精霊の木

精霊の木

小説・文芸
1,320円 (税込)

6pt

地球の環境悪化でナイラ星に移住した人類。その子孫が、滅びたとされている先住民の謎に迫る。上橋菜穂子のデビュー作。精霊の守り人や鹿の王、獣の奏者などで知られる日本ハイファンタジーの第一人者、上橋菜穂子の記念すべきデビュー作。

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精霊の木 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上橋菜穂子さんのデビュー作。読むのは3回目くらいです。やっぱり面白い!リンガラー・ホウ〈精霊の木〉とか、アガー・トゥー・ナール〈過去を夢見る者〉とか、言い方が好き!!ロシュナールの〈母たち〉が、957年の月日を経て、リンガラー・ホウの種を求めて〈精霊の道〉をやってくる。「アガー・トゥー・ナール、夢見ておくれ、この夕方を。そして、であっておくれ、リンガラー・ホウに」まだ見ぬ子孫に未来への希望を託すドン。また次に〈精霊の道〉が開くとき、誰かがロシュナールの思いを継いで、リンガラー・ホウを守っていますように。

    0
    2015年01月18日

    Posted by ブクログ

    素晴らしい作家さんに出会えたことに感謝。
    『ゲド戦記』に通じるものを感じる。
    作者がアボリジニや沖縄の古老との出会いの中で感じたもの。
    人間は地球に生かされているもののひとつであることを感じることができればゆったりと呼吸ができるかもしれない。
    現代文明が間違った方向に行かないように精霊が語りかけてくる。

    清潔で快適、できれば楽して生きたいのも本音だし、悪くないと思う。
    さて、それでは私にとって楽な生き方とはどんな生き方なの?
    それは隣の人とわかりあい、分かち合えるやり方なの?この作品で子どもたちが経験したことは私が日々考えていくことに通じている。

    0
    2014年04月11日

    Posted by ブクログ

    著者上橋菜穂子さんの処女作だったんですね…。専門の文化人類学の視点を隠れたテーマとした大人も楽しめる少年小説でした。エリン…。

    0
    2012年01月22日

    Posted by ブクログ

    本当に、本当にたくさんの人に読んで欲しい。思い出すと涙が出ます。
    この本を読んで、もっと上橋さんの本を読んで見ようと思いました。

    0
    2010年11月28日

    Posted by ブクログ

    SL 2026.4.16-2026.4.19
    上橋菜穂子さんのデビュー作の新版。
    さすがにデビュー作らしい拙さはあるけれど、この作品にこめられた想いを今でも大切に書き継いでいるのがわかる物語だった。

    作者のあとがきから、
    「インディアン」のように事実とはちがう色合いに塗り込められた歴史をあばく物語。
    人間よりも自然のすべてを覆っている〈法〉のほうが大事。
    人間や先進国の人々に対する厳しい眼と、それでも優しさも信じたい想いが伝わってくる。

    0
    2026年04月20日

    Posted by ブクログ

    「精霊の守り人」の作者とは思えない拙い文章…SFで近未来を書きたいのか知らないけど、主人公達の説明口調がひどい。「あら料理してくれたの?」「クッカーが作ってくれたものを並べただけさ」じゃなくて、クッカー(自動料理機)でよくないか?、逃げている途中なのに敵に向かって説明しすぎではないか?などひっかかる部分はあり半ばまでは我慢しながら読んでいた。
    でも、後半はグングン惹きつけられたし最後にはどうしようもなく胸を打たれてジワーッと泣いてしまった。(でも文で今何がどうなってるのか分かりにくい部分はあった…!!)
    デビュー作だったのか…!
    うーーん!!!!!読みにくいのにおもしろかった…!!うーーーーん…。今の文章力で書き直して欲しい気持ちと、このまま置いておいて欲しい気持ちがある。
    物語の根底のテーマもすごくいいのに本当に読みにくい。勿体無い

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    守り人シリーズ、獣の奏者から上橋菜穂子さんに魅了されこちらを読みました。
    知らない、見たこともない世界なのに目の前にあるような壮大な景色に圧倒されました。
    とてもおもしろかったです。

    0
    2024年10月22日

    Posted by ブクログ

    久々、死について考える時の、何処かに吸い込まれそうな感覚を思い出した。
    頭の中で考えるより、とにかく俺も生きていることが好きだっ。

    0
    2013年01月29日

    Posted by ブクログ

    精霊の木 080327 上橋菜穂子

    「自由だとか平等などは始めからあるものでなく人が創るもの」
    「何事もなく平安に死ぬか責任とわずかな希望を持って生きるか?」
    「精霊(精神)といる限り天と地の間のすべてと非土地であると感じていられる」
    精霊は神ではなく魂の片割れで生まれた後に出会うものだという

    歪みだらけの現実世界をつくりだしている人間が自分自身を傷付けることで
    その対極と出会うというパラドックスな相対世界を浮き彫りにしている
    を描いた物語
    精神は湖の矛盾によってのみ磨くことができることを描こうとしているのだろう
    現在地球上で起こっている見るに堪えないあからさまな憎悪と差別
    我欲恐怖政治アメと鞭による支配と服従
    すべては視野の狭さからくる恐れによって吹き出す
    暫定的ハッピーエンドで幕を閉じているけれども
    人類が同じ過ちを繰り返している学びの薄さと
    その命が肉体と魂と神なる部分からなる相対世界にあることを伝えている

    20170101
    改めて読んで

    上橋さんは精霊の守り人で脚光を浴びましたが
    院生で沖縄のフィーウドワークをしていた当時に
    この処女作を書き上げたのだそうです
    当時は売れなかったようですが
    今になってファンの要望に押される形で
    15年前のものをリメークすることになったのがこの本だといいます
    確かに学者としての思想が滲み出していますし
    強い者勝の商業主義の中で全体観や信頼関係がそこなわれ
    組織的強欲のウソと秘密によって見事に政府を乗っ取られ
    社会の舞台裏で押し潰されていく純真な人々の存在を明らかにするために
    社会に一石を投じたいということが目的の大きなファクターだったのでしょう

    それだけに劇的にプロ化されたエンターテイメントとしてではない
    深みのある生活感の中での表現になっているのだと思います

    宇宙空間に舞台を移しただけで
    正に歪んだグローバリズムや新世界秩序という今の時代を
    生き写しにしたようなおぞましい内容です

    最も私は一人ひとりの人間が次元の違う意識状態に成長しない限り
    宇宙空間に飛び出せないと考えていますので
    今のような依存意識の状態のままで
    宇宙を手玉に取ることはできないと思っています

    0
    2017年01月08日

    Posted by ブクログ

    小学生の時に読んだのを再読。
    児童書のコーナーに入るのはすこし勇気がいりました;笑

    やはり上橋さんの小説は素晴らしいですね。
    ファンタジー好きにはたまらない。
    そして、この作品は上橋さんの小説の中でも特に考えさせられる要素があります。守人シリーズはもちろん大好きだけど、メッセージ性はこちらの方が上だし、わかりやすい。
    上橋さんが民俗学の先生であるからこそ書ける小説だと思います。

    0
    2011年08月01日

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