上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 風と行く者

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    過去と現在の行ったり来たりで迷子になりそうだったけど、あとになって読み返しながら物語を追っていった。バルサとジグロの絆がアツい

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    2019年01月03日
  • 明日は、いずこの空の下

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    筆者の瑞々しい感性を通して旅の様子を追体験したような。景色にしろ感情にしろ、表現の幅が本当に豊かでうっとりする。温かくてたまに無鉄砲な人柄がよく分かる。

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    2018年12月27日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    こうあるとワクワクする、という内容を楽しめる巻です。何度目か読ですが、忘れっぽいので、今後どうなるんだっけとソワソワ。

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    2018年12月15日
  • 風と行く者

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    通勤電車の中で立ったままでも読み進めたくなる本でした。あまりののめり込みすぎに、座って読んでいた時は乗り越しそうにもなりました。

    バルサが少女だった頃を思い返しながら辿る護衛の旅。あの時のジグロの想いに気付きながらのこの旅はまた、守る者と守られる者の心のありようを、大人になって幾多の経験を積んだバルサだからこそ気づけたこと、と綴られています。

    上橋菜穂子さんご自身も齢を重ね、経験を積んだからこそ紡ぎ出すこと川出来る物語のように思います。

    人生経験を積んだ中高年が楽しめる物語だと、思いました。今の子どもたちがこの物語を読めることに嫉妬します。でも、この作品の味わいは時を経てまた読み直すこと

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    2018年12月02日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    オーストラリアの先住民であるアボリジニと、入植者である白人(イギリス人)との間に、様々な格差や文化的な違いがあるということは何となく知っていたが、アボリジニ同士においても、対立に似たような感情があることを初めて知った。
    アボリジニの世間においても、「白人的」な部分と「アボリジニ的」な部分があり、均質ではないということ。
    都会に出て行ったアボリジニと、地方のアボリジニでは生活スタイルが違うし、考え方にも隔たりが起きている。
    それらは、自然の成り行きなのだろうけれど、元をただせば入植者の白人によってもたらされたものである。
    アボリジニに対する白人による救済措置である、生活保護だって結局は、彼らを怠

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    2018年10月08日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    上橋菜穂子 「 隣のアボリジニ 」文化人類学の本。民族=文化であることがよくわかる。

    感想
    *自分の文化を語れなくなった民族は 民族とは言えない
    *異文化差別の中では、文化より 自分を守るべき
    *多文化の共生は難しい→文化人類学の使命は 文化と民族を守ることなのか とも思った

    アボリジニ
    *アボリジニの考え方は 全て 精霊に関わっている
    *死者の名を口にしてはいけない慣習
    *アボリジニは 生への執着が薄い→死期を悟ると諦める

    文化人類学
    *研究者自ら 異文化で暮らし カルチャーショックを研究→文化の現地調査
    *研究者が 現地に入った瞬間 観察対象に変化を起こす

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    2018年09月12日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    ここ2週間は精霊から順番に守り人シリーズをイッキ読みしてきて、蒼路の旅人を読み終わった後は一旦休憩しようと思ってたのに、、出来ないじゃん!!

    圧倒的力を持つタルシュ帝国。
    どう足掻いてもタルシュ相手に勝ち目は無さそうで、、どう収束させるのかと思ったら、、まさかのチャグム!!!

    はいもう次を読みます。
    チャグムー!!!

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    2018年07月21日
  • 物語ること、生きること

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    「上橋さんの物語が好き」という立場からも、「ソーシャルワークに携わるひとり」という立場からも、心に響くお話でした。

    人を、社会を、文化を、どのように見るか。
    それを見る「わたし」はどう在るか。

    ひとりの人としてのお話と、文化人類学に基づくお話。
    それらが融合して、「自分はどうだろう」と考えが引き出され、あたたかく勇気づけられる一冊でした。

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    2018年05月15日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    2014.8/1 安定の上橋作品。カミと人の交わりのあった頃の物語。神の気高さ、人間の愚かさ、悲しさを、自然の美しさと相まって読ませてくれる。児童書なんで字数はそう多くはないのに、ちゃんと真剣勝負で紡がれている。

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    2018年01月08日
  • 闇の守り人(3)

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    原作の世界観と独自の絵のスタイルが
    良い意味で融合した佳作。
    バルサだけでなく、カッサの成長もきちんと
    描写されている。
    特に、ルイシャ贈りの儀式、槍舞い、
    そしてクライマックスへ・・・。
    その流れの中での人物の心の動きが
    上手に表現されています。
    原作ファンとしては安心して読めますね(^^♪
    TVドラマは別物(^^;

