上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    本人視点の旨味を活かした戦闘/喧嘩シーンがいい。人を殴る、切ることがどう自分に返ってくるかを描く話は少ない。
    児童書は特に、本当は大事なそういうことを甘く描きがちだけれど、さすが上橋菜穂子、スイスアーミーナイフを持ち歩く現実主義者である。

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    2015年09月19日
  • 明日は、いずこの空の下

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    ネタバレ

    文化人類学者と二足のわらじをはく上橋さんの
    海外旅行のエッセイ。
    小説や色々なエピソードのつなげ方が素晴らしいと思いました。
    アクティヴなお母さまも素敵です。


    実は上橋さんの小説を読んだことがないのです。
    ファンタジーとか、あまり読まなくて…

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    2015年09月08日
  • 守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者

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    当たり前のことですが
    その人には
    幼児期があり
    児童期があり
    青年期があり
    そして
    成人になっていく

    かくてこそあれ
    と思ってしまう
    「守り人」シリーズの
    登場人物たち

    ますます
    彼らたちに
    愛着を持ってしまう
    そんな
    短編集です

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    2015年09月01日
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編

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    物語としてはむろん
    哲学書としても読めたり
    武道術の本としても読めたり
    人生指南の書としても読めたり
    歴史書としても読めたり
    現代の社会問題を読み解く書としても
    読めたり

    百人の人が
    百通りの読み方を
    することができる
    そんな「守り人」シリーズ
    ですね

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    2015年08月18日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    呪術師は…〈はずれた者〉だった。死に深くかかわるもっとも穢れた者でありながら死の淵から魂をとりもどす力をもつ者。もっとも穢れた者だが、大いなる力をもつ者として、身分の外に身をおいていた。人に呪いをかけて金をもらう穢れた者と怖れ、きらわれながら、一方では、医術師にも見放された者が、最後にすがるのは、呪術師だった。

    きちんと
    呪術師への悲哀も含めて
    その存在の意味が書き込まれている

    呪術師に限らず
    物語に登場する
    どんなに些細な者へも
    きちんと愛情が注がれている
    単純に 悪 とか 善 とか
    言い切れない
    その細やかさが
    素敵です

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    2015年07月30日
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人

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    自動車も飛行機も
    冷蔵庫もエアコンも
    電気もガスも
    ない
    江戸の時代を背景に
    時代小説が

    親子の愛情、恋愛感情
    人が生きること
    人が悩み続けること

    よりクリアーに
    描ける
    描いているように

    ファンタジー小説だからこそ
    描ける
    人間だからこそ持ってしまう「情」
    人はなぜ生きるのかの「哲学の命題」
    が あるのだなぁ


    「守り人」三作目で
    より思うようになりました

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    2015年07月29日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    古代の風景が見えるような描写。とくに山や川になった感覚が伝わってきました。
    カミとともにありたかった…けれど人は変わっていく。
    仕方ないことなのか、それともそれを拒否して自然とともにありつづけることができるのか。
    自分がその時代にいたのなら、どんな道を選ぶのだろうと考えてしまいました。

    変えてはいけないものがあるけれど、変わってしまうのが人の世の常。
    だけど、有り方は変わってしまってもずっと忘れずに大切にしていきたいものがある。
    そんなことを思い出させてくれる作品でした。

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    2015年07月28日
  • 物語ること、生きること

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    著者の自伝的なお話。子供の頃から今に至るまでを物語る。勇気が出た。もっと自由に考えて、一歩踏み出してもいいんじゃないかと思えた。まだ遅くないかな。どうすれば開けるのかわからないけど、できることを考える。できないできないと諦めて、勝手に落ち込んで、周りに八つ当たりするのをやめたい。自分の環境を再確認して、悩むのではなくもう一度考え直す。読書は学ぶためと言いつつ、でもやっぱり基本楽しむものだ。私にとって。自分の一歩を考えよ。

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    2015年05月01日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ふわふわと掴みどころがなく、蛇や鬼が出てきて禍々しく感じてしまう日本の伝説は苦手で。淡々と出来事が綴られていることも原因だったのかも。
    この物語は、人間側から見たカミに対する畏怖や邪魔だと思っている様子も描かれていて、立体的に感じることができた。
    とても悲しい物語ではあるけれど、カミと人間の関係を感じることができ、読んで良かった。

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    2015年04月21日
  • 明日は、いずこの空の下

