上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    第一部を読み始めたのは
    確か 昨日の夜でした

    そのあと
    寝るとき と 食べているとき と お手洗い
    犬の散歩 とき以外は 
    すっかり はまりこんでしまって
    次の日の午後には 
    バサラが傷の癒えかかったタンダを抱えて小屋の近くの大木に身を預けるとこになっていました

    久しぶりに 一気読み を 経験しました

    ずっと 昔に
    「指輪物語」で経験した 至福の時を堪能させてもらいました

    これは
    もう一度 ゆっくり 再読したい
    シリーズの一つになりそうです



     

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    2015年08月03日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    何が「善」で
    何が「悪」なのか
    誰が「強者」で
    誰が「弱者」なのか

    読んでいるときも
    じっくり考えさせてもらい
    読み終えたあとも
    じっくり考えさせてもらえる

    読みながら
    自分の これまでの 人生を
    振り返させてもらったり

    読むこと
    想像すること
    納得すること
    共感すること
    思い入れること

    実に
    贅沢で 素敵な
    時間を持たせてもらいました

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    2015年07月24日
  • 明日は、いずこの空の下

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    国語の教科書みたい!なつかしい!!レイアウトや読み仮名ふってあるかんじが、まさにそれ。

    すごく穏やかな気分になれる。
    旅行が好きだなあ、言葉が好きだなあってあらためて思う。
    未知のものを前にして、ドキドキする感じを、久しぶりに感じたいなあって思った。旅行に行きたい。

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    2018年07月05日
  • 明日は、いずこの空の下

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    ネタバレ

    上橋さんの小説以外の本が出版されるようになり、創作のバックボーンや、細やかな感性をうかがい知ることができて、とても興味深く読みました。
    簡潔な文章なのに、的を得た表現。すばらしいエピソードの繋げ方。
    たとえば暗闇について書かれた「月の光に照らされて」は、リンドバークのことばからはじまります。こどもの頃体験した実家のある野尻湖の暗闇、「分かる」はなぜ分の字をつかうのか、たそがれのこと、そして、さいごにオーストラリアで見た圧倒的な日没。これだけのエピソードがたった8ページのなかで、なめらかに繋がっていくのです。
    体験と、思いと、確かな知識が表現された、極上のエッセイだと思いました。
    ご一緒に旅した

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    2018年12月16日
  • 物語ること、生きること

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    ネタバレ

    上橋さんはほとんどぜんぶ読んでいるけれど、上橋さん個人のことは、対談などでうかがい知るほかは何も知りませんでした。こどもにも読めるように平易に書いてあるのに、大人が読んでも面白い。上橋さんの描く物語には、これだけ重厚なバックボーンがあったのだと、驚きの連続でした。世界観や地球環境、現代の社会問題なども、人類学者としての目線でさらりと語られていましたが、ことばを選ぶのは難しいはずです。
    上橋さんが古武術によって身体の動きを知っていたので、バルサの殺陣も息を呑む緊張が生まれていたのだと、あらためて知りました。
    物語を聞かせ続けてくれたおばあさま、好きでたまらなかった本。必死になって身体を動かし続け

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    2016年01月16日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんが作家になるまでの生い立ちを、インタビューして本にしたものです。
    だから、上橋さんが書いた本ではなく、まさに上橋さんの本!ってことになりますね。

    小説を書く時に、嘘をつきたくないという言葉がとても印象に残りました。
    ファンタジーを書いてるから、嘘の部分もあるんだけど、根っこの部分では嘘をつきたくないんだそうです。
    上橋さんが書くものは全て実体験に基づいているから、こんなにも心を揺さぶる小説が書けるのか!上橋菜穂子さんの謎がひとつ解けました。

    この本は、インタビューだからなのか、本当に上橋さんが話してくれていて、それを聞いている感覚になります。
    人柄もよく伝わってきました。

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    2015年06月15日
  • 獣の奏者 IV完結編

    ネタバレ 購入済み

    子供に勧められて夢中になりまし

    とても面白く、感情移入できる、考えさせられる作品です。
    王獣の絵はありませんが、どうしてもその容姿がずんぐりむっくりの大きくてまん丸の巨大なペンギンの様な姿しかイメージ出来なくて(^^;;
    最後は家族全員と王獣達が平和に暮らせる事を願いつつ読んでいたのですが…


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    2015年06月06日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    守り人シリーズの完結編。
    精霊の守り人であのとき決めた道をただまっすぐに歩くチャグム。
    そしてバルサも、チャグムを送り出し、少しずつ変化が。
    読まないと人生の90%は損します!

