上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 IV完結編

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    悲しい結末にはならないでほしい…と願いながら、でも、エリンの選択にはハッピーエンドを想像できなくて、読み進めるのが辛かった。
    最近、この先に辛い展開が待っていると想像すると、読むのに気力が要るようになってきた(苦笑)
    だが、すごくストレートに作者の言いたいことが伝わってきたように思う。この展開でなければ、きっと伝わらない。
    知識を得て考え続け、継承していくこと。
    それが人生であり、歴史なんだと。

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    2025年10月04日
  • 鹿の王 1

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    昔から大好きな著者だが、久々に読み直してもやっぱり面白い。そして不思議な程にするすると読めるのが、いつもすごく気持ちがいい。
    文章から映像が見えるというのは、こういう人の書く文章の事なんだろうな、と思う。

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    2025年09月30日
  • 鹿の王 3

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    ホッサル軸とヴァン軸がついに交わる。上橋作品らしく、登場人物がみなそれぞれに善人なので読んでいて気持ちが良い。ミッツアルの疾患特性も徐々に明らかになっていて面白い。

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    2025年09月27日
  • 鹿の王 2

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    引き続きホッサル&マコウカン、バン&ユナの2軸で物語が進む。感染症が生物兵器である可能性や、未知の中間宿主の存在が示唆され、医療小説としてもますます面白い。

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    2025年09月18日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    夢中で読んだ。これで完結と思うと寂しいけど、温もりを感じるいいラストだった。
    香君とオアレ稲は同一のテーマを持った存在だったのかと、いまさら察した。異界から運ばれてきた『種』で、類稀な能力を持ちながら、この地で芽吹いた存在である以上は周囲と手を取り合って生きなければいつか滅びをもたらす。オアレ稲も香君も、遠い未来にはこの地になじむのだろうか。
    それはそれとして推しカプ結婚した。

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    2025年09月14日
  • 香君1 西から来た少女

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    たぶんアジア、古代くらいの世界観なのかな。
    少女の冒険目当てで読み始めたんだけど、農政の話がかなり具体的でおもしろい。まだ本当に序盤で、これからどんどん話が広がっていくのだろう。はやく次巻を買いに本屋さんに行かなきゃ!

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    2025年09月11日
  • 鹿の王 1

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    人畜共通かつヒト-ヒト感染しないらしい感染症ミッツアルを巡る物語。銃火器が登場しない時代だが、ワクチンや血清の考えかたが登場する。恐らく免疫を持っていたゆえに感染を免れ生き延びたバンと、ミッツアルを研究する医師のホッサルの2つの軸で話が進む。続きが楽しみ。

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    2025年09月10日
  • 鹿の王 4

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    読み終わった!
    世界観素晴らしいしずっと楽しく読めるんだけど、前半の医学知識部分が現代人からすると当たり前すぎて冗長に思えてしまった。
    ハッピーエンドでよかった。

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    2025年09月09日
  • 精霊の木

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    「精霊の守り人」の作者とは思えない拙い文章…SFで近未来を書きたいのか知らないけど、主人公達の説明口調がひどい。「あら料理してくれたの?」「クッカーが作ってくれたものを並べただけさ」じゃなくて、クッカー(自動料理機)でよくないか?、逃げている途中なのに敵に向かって説明しすぎではないか?などひっかかる部分はあり半ばまでは我慢しながら読んでいた。
    でも、後半はグングン惹きつけられたし最後にはどうしようもなく胸を打たれてジワーッと泣いてしまった。(でも文で今何がどうなってるのか分かりにくい部分はあった…!!)
    デビュー作だったのか…!
    うーーん!!!!!読みにくいのにおもしろかった…!!うーーーーん

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    2025年09月09日
  • 香君3 遥かな道

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    オアレ稲に虫害が発生し、虫害は藩王国を超えて帝国の中にまで広がっていく。そんな中、更なる虫害が物凄いスピードでこの国を襲う。

    オアレ稲を食べる恐ろしいバッタとアイシャ達の追いかけっこの臨場感が凄くて、寝る時間を惜しんで夢中になって読んだ。

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    2025年09月07日
  • 香君2 西から来た少女