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    ネタバレ

    上橋先生のエッセイ。
    期待以上に面白かった。

    自分も十代の頃『指輪物語』を読んでどっぷりはまったクチだ。
    辛い旅の中でレンバスや時々誰かの家で食べるご馳走、
    そしてサムが作る料理がとても印象的なのだ。
    頑固に鍋を持ち歩き、危険を顧みず火を熾して料理をしてきたサムが
    遂に鍋を捨てる。彼の料理のことを、フロドが覚えていないという、それほど消耗している。
    食べることが大好きなホビットが。
    映画ではカットされているけれど、本当にこれは重要なシーンなのである。

    上橋先生も、物語の中に出てくる食べ物を大事に丁寧に描かれている方だ。
    羽海野チカ先生の漫画にも、食べ物はたくさん出てくるなと思い返した。

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    2015年05月02日
  • 物語ること、生きること

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    2015年2月22日
    私も物語を書いてみたい。
    そして書き始めている。
    岡田淳さん曰く低空飛行でも飛び続けること。離陸はパワーがいるから。
    上橋菜穂子さんのようななフィールドワークも古武術もしてない私は物語に遠いかなぁ。
    でも今書いている物語を終わりまで書き続けてみようかな。この本に後押しされたから。

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    2015年02月22日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    上橋菜穂子作品としては、スケールの大きさはないが、神秘的な描写、メッセージ性はさすが。人を選んではいけない、という言葉にハッとした。

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    2015年01月19日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんが作家になるまでの歩みをまとめた1冊。
    「おばあちゃんとわたし」という子供の頃の上橋さん(めっさ可愛い)が登場するお話から始まるこの本は、上橋さんがとてもたくさんのものへの憧れを持っている人であること、臆病な自分を何とか奮い立たせて世界を広げてきたことを教えてくれる。
    どのエピソードもキラキラと輝いていた。
    上橋さんは「靴ふきマットの上でもそもそしているな!」と自分自身に活を入れるそうなのだけど、実際に靴ふきマットの外に飛び出すのにどれほどの勇気が必要なのか。
    やはり臆病者の私には勇者にしか見えないのだった。
    だからこの本を上橋菜穂子さんという1人の勇者の物語として私は読んでしま

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    2015年01月18日
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編

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    (2015年1月12日 再読)

    「ホビット」の完結作を見に行かねばと思って、1,2作目を見直しているのだけど、なんだかちょっと「ホビット」や「ロード・オブ・ザ・リング」と重なるところのあるお話だよね。

    恐ろしい神力を得た少女アスラめぐって、様々な追手から逃れ、罠にかけられ、それでもタルハマヤに魅入り蝕まれていくアスラを救おうとするバルサ。
    ずっと息苦しくて、心が重く沈むようなお話ですが、きっとアスラはマーサの下で一生懸命生きていってくれると思います。

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    2017年11月18日
  • 明日は、いずこの空の下

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    やっぱり上橋さんは好きだなぁ。生まれ変わるなら、文化人類学者になりたい、といつも思う。また旅がしたくななった。世界の半分も知らない、というエッセイに少し目が開いた。沢山の国に行ったけど、まだまだ見てない。スコットランド、ウェールズ、イラン、行きたい。

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    2015年01月11日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。(「BOOK」データベースより)

    あの小さかったチャグムがこんな立派な皇太子になったのね。
    国王の名代を立派につとめて、わが子の成長を見るようで感激してしまいます。
    シュガのファンなのですが、冷静沈着に意見を述べたり、チャグムを命を掛けて守ろうとする姿に胸キュン(笑)。

    バルサは登場しない、シリー

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    2014年12月31日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    11月-12。4.5点。
    守人シリーズ、最終巻。新ヨゴへ戻ったチャグム。
    タルシュとの戦いに勝てるのか。また、戦いの中で
    負傷したタンダ、タンダを追うバルサ。再会できるのか。
    いやー、面白かった。チャグムの成長に驚きと、感動。
    ラストもとっても良かった。

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    2014年11月20日
  • 守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部

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    11月-9。4.0点。
    新ヨゴ皇国を救うため、影で奮闘するチャグム。
    チャグムを救う依頼を受けたバルサ。二人は出会えるのか。
    一気読み。チャグム、成長したな。物語は、
    精霊、ファンタジーから、政治・冒険へ。久しぶりの
    メンバーの名前も出てきて、ラストへの道筋か。
    次作も楽しみ。

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    2014年11月14日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    11月-3。4.0点。
    サンガル王国へ招かれたチャグム、シュガ。
    ある国の呪術師の罠が。
    大きく成長を遂げる、皇太子チャグム。
    物語の転換点かな。相変わらず面白い。

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    2014年11月14日
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編

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    11月-6。4.0点。
    ロタへ戻るアスラ。シハナの恐ろしい計画。
    神は舞い降りるのか。
    非常に面白い。バルサ、タンダ大活躍。
    幼い兄妹の絆も、感動。

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    2014年11月12日