あらすじ
ついに出会った、ヴァンとホッサル。
病にかかって、治る人と治らない人がいるのはなぜなのか――たずねるヴァン。
その疑問に答える中で、ホッサルは伝説の病〈黒狼熱〉と飛鹿に関係があると気づく。
そのころオーファンたちは、故郷を取り戻すため、ある計画を企だてていた!?
愛する人たちを守るため、自分にしかできないことがある。
ユナへ別れを告げたヴァンは、ある決断をする――!!
命と人の壮大な冒険小説、完結!【小学上級から ★★★】
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Posted by ブクログ
面白かった。
ヴァンもホッサルもユナもサエも、それぞれが絶対的な力を持つわけでもなく、関わり合っていくことでストーリーが進んでいくのが見事だと思う。国同士の関わり、出身地の違い、医学への向かい合い方、宗教、病気。小野不由美の『十二国記』シリーズのような多面性を感じさせてくれる作品だった。