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    この国の神である香君のオリエは、何の力もないただの美しい人間であることを知ったアイシャは、オリエとマシュウと共に、この国が抱える問題を解決すべく、動き出す。

    物語が少しづつ動き出し、どんどん面白くなってくる。この小説は何より物語の設定が面白い。

    奇跡の穀物と呼ばれているオアレ稲。痩せた土地でもぐんぐん育ち、年に何度も収穫出来て味も良い。病虫害に強く、連作障害も起きないが、オアレ稲を育てた土からは、オアレ稲以外の穀物は育たなくなる。
    普通に育てたオアレ稲からは種籾を取ることが出来ず、種籾は帝国からのみ支給される。

    帝国はオアレ稲を政治の道具にして、自らコントロール出来ない程に領土を広げ、繁

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    2025年09月07日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    外伝もおもしろかったです。
    本編を再読したくなること間違いなしです。

    大人になってから獣の奏者シリーズを読んだ人が味わえる感動があります。

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    2025年09月06日
  • 鹿の王 2

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    うわー続きが気になる!
    ホッサルとマコウカンはどうなるの?!
    サエとヴァンは?!ユナは無事?!
    この勢いで駆け抜けたいと思います。

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    2025年08月22日
  • 香君4 遥かな道

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    大河ドラマのような、農業と政治が関わる歴史ファンタジー。義母に勧められて読んだ。普段読まないジャンルでありながら、時間があったので一気に読んでしまった。
    知識を持つことで、新たな道が見つけられ、個々が判断を下せる。
    一方、より多くの人々を動かすには知識の深さや正しさよりも、権威が有効で、ある種盲信させることで結果的に全体を救うことができる。

    人間という生き物が自然界にもたらしている多大な影響とそれが引き起こす災害。ついつい科学技術の発展などで考える問題だけれど、ただ稲作を行うくらいの話でも、十分にこれだけの出来事が存在しうるのだと実感した。

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    2025年08月14日
  • 香君3 遥かな道

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    災害の発生により緊張感のある展開。
    人の生活は他の動植物がただ生きているのとは全く違う影響があるんだなあと改めて強く思った。

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    2025年08月14日
  • 香君1 西から来た少女

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    まだ序章なのでこの先に期待。結構回想などによるカットインが多いのと、漫画的な心の声の描写があるのが慣れない。

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    2025年08月14日
  • 命の意味 命のしるし

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    机上の人ではなく、歩いて意味を探す人。
    意外な出会いが、良い味を出していました。
    道なき道を歩くのって、面白いよね。自分が体験してどう感じるかがいちばんの焦点になる。

    日常、ワンチャンスはまぐれみたいな言い方で使われるけど、この症例は今このときしかない、必ず次に活かすという意味に思えた。

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    2025年08月10日
  • 鹿の王 1

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    わくわくわくわく
    解説にも書いてあったけど、視点の切り替わるタイミングずるい!前章の主人公に後ろ髪引かれながら読み進め、新しい主人公に完全に気持ちが乗った段階でまた切り替えるんだから!!
    動物の可愛さと美しさと愛おしさにもしみじみしちゃう。(ユナも)
    引き続き、上橋菜穂子ワールドを楽しみたいと思います。

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    2025年08月07日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    上橋菜穂子さんの守り人シリーズ外伝。主人公のバルサも偉大なる呪術師トロガイも出て来ない。もう1人の主人公ともいえるチャグムが活躍する。シリーズの中でバルサとチャグムのバランスが絶妙である。今回は新ヨゴ国の皇太子としてサンガル国の王位継承の式典に呼ばれたチャグムがサンガル国の危機を救うべく立ち向かう。チャグムの成長を感じられる。チャグムと同い年のサンガル国の王子、タルサンとの対比も秀逸。

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    2025年08月03日
  • 香君1 西から来た少女

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    ファンタジー小説で大切なのって場面をいかにイメージさせられるかだと思う。
    それが凄くスムーズにできたし、そういう書き方をされているのかなと感じた。

    楽しかった。

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    2025年07月29日