上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    あー。終わってしまった…

    精霊の…からの壮大な物語。
    チャグムがグングンと成長する姿と、バルサが慎重にしかし確実に、人生に対する考え方を変えられていく姿。
    これからも、会えなくても共鳴しあっていくんだろうな。

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    2016年09月16日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    先住民の文化がどんどん消えていく。それはもう止めることはできないんだろうなと思う。だけど、こういう風に自然とともに暮らしてきた人たちがいたことを忘れないでいたい。

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    2016年09月11日
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編

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    じっくり読もうと思いつつも、いつも一気読みしてしまう。
    大きな力を持った時、どう考えどう振る舞うか。

    児童書にしておくのは勿体無い。
    もっと大人の目にも触れ手に取りやすい棚に置いておいて欲しい。

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    2016年07月03日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    今回はチャグムの物語。
    お隣の国へ出向いた時に巻き込まれた陰謀を解いていくのですが、やはりその細部まで作り込まれた世界観に飲み込まれます。

    チャグムとシュガのコンビが最高!

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    2016年05月31日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    神話や古事記の世界を上橋菜穂子さんが書かれたらこうなるのか。。

    朝廷とムラ、八岐大蛇(八岐大蛇)や、櫛名田比売、タヤタの不思議でせつない、かなしい物語。

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    2016年05月24日
  • 明日は、いずこの空の下

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    上橋菜穂子の世界を作ったセカイ。

    高校生時代の英国研修旅行から、フィールドワーク、現在の旅まで。世界に出逢うこと、そしてそこから自分の世界を広げていくこと。読書から疑似体験した世界に、実際自分で踏み入れたときの驚きとときめき。あの世界に行きたい、感じたい、それは私にも覚えがあるもので、共感して読んだ。

    物語から知ることもある。でも、聴いたり読んだりしただけでは、知らないままのこともある。世界の半分は知っていて、半分は知らない、そういう自覚を持って。

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    2016年05月06日
  • 精霊の木

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    ネタバレ

    児童文学作家としてのデビュー作。舞台は近未来。
    架空のナイル星に住む15歳の少年・シンと、従妹のリシアが、「ロシュナール」という迫害を受け続けた先住民の謎に迫るファンタジー大作。ヒットラーじゃないけど、人間の卑劣さ、醜さを描いた課題作でもあるように思えた。なので、児童文学とは言え、問題意識のある作品だと思う。

    それにしても、上橋さんがこのような、横文字を使った作品を書いていたとは新鮮である。
    個人的には、やっぱ「守り人シリーズ」のような大自然が目の前に広がるような世界観が上橋作品の中では好きかな。

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    2016年01月18日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ネタバレ

    古代日本が舞台。 人とカミとの掟をめぐる、切ない物語。巫女のカミンマであるキシメと、カミの子、ナガタチとタヤタが己の運命を背負いながら、自分の中の思いと葛藤する。何だか、子どもの頃よく見た「日本むかし話」を思い出してしまった。あれも、子どもが見るアニメなのに、切ないラストが結構多かった気がするな。私、こういう少し陰鬱だけど心に訴えるような古代の日本の物語の挿絵、少しやってみたいかも。

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    2016年01月18日
  • 明日は、いずこの空の下

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    世界は広いです。
    色々な場所に行くと,新しい発見があるのかもしれない。

    上橋さんはステキな文章を書きますね。

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    2016年01月13日
  • 守り人シリーズ電子版 5.神の守り人  上  来訪編

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    ネタバレ

    シリーズの途中なので評価が難しい。
    面白かった。それは間違いない。
    何が正しいのか、何を求めているのか、アスラが自分自身に問いかけた時、本当を言うと、自分なら、自分だけでは戻れないのではないかな、と思った。ことに、激情に絡めとられてしまったら。
    「悪に堕ちる」という意味では、スターウォーズのダースベイダーが、なぜ、暗黒面に堕ちてしまったのか、実は、まだ腑に落ちていない。それほどの強い理由(暗黒面に堕ちなければ、本当にパドメは救えなかっただろうか?)は、どこにあったのだろうかと。
    アスラの場合は、その逆で、あれほど貶められ、蔑まれて育ってきながら、どうして帰還することができたのだろう?