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    2018年01月07日
  • 精霊の守り人 3巻

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    ネタバレ

    原作とアニメを理解しての漫画化。
    狩穴で冬を過ごす・・・バルサの半生が語られる。
    生活に順応し、心身共に成長するチャグム。そして卵も!
    季節は廻り、卵が導く地へと向かう・・・が、
    帝の追っ手・・・そして姿が見えない卵喰いが襲う!
    石板の解読、夏至祭に秘められた卵喰い退治・・・果たして
    間に合うか!
    クライマックスへの緊迫感はなかなかの迫力でした。
    そして、その後の静寂・・・チャグムも、バルサも、
    新しい一歩を踏み出す。
    トリビュート作品があるための人物設定ですが、
    原作ファンとしては、シュガとトロガイの出会いの方が
    良かったなぁ(^^;

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    2017年11月14日
  • 精霊の守り人 2巻

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    原作とアニメを理解しての漫画化。
    原作愛好者からしても、
    違和感無い世界観で描かれています。
    多少削除&オリジナルはありますが、
    初めて読む人にはわからないでしょう。
    人物描写が実に良い・・・トロガイにはびっくりでしたがw

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    2017年11月13日
  • 精霊の守り人 1巻

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    原作の・・・というか、アニメの漫画化。
    だから服装、人物設定等はアニメに準じています。
    あぁ上手だなぁって。
    やっぱり藤原カムイで良かったなって。
    派手さ、ケレンが無く、淡々と描いているし、
    背景とかの想像性も良し。

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    2017年11月13日
  • バルサの食卓

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    上橋作品に登場する食べ物を、北海道のフードコーディネーターたちが、手に入る食材で再現した。
    そのレシピと写真に、上橋さん自身が短文をつけた本。

    そうだろうとは思っていたけれど、作中の食べ物には上橋さん自身の体験が影響している。
    文化人類学者なだけに、本当に好奇心旺盛な人だ。
    私自身はまったく食べなれないものに意気地がないので、うらやましくなってしまう。

    タンダの山菜鍋は、イメージとはちょっと違った。
    あっさりしたものかと思っていたが、上橋さんはこってりしたもの、という。
    そこで再現レシピには豚のスペアリブが使われていた。
    コチュジャンとピーナッツパターを隠し味にした味噌スープ、ちょっと食べ

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    2017年10月29日
  • 明日は、いずこの空の下

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    とても読みやすいエッセイです。
    中学生?うん、読める子なら小学校高学年でも可。
    特に、児童文学に親しんでいる人なら楽しめる♪
    海外の旅先で起こったこと、感心したことなど、
    軽やかに楽しく書いていますね。
    ある意味、上橋家全員で完成させた作品なのかな?

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    2017年10月16日
  • 物語ること、生きること

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    幼い頃の体験から始まり、小説家に至るまでの道程。
    経験の大事さ、読者に対する心遣いなど、
    作家を目指す人には良い道しるべとなる内容です。
    巻末の“上橋菜穂子が読んだ本”のブックリストは、
    自分のと半数近くがダブっていて嬉しかったです♪

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    2017年10月15日
  • 闇の守り人(1)

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    作者はかなり原作を読み込んでいるなぁと、感激!
    絵に世界観がきちんと書き込まれていますし、
    人物の描写、動き、まさにそのもの。
    それでいて、独自の絵のスタイルもある。
    できれば「精霊の守り人」のコミック版を新たに、
    この漫画家さんで書いて欲しいなぁ。

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    2017年10月08日
  • 闇の守り人(2)

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    原作ファンには安心して読めます♪
    カンバルの空気、自然、人々の様子。
    登場人物の表情、動き・・・実に良い!
    原作をいかに読み込んでいるか、よくわかります。
    同時に、作者らしさも彷彿と・・・絵が上手だなぁ。

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    2017年10月08日
  • バルサの食卓

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    上橋菜穂子さんの著書は、ほとんど読んでいます。
    守り人シリーズ、獣の奏者は特に好きなシリーズで夢中になって読んだのを思い出します。
    その、上橋さんの著書に出てきた食べ物のレシピ化!
    どれもこれもおいしそうでした。
    作らなきゃ!

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    2017年07月02日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(6)

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    エリン30歳。
    この一冊では冒険がメイン。
    最後に大きな決断を下す。
    クライマックスに向かい、盛り上がってきているように感じる。

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    2017年06月28日