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Posted by ブクログ
素晴らしい作家さんに出会えたことに感謝。
『ゲド戦記』に通じるものを感じる。
作者がアボリジニや沖縄の古老との出会いの中で感じたもの。
人間は地球に生かされているもののひとつであることを感じることができればゆったりと呼吸ができるかもしれない。
現代文明が間違った方向に行かないように精霊が語りかけてくる。
清潔で快適、できれば楽して生きたいのも本音だし、悪くないと思う。
さて、それでは私にとって楽な生き方とはどんな生き方なの?
それは隣の人とわかりあい、分かち合えるやり方なの?この作品で子どもたちが経験したことは私が日々考えていくことに通じている。
Posted by ブクログ
「精霊の守り人」の作者とは思えない拙い文章…SFで近未来を書きたいのか知らないけど、主人公達の説明口調がひどい。「あら料理してくれたの?」「クッカーが作ってくれたものを並べただけさ」じゃなくて、クッカー(自動料理機)でよくないか?、逃げている途中なのに敵に向かって説明しすぎではないか?などひっかかる部分はあり半ばまでは我慢しながら読んでいた。
でも、後半はグングン惹きつけられたし最後にはどうしようもなく胸を打たれてジワーッと泣いてしまった。(でも文で今何がどうなってるのか分かりにくい部分はあった…!!)
デビュー作だったのか…!
うーーん!!!!!読みにくいのにおもしろかった…!!うーーーーん…。今の文章力で書き直して欲しい気持ちと、このまま置いておいて欲しい気持ちがある。
物語の根底のテーマもすごくいいのに本当に読みにくい。勿体無い
Posted by ブクログ
精霊の木 080327 上橋菜穂子
「自由だとか平等などは始めからあるものでなく人が創るもの」
「何事もなく平安に死ぬか責任とわずかな希望を持って生きるか?」
「精霊(精神)といる限り天と地の間のすべてと非土地であると感じていられる」
精霊は神ではなく魂の片割れで生まれた後に出会うものだという
歪みだらけの現実世界をつくりだしている人間が自分自身を傷付けることで
その対極と出会うというパラドックスな相対世界を浮き彫りにしている
を描いた物語
精神は湖の矛盾によってのみ磨くことができることを描こうとしているのだろう
現在地球上で起こっている見るに堪えないあからさまな憎悪と差別
我欲恐怖政治アメと鞭による支配と服従
すべては視野の狭さからくる恐れによって吹き出す
暫定的ハッピーエンドで幕を閉じているけれども
人類が同じ過ちを繰り返している学びの薄さと
その命が肉体と魂と神なる部分からなる相対世界にあることを伝えている
20170101
改めて読んで
上橋さんは精霊の守り人で脚光を浴びましたが
院生で沖縄のフィーウドワークをしていた当時に
この処女作を書き上げたのだそうです
当時は売れなかったようですが
今になってファンの要望に押される形で
15年前のものをリメークすることになったのがこの本だといいます
確かに学者としての思想が滲み出していますし
強い者勝の商業主義の中で全体観や信頼関係がそこなわれ
組織的強欲のウソと秘密によって見事に政府を乗っ取られ
社会の舞台裏で押し潰されていく純真な人々の存在を明らかにするために
社会に一石を投じたいということが目的の大きなファクターだったのでしょう
それだけに劇的にプロ化されたエンターテイメントとしてではない
深みのある生活感の中での表現になっているのだと思います
宇宙空間に舞台を移しただけで
正に歪んだグローバリズムや新世界秩序という今の時代を
生き写しにしたようなおぞましい内容です
最も私は一人ひとりの人間が次元の違う意識状態に成長しない限り
宇宙空間に飛び出せないと考えていますので
今のような依存意識の状態のままで
宇宙を手玉に取ることはできないと思っています
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