234ページのオリエのセリフが印象的でした。
    「ここに来るたびに、思うの。多くの他者が互いに手を差し伸べあっていることの意味を。弱い者を見放さず、手を差し伸べることが、何を守るのかを」

    0
    2026年02月23日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    まず、この本が新作ではなかったということが驚き。30年近く前、守り人シリーズと同時期に雑誌に連載されていたものなのだそう。
    あとがき「眠りから覚めた物語」に上橋奈穂子さんの思いがぎゅっと詰まっていて、妙に納得してしまった。
    前の「香君」と同様、植物や虫などの自然に対する畏怖を感じずにはいられない。

    ファンタジーには苦手意識があるけど、上橋さんの作品はスムーズにその世界に入っていけるのが不思議。昔の作品で読んでいないものもあるけど、読んでみたくなった。

    0
    2026年02月20日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久しぶりに上橋さんの世界観を味わった。最初は独特のファンタジー設定が頭に入ってこなくて四苦八苦したが、徐々に体に馴染んで、没入していた。
    水に船が浮かぶシーンや、蝶たちが飛ぶシーンは目に映るほど鮮やかで、同じ場所にいる肌触りだった。
    男性、女性のジェンダーについても考えさせられる。少年少女視点なので、初々しい気持ちにもなれた。

    0
    2026年02月19日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    序章 予兆
    第一章 ルクランと鬼火
    一 インガとナシェム
    二 休日の午後
    三 悪い噂
    四 真夜中の鬼火
    第二章 〈永久の祈り〉と呪いの歌
    一 シェーシェム師
    二 真夜中に
    三 ロロ鳥の光
    四 虫干し
    第三章 異変
    一 黒い花が咲くとき
    二 神に選ばれた者
    三 恐れ
    四 光となる繭
    終章 葦の島
    一 生命の巡り
    二 激流の果て

    あとがき 眠りから覚めた物語

    ──────────

    〈神の蝶〉
    〈蝶の影〉
    ラムラー
    ラシェラン国、ラシェラン人とラトゥール人
    降魔士〈カタゼリム〉、魔族〈カタグ〉

    0
    2026年02月18日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    もう少し、世界観に没頭したかったようにも思える。半分くらいまで読んで、これ後半分で終わるのか?と思ってしまった。

    0
    2026年02月15日
  • 鹿の王 水底の橋

    Posted by ブクログ

    深淵で広大なファンタジーでした。
    (この作家さんの本は初めてで、今まで知らなかったのが不思議でした。今回読めて良かった!)
    主人公の、二人が人間味溢れて魅力的で、感情移入します。
    物語も最後の最後まで、2点3点するので、終始飽きさせないです。
    実際に起こっている戦争や人種差別、領土の新略の歴史などが盛り込まれており、ウクライナやロシアの歴史を考えながら読み終えました。
    高校の子供がいたら読んで欲しい一冊です。

    0
    2026年02月13日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    ファンタジー小説といえば上橋菜穂子さん

    間違いないです!

    『守り人シリーズ』『獣の奏者』『鹿の王』など、どれも最高です


    そんな上橋さんが1999年から2001年にかけてある雑誌に掲載し、書籍化のオファーをいただいていたものの、出版する気持ちになれずそのままにしていた物語が『神の蝶、舞う果て』です

    なぜ出版する気持ちになれなかったのかというと、上橋さんはこう述べています

    連載終了後に全体を通して読み直してみて、私は頭を抱えました。
    具体的にはどこが悪いのかわからなかったものの、「この物語は熟していない」と感じたからです。




    私、この言葉に感銘を受けました!
    「この物語は熟して

    0
    2026年02月13日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    『神の蝶』を『蝶の影』から護る役目の降魔士カタゼリムの少年・ジェード、そして彼の相棒である少女るクランに壮大な運命が襲い掛かる長編ファンタジー。
    冒頭から綿密な舞台設定にのめり込み、中盤以降の息つく暇もないほどの怒涛の展開だ。刊行されていなかっただけで、実は上橋氏の初期の作品とあとがきにあり、これまた驚きであった。
    みずみずしさと切実さ、そして世界の雄大さを堪能できる作品だ。

    0
    2026年02月12日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    上橋さんがまだ、若いころに書いたお話し。
    あとがきに詳しく書いてあります。
    確かに、「ん?」と思うところがありましたが、若さというか情熱はひしひしと感じました。
    円熟された最近の作品と読み比べてしまうと、ちょっと物足りない気がしますが、上橋さんの根っこを感じることができ、これはこれで非常に楽しめました。