    何か見

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    2016年01月09日
  • 精霊の木

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    設定が近未来的なせいか、デビュー作だからか、なんとなく薄っぺらい印象。
    児童文学なためかひらがな表記が多く、読み進めるのに難儀しました。

    環境破壊が進み、住むことの適わなくなった地球から離れた人類が辿り着いたナイラ星が舞台。
    彼らは先住民を「野蛮」と蔑んで迫害し、資源を独占する。そして自分たちのユートピアを築きあげたのだった。もちろんそんな歴史は、政府の思惑により何重にも包まれたオブラートで美化されている。
    環境破壊、強奪、実力支配、黒歴史には蓋を。
    ファンタジーでありながら、現代社会の歪を写しとっている筆致はさすが上橋さんと言える。

    ぜひ大人向けに、漢字を増やして文庫化してほしいものです

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    2015年12月11日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    久しぶりに読んだ守り人シリーズだけれど、思った以上に読みやすくて面白かった(^^;。チャグムが真っすぐでピュアに育っているのが嬉しかったりするあたり、年を取ったなあ、と思ったりしました。

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    2017年02月18日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんが作家になるまでを綴ったもの。
    小学生でも読めなくはないので、上橋さん作品にハマった子に紹介するといいかもしれません。
    最後に今まで読んできた本のリストがあり、ファンには嬉しいと思います。

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    2015年10月05日
  • バルサの食卓

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    バルサの食卓、侮ってました。写真で見ても美味しそうだし、食事シーンには読んだ時の感動もよみがえったりして、とても楽しく読めました。パムとファコにバターや蜂蜜をたっぷりかけてなんて、魅力的。

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    2015年06月02日
  • 明日は、いずこの空の下

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    旅行に関するあれこれ、なエッセイ。

    旅行は楽しいですが、行くのが面倒です。
    しかしこう書かれていると、危険だと分かっていても
    行ってみたい、と思ってしまいます。
    スリにあってしまうような不幸はあると思いますが
    それを凌駕するほどの出会いがあるやもしれません。
    行ってみたいような、やはり止めておきたいような…。

    カンガルーのポーズ、集団ですれば怖くないw

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    2015年05月10日
  • 明日は、いずこの空の下

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    エッセイはあまり読まないのだけど
    なんとなく読書意欲が激減していて、気負うことなく軽い気持ちで読めたのが良かった。

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    2015年04月13日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ネタバレ

    神話を元に歴史考証などもきちんとした上で
    それでもフィクションのファンタジーとして仕上げられた作品。

    大和 朝廷が律令制で日本をまとめあげようとしている頃。
    遂にその手が九州地方まで到達する。
    時の流れに違和感や反発を覚えても、従うしかなく
    その中で捨てなければならないものに戸惑い、正しいものがなんなのか迷う。

    同じように神話、古い時代の日本を元にしたもののけ姫でもやはり
    似たようなテーマが取り上げられていたが、
    より実際にもとづいてリアルに穢れや伝統などについても描写されている。
    カミなのか、オニなのか。
    確かに殺した後で祀ればカミになるという都合の良いシステムも存在する。
    飽く迄も人間

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    2015年04月12日
  • 明日は、いずこの空の下

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    ほんとは評価3.5としたいところです。
    たいへん読みやすく、教訓的な所も少く、さぁっと情景が目に浮かぶ上質なエッセイでした。
    画家であるお父様が描かれた表紙もすばらしく、父娘でひとつの作品を作り上げるとは素敵なことだと思いました。

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    2015年02月22日
  • バルサの食卓

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    ネタバレ

    シリーズの食事のシーンを集めて読むと・・・
    改めてなんて豊かな表現と世界観なんだろうと思う。

    確かに「ラ」をはじめに現実の言葉で補足された食べ物が次々に登場するけれど、"ひとつひとつ再構築しているのかぁ"と思っていた。
    上橋さんの解説を読んで、その豊かな世界観の元となった体験を知り、納得しました。

    料理本といえばピーターラビットの物語の料理本も持っていたっけなぁ。
    大草原の小さな家シリーズの料理本もあるらしい。
    読んでみたいなぁ!
    (焼いた塩漬け肉が本当のおいしそうだとおもっていた!あとは『農場の少年』で冬場に暖炉の前に集まって家族でポップコーンとリンゴを食べながら、絞

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    2015年02月07日
  • 守り人シリーズ電子版 9.天と地の守り人 第二部

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    11月-11。3.5点。
    最終章直前。チャグムとバルサ、戦争回避のために奔走。
    ナユグ(異界)の異変や、裏切りなどなど。
    とにかく、次作でラスト。楽しみだ。

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    2014年11月18日