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    2015年05月31日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    カミとの絆を紡ぎ続けられなかったヒト。そして今の世界がある。これがヒトとしての現実。
    初期の作品ということだけれど、最近の作品に通じるものは感じられる。

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    2015年05月11日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ネタバレ

    これは、私たちの物語。

    舞台が古代日本でも、隼人にフォーカスがあてられていても、だからこそ、わたしたちに連綿と続く歴史の物語。

    主人公のナカダチは、カミ殺しを依頼される。
    ナカダチの母は山の神にみいられ、子であるナカダチを生んだが、不幸になった。
    ナカダチが母を背負って旅をして、それが遺体になっていたことに気づくくだりは、彼のさみしさを際立たせる。
    彼の異能の力を役立たせるため、カミ殺しを依頼されて訪れた先にはカミンマという一人の少女がいる。カミンマ、神と人の境界の存在のこと。
    月のものが訪れた女性にしかなりえない、神の声をきくもの。あわいに立つもの。
    キシメはなぜ自分たちがカミ殺しを考え

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    2015年05月03日
  • 明日は、いずこの空の下

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    上橋さん好きならたまらないと思うこのエッセイ!
    エッセイの中にも物語に対する上橋さんのあったかい思いが溢れていて読んでいるこちらまでじんわり心があったかくなった。
    そして以外と上橋さんがお茶目なんだなと知ってより一層好きになった。

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    2015年04月19日
  • 物語ること、生きること

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    H27.2.18
    上橋さんの生き方そのものが物語のあちこちに展開されている。体験にそって、言葉に換えられているというのは臨場感溢れていて引き込まれる。

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    2015年02月19日
  • 物語ること、生きること

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    物語を書いてみたいと、作家になりたいと読書が好きな子供なら一度位は思ったことがあるのではないだろうか。

    それでも読む側のままの人と、物語を生み出す人の違いってなんだろうと思ってた答えが、この本からおぼろげに見えてきた気がする。

    自分の好きなこと、興味があることを突き詰めて行く強さ、一歩を踏み出す勇気。上橋さんは家でぬくぬくミルクティーを飲んでいたいタイプといいながら、毎回悩みながらも自分で自分を鼓舞して、温かい場所から抜け出し、自分を新たな場所へ運んでいる。

    「経験は大切です。でも、べつに、人と違うことをたくさんしなければいけないということではなくて、むしろ、人と同じことをしていながらわ

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    2015年02月11日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    (2015年2月1日 再読)

    チャグムとシュガにぼろ泣きの私。
    バルサとタンダに涙止まらない私。
    こんなに泣いたっけ?

    好きなキャラは勝手に自分で好みの俳優をキャスティングして読んだので、おもしろかった。
    原作には絶対敵わないけど、ドラマも楽しみです。

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    2015年02月01日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    (2015年1月25日 再読)


    シリーズ通して、この話がいちばん好きかも!やっぱり!
    チャグムがとても聡明で勇敢で清廉で、なのに弱くて危うくて青い。
    その強かさとナイーブさがたまらないです。

    実写ドラマ化という話を聞いてから、チャグムは神木隆之介くんのイメージしかないんだけど、どうにか実現しないかな。
    精霊の守り人からは無理としても、この蒼路の旅人は15歳...なんとかいけんじゃない?

    最初からチャグムが好きなので、むしろ旅人シリーズが好きなので、彼のこの成長と活躍はすごい痺れます。
    今回出番は少ないけど、シュガも好き!
    天と地の守り人も一気に読むぞー!

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    2015年01月25日
  • 精霊の木

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    上橋菜穂子さんのデビュー作。読むのは3回目くらいです。やっぱり面白い!リンガラー・ホウ〈精霊の木〉とか、アガー・トゥー・ナール〈過去を夢見る者〉とか、言い方が好き!!ロシュナールの〈母たち〉が、957年の月日を経て、リンガラー・ホウの種を求めて〈精霊の道〉をやってくる。「アガー・トゥー・ナール、夢見ておくれ、この夕方を。そして、であっておくれ、リンガラー・ホウに」まだ見ぬ子孫に未来への希望を託すドン。また次に〈精霊の道〉が開くとき、誰かがロシュナールの思いを継いで、リンガラー・ホウを守っていますように。

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    2015年01月18日
  • 明日は、いずこの空の下

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    やはり上橋菜穂子さんのエッセイは面白い!!ひとつひとつのエピソードが好奇心と発見と優しさに溢れ、世界をすぐ近くに感じました。
    ああ、もっとたくさんの作品を受容し、たくさんの人に出会い、もっともっといろんな世界を見てみたいなあ。

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    2015年01月10日
  • 明日は、いずこの空の下

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    上橋さんの著作を読んでいたときはもっと物静かな印象だったけど、こんなにバイタリティー溢れる人なんだ~、と驚いた。

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    2015年01月07日
  • 物語ること、生きること

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    自分がどうして上橋さんの本を好きなのかよくわかりました。私自身、大学で史学に在籍しながらも、卒論で書きたいテーマを教授に相談したら「それは民俗学ですね」といわれたことを思い出しました。

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    2015年01月03日
  • 獣の奏者 全5冊合本版

    購入済み

    リディオで読めるようになった!

    大人も子どもも読んでおきたい作品。ストーリーそのものが完成度が高いし、さらに、実際の歴史を読み解く視点を養う良い作品だと思う。合本版はとても嬉しい。

    以下は、以前のコメント。

    普段はリディオで読むが、たまたまスマホから購入したら、合冊のものは、リディオで読めないことが判明。
    合冊は、電子書籍ならではの利点だと思うのに、何でリディオで読めないのか。

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    2015年03月08日