    0
    2026年02月12日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たのしみにしていた一冊。上橋菜穂子さんは、あとがきでこの物語を「熟していない」と表現していたけど、闇の大井戸や神の蝶の姿を想像して、十分おもしろかった。欲を言えば、もうすこしルクランとジェードについて知りたかったような気もするけど。歌を異なる言語で翻訳して謎がとける瞬間が鳥肌だった。

    0
    2026年02月11日
  • 鹿の王 4

    Posted by ブクログ

    終わり方が、残念だった。ちゃんと書いてほしかった。
    最後まで、どえなるんだ!っていう、期待が続いていました。
    ファンタジーを、想像しながら読み勧めていくのは、私には難しいので、どれくらい読みきれて理解しているのか?と思うくらい、複雑なストーリーだと思った。
    それほどの、ストーリーを産み出している作家さんは、ほんとにすごいです。

    0
    2026年02月11日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    本筋とズレるのでここで書くのだけれど、上橋菜穂子のフィクションの地理とか社会的地位による人間性の書き分けは本当にすごい
    なんで16の男の描写が的確なんだろう

    0
    2026年02月11日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    守り人シリーズ以来、久しぶりに上橋菜穂子の作品を読んだ。本屋で蝶々の栞が付いてるのに惹かれて購入してしまった。
    相変わらずの幻想的な描写で、次の展開は?と思いながら読んでました。
    読み終わった後も自分で理解出来たのか不思議な感じが残ってる。もう一回読み直してみないと内容が理解出来ないかも。

    0
    2026年02月07日
  • 狐笛のかなた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小夜と出会い、助けられた野火。そして、それからずっと小夜のことを遠くから見守り続けた。そして小夜と霊狐の野火決して結ばれないという難しい関係性。
    野火は主から逃れられるのか、恋の行方はと夢中で読み進められました。

    0
    2026年02月05日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    聖なる神の蝶を、魔物である影の蝶から守る役目がある降魔士。その降魔士であるジェードと相棒のルクランのお話。
    本作は、上橋さんを好きな理由が詰まってるなって思う本だった。上橋さんの物語を通して描く「人と人以外の生き物との関係」の考え方が好きなんだなぁと。
    動植物は人ではないから本質は誰にもわからない。
    だからこそ人間は、正解を求めて問い続ける。その答えは誰にもわからないから、それぞれの人なりの解があって。でも人は欲深いから、私欲に走って自分達の都合のいいように考え利用してしまう。そう言った人達に対して主人公達が、共存するには?大切な人を守るには?と迷い、踠きながら最適解を追求していく。その上橋さ

    0
    2026年02月05日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    装丁の美しさに惹かれて手に取る。
    人が生きるということは、その他の命や生態系の上になりたつということ、そういった恩恵無くしては存在し得ないんだということを、繊細で美しいファンタジーの中から感じ取った。

    これが20年以上前に執筆されていて、その後の作品にも影響を及ぼす転機になっているというんだから、未読の作品も読まないわけにはいかない。


    0
    2026年02月03日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    30代の上橋菜穂子氏が書き、60代の氏が修正して出版された本であることを、あとがきで知って驚きました。ずっと読み続けている作家さんですが、どの物語にも感じる、この世とは違う近しい世界との共生、命の尊さ、人も自然の中のほんの一部でしかないということが、この本でもしっかり感じることができました。特にエンディングは涙が止まらず、読後はなかなか現実世界に戻れないほどでした。

    0
    2026年02月02日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

     久しぶりの上橋先生の新刊と思って読み進めると、なんかストーリーが最近の上橋先生っぽくない。
     それもそのはず、守り人と並行して20年前に書かれて書籍化されていなかった作品だから。

     闇の大井戸から神の蝶が飛び立ち、それは人々に豊かさをもたらす。
     その蝶を捕食しに追って飛び立つ黒い魔物を射殺すのが降魔士の役目だ。
     その蝶がいつ飛び出てくるのか分からないが、降魔士ジェードの相方ルクランは、神の蝶が飛び立つ予兆の鬼火に激しく反応し、そのあとに出てくる神の蝶に反応できない。
     なぜそうなるのかはルクラン自身にもわからないが、赤子の時に拾われたが他人とは違う目の色から、出自に秘密があるのだろうと

    0
    2026年02月02日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    美しい装幀に惹かれ、大好きな上橋菜穂子先生の新刊ということもあって、すごく楽しみに読んだ。昔雑誌に連載していた作品らしい。
    人にとって良いものが、全ての生き物にとって良いものとは限らない。人は人とだけ生きているのではなく、他の植物や動物と共にある。生命の巡りについて考えるきっかけとなった。やっぱり上橋先生の作品は最高だ。

    0
    2026年02月01日