上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 鹿の王 2

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    かつて人と獣が共に生きる地を描いた小説『鹿の王』。上橋菜穂子が紡いだ物語は感染症と闘う人々の姿を通じて命の重さを問う。主人公は愛する者を守るため必死に抗いその歩みは読者に「生きるとは何か」を突きつける。文明が進んでも病や災禍は人間を試す。だが互いを思いやる心があれば困難も越えられると教えてくれる。疫病の記憶が新しい今だからこそこの物語の響きは深い。結局強さとは孤立にあらずつながりにあるのだ。

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    2025年09月29日
  • 鹿の王 1

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    かつて人と獣が共に生きる地を描いた小説『鹿の王』。上橋菜穂子が紡いだ物語は感染症と闘う人々の姿を通じて命の重さを問う。主人公は愛する者を守るため必死に抗いその歩みは読者に「生きるとは何か」を突きつける。文明が進んでも病や災禍は人間を試す。だが互いを思いやる心があれば困難も越えられると教えてくれる。疫病の記憶が新しい今だからこそこの物語の響きは深い。結局強さとは孤立にあらずつながりにあるのだ。

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    2025年09月29日
  • 香君2 西から来た少女

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    アイシャが自分の道を選択して、数年後。恐れていた厄災がはじまって、物語が大きく動き出す巻だった。「香君」とはどこからやってきたどういう存在なのか、謎が深まる。それはそれとしてマシュウとオリエのなれそめもっと欲しいです。昔はケンカップルだったんですか??

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    2025年09月12日
  • 風と行く者

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    精霊の守り人からここまでスルスルと読んできたのだけれど、ここに来てなんだか読むのがつっかえる感じだった

    また歳を重ねた時に読みたい

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    2025年09月09日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    壮大なストーリーで、バルサの強さや人間性に心ひかれる。運命を受け入れながら成長していくチャグムとバルサの関係が美しい。

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    2025年09月07日
  • 香君4 遥かな道

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    最終巻はオアレ稲への対策についての政治的な闘争の場面が多かった。

    強い信念を持って、自分の正しいと思う道を突き進むアイシャが少女漫画の強くて優しくて美しいヒーローのような感じで憧れる。

    ただ香君令の後の場面は展開にだいぶ無理があるように思えてしまった。アイシャが香君になってから、物語が不自然なほどに上手く収束したのがあまり腑に落ちなかった。

    ファンタジーとしての物語の舞台設定と、3巻までの流れが面白かっただけに、ラストが少し残念に感じてしまった。

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    2025年09月07日
  • 香君1 西から来た少女

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    上橋菜穂子さんの作品が大好きな母のおすすめで手に取った作品。

    視覚よりも香りによって、世界を鮮明に感じることが出来る少女アイシャが、帝国の神である香君として崇め奉られている少女オリエと出会うまでが一巻。

    出てくる登場人物の名前や、帝国の仕組み、帝国と藩王国の関係性など、覚えるべきことが少し複雑で最初は混乱するが、読んでいるうちに慣れてくる。

    まだまだ物語は序章。

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    2025年09月07日
  • 明日は、いずこの空の下

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    大好きな上橋さんが小説現代で連載していたエッセイ。

    文化人類学者としてのフィールドワークの話や海外旅行での体験談を読んで、この経験があのような素晴らしい作品たちにつながってるんだと実感!

    だから上橋さんのお話はあんなに生き生きとしていて、まるで自分がお話の世界に存在しているかのように、時間を忘れて没入しちゃうんだなーと再認識した。

    これからも、素敵なファンタジーの世界を見せてほしい!

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    2025年07月29日
  • 守り人シリーズ電子版 5.神の守り人  上  来訪編

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    守り人シリーズの1番初めに比べるとテンポは劣るが面白かった

    自分の意識がない状態でする殺人に責任感をもつことは幼い少女のアスラには難しいだろうな

    差別する人、差別される人の間を行き来しながら策略を巡らせる賢い女性、シハナがこわくもあり憧れもある

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    2025年06月23日
  • 香君1 西から来た少女

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    疲れた……。読み進めていっても、なかなか興味が湧かず、途中時間が空いちゃいました。で、最後まで読んで、ホント最後、面白くなってきました!2巻、この勢いで読みたいです。

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    2025年06月22日
  • 鹿の王 2

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    少しずつ謎が明らかになってゆくが、更に謎が加わっていく。謎が新たな謎を運んでくるとはこの事だ。2巻を読み終わって、自分がファンタジーと医療が苦手だった事を思い出したが、一応最後まで読めました。
    自分の中で『獣の奏者』がめちゃくちゃ面白かったので、どうしてもそれと比べてしまう。なのでまだ上手く物語に入り込めない。けどここから絶対面白くなるに違いないと期待を込めながら読む事にする。

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    2025年06月19日
  • 鹿の王 1

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    『獣の奏者』で味わったドキドキ感を味わいたくて、気になっていたこちらを選びました。
    上橋菜穂子先生の作品は、戦闘シーンの描写が群を抜いています。戦闘や旅、動物への絆の擬似体験ができます。
    読みながら、これこれ!この感じだよ!と思いながら読んでいました。ゆっくり続きを読んでいきます。

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    2025年06月14日
  • 鹿の王 3

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    登場人物の動きの意図がぼんやりとしたまま、凪のように物語が進んでいく。しかし読み進めていくうちに終盤色々なことが繋がりだし、なるほどなるほど?と思う間に、次巻クライマックスに突入!

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    2025年05月14日
  • 鹿の王 2

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    一巻の盛り上がりを二巻で広がりきらなかった印象。
    いや、好きな作品で面白いのですが。獣の奏者の方があってるかも。

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    2025年04月15日
  • 精霊の木

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    上橋菜穂子さんのデビュー作だそうです。

    このところ年度末から初めにかけて新入職員を迎える準備のため、読み終えるのに2週間もかかってしまった…。

    そのためか物語に没入できず、頭の中で整理できないまま読み終えました。「守り人シリーズ」や「獣の奏者シリーズ」のような読み応えがなかったのはデビュー作だったこともあるかと。

    この作品から後の名作に繋がったと思うと、感慨深いものがありました。

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    2025年04月13日
  • 狐笛のかなた

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    半端ない安定感。

    物語の展開も登場人物も安定している。

    児童文学なので、読み易いし。

    しかし、守り人シリーズほどの面白味はない。

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    2025年04月06日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    西大路→大阪、京都→新杉田の時間消費に使用。

    面白いと薦められて読んだものの、面白い。

    懸念していた登場人物の多さも気にならず。

    気になったのは、


    ユーヤンは何故関西弁なのか。
    何故だか、パーマン4号のパーヤンが頭をよぎった。


    王獣偏も楽しみだ。

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    2025年04月06日
  • 鹿の王 4

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    うたわれるものに近い作品だった。病魔との戦い、部族との戦い、未知の獣との戦い、そして神となり世界を諌める戦い。
    最後の終わり方もまさにそれ。作者が外国の民俗学を学んでいると後書きに書いてあったから、この描写の仕方も納得だった。
    展開については4巻またがった割には、と思うのはいささかわがままだろうか

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    2025年04月04日
  • 鹿の王 1

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    まだ1巻では評価するには早い作品。そのため星3。
    これからどのような展開が待っているのか、ヴァンとユナの成長物語なのか、それともアカファの独立物語なのか、全く全貌が見えない。
    様々な人物から視点を描いてくれるため、きっといいエンディングを迎えるのだろうと予感はさせてくれる。

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    2025年04月03日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    この物語はもっともっと続くものだと思ってた…それくらい世界観とか人物描写が丁寧だったので、4巻を手に取ってこれが最終巻だと気づいたときすごくびっくりした。
    もっと読みたかったなあ…でも最後のアイシャの演説シーンの満足感やこれからアイシャが歩んでいこうとする道のりがわかるラストはよかった。

    久しぶりに上橋菜穂子先生の作品を読んだけど、作品のテーマになる動物や植物などへの知的好奇心や学びの姿勢は本当に尊敬する。
    わたしもこういう博学な人になりたい…

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    2025年03月29日