上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

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    自然界に対する人間の係わりを考えさせられた。
    環境を利用したり、整えたりすることはあっても、全体をコントロールすることはできない。自然は様々な植物や生物などのそれぞれのことわりが絡み合って成立している。人間の尺度でそれらの善し悪しを判断することは無理がある。
    自然との共生を目指そうというよりは、そもそも人間も自然界の一部に過ぎない。そうした眼差しが感じられる作品だった。

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    2026年08月15日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    上橋菜穂子さんの作品は精霊の守り人をテレビで少し見たぐらいで、本で読むのは初めて。この話も聞いたことはありましたが、あらためて読むとやっぱり面白い。母とエリンとの別れ。ジョウンとの出会い。今回は序章ですが、これから王獣のリランとエリンがどうのような関係になってくるのか、次巻が楽しみです!

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    2026年08月07日
  • 神の蝶、舞う果て

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    様々なメッセージが織り込まれていましたが、突き詰めずに終わってしまっている部分も多く、その後が気になりました。
    良い意味で初々しさのある作品でした✨

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    2026年08月03日
  • 神の蝶、舞う果て

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    表紙が綺麗。

    当たり前かもしれないけれど、人間は人間都合で物事を見てしまう。「魔物と呼んで射殺し、〈闇の大井戸〉に投げ捨てている相手のことを、なにも知りはしないんだと」(p.38)というセリフにはっとさせられた。細かい理屈は後回しにしないといけない、ということも確かにあるのだけれど、いつまでも考えることをしないでいるといつかヅケを払わなきゃいけなくなるんだよなぁ。それも最悪の状況で。
    誰かの尊い犠牲で世界が救われる、というのは物語的には美しいんだけれども、それを肯定してしまうのは思考停止にもつながってしまう。物事をうやむやにしない、「知る」ことによって生きる道を拓いていく、それを描いてくれる

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    2026年07月21日
  • 香君1 西から来た少女

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    序章。主人公の生い立ちの説明。
    最初がはわわとなる入口だったので全体的にそういう感じなのかなって思ったら、そこはすぐに終わり説明の回だった。

    ファンタジー要素として、特殊能力があり、
    それが人よりも香りに敏感で、香りから声や意思を感じる、人などの判別もできる。
    特殊能力好きとしては新しい感じがして面白そう。

    事件が1つ起こった後で生きている状況から、この先、何系の話が広がっていくのか想像できず。

    2へ続く

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    2026年07月15日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋さんは書き始めた当初から、ファンタジーのアイデアを豊富にお持ちだったのだ。ここが上橋さんの原点は言い過ぎか。でもこの作品の後、守り人から始まる上橋ワールドが展開されてく。

    闇の大井戸とは一体何なのか。
    そこから出現する蝶々は。
    理由も解らぬまま一心不乱で信じる危うさよ。

    20年前の作品だが作中後半、この世界を俯瞰して見た姿はドローンの世界。ここ私的最高到達ポイント。なるほどそうだったのか。

    私が彼女の作品を好きな理由のひとつが作中でてくる食事のシーン。なんとも美味しそう!!この作品から既に片鱗が見えてる。

    降魔士の勇気と友情、温かな恩師とのふれあいも間違いない。

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    2026年07月08日
  • 鹿の王 4

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    『鹿の王』は 2014 年に刊行された作品だが、コロナ禍を経験した現在の読者には、当時よりもさらに強いリアリティをもって読める作品になっているように感じた。未知の感染症への恐怖、情報や知識をめぐる混乱、そして医療と政治の関係などは、まさに私たちが近年経験したことと重なる部分が多い。
    上橋菜穂子さんは人類学を研究していたこともあり、本作はファンタジーでありながら、単なる空想世界ではなく、どこか昔話や神話を読んでいるような感覚があった。民族や文化、信仰や伝承が自然に織り込まれており、人間社会の成り立ちそのものを見つめているようにも感じる。
    読んでいてまず印象に残ったのは、多様な動物が登場する世

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    2026年07月03日
  • 鹿の王 4

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    えっこれで終わり?と驚いてしまった。
    何とか話に付いていこうと読み進め、途中から面白くなっていましたが、最終的にファンタジーなのに話を広げすぎて、医療、人種迫害、スピリチュアルに裏切りが何度も重なり、誰が何をしたかったのか分からなくなりました。

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    2026年07月01日
  • 神の蝶、舞う果て

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    巨大な穴「闇の大井戸」から生まれる神の蝶を守る役目を持つジェードとルクラン。不思議な振る舞いをするルクランが導くのは、「闇の大井戸」の本当の姿。
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    上橋さんの新作ということで楽しみに読んだのですが、ちょっと話のテンポに乗れずに楽しみきれないなあ、と思っていました。あとがきを読むとその理由が何となく分かったのですが、やはりもう少しエピソードの抑揚が欲しかったかな、と感じました(いつも上橋ワールドは世界観が豊かなので長くひたっていたい)。
    しかし上橋さんの「生命とその営み」に対する真摯な視点は本当に一貫しているな、と感じました。例えば植物が菌類を介して栄養や情報をやり

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    2026年06月24日
  • 鹿の王 2

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    ネタバレ

    やっと大体の民族との関係が分かり始めてきた。
    黒狼を操っているのは誰なのか、目的は何なのか、噛まれたヴァンやユナが感じている裏返しは何なのか。謎が残るがその謎が読んでいて面白い

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    2026年06月23日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    確かに荒削りな?ところもありつつ、どの物語にも通ずる芯みたいなものがあって、すごくいいなあと思う。やっぱり面白い!けど、最高!というわけではない。

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    2026年06月12日
  • 神の蝶、舞う果て

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    2026.6.10
    獣の奏者(小学生?中学生?の時読んでいた)ぶりの上橋さん!久しぶりのファンタジーだった。

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    2026年06月10日
  • 鹿の王 水底の橋

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    ネタバレ

    本屋大賞受賞作で評判もいい為読みたいと考えるが、上下巻で1,000ページの大作。
    読む時間が無く、30ページで一旦断念。

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    2026年06月07日
  • 鹿の王 2

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    ネタバレ

    追われる者と追っていた者のヴァンとサエが偶然出会ったところがよかった。お互いの存在を気づいていなさそうなのがさらに良い。
    そして、従者であるマコウカンの生い立ちも明らかになっていくところで終わり、次の巻を早く読みたいと思わせられた。

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    2026年05月18日
  • 鹿の王 2

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    西の大国ムコニア王国の緩衝地帯にアカファ人とオタワル人が暮らしていた。その地域一体を東の大国、東乎瑠帝国が蹂躙し支配下においている。以前はアカファ人がこの土地を治めるてはいたが、元々オタワル人が住む土地で、彼らが疫病の蔓延に苦しめられたタイミングでアカファ人はこの緩衝地帯に国を建てたのだった...時を経て、疫病の再来でこの地に不穏な空気が流れ始める。病気は自然に発生したものなのか、人為的に起こされたものなのか。3巻へつづく。

    大国の支配の仕方を説明すると、皇帝が他国を征服し、国境が広がるたびに、民はあらたの辺境となった地域へと移住させられ、その土地を東乎瑠風に変えていくように命じられる...

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    2026年05月12日
  • 鹿の王 1

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    逃げたヴァンと位の高いホッサルなどが、今後どのように関わっていくのか気になった。現段階では、この物語の土台を作り上げただけで、これから先がとても楽しみ。

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    2026年05月11日
  • 鹿の王 1

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    2015年の第12回本屋大賞『鹿の王』は 、ファンタジーというジャンルではじめての受賞となった作品である。岩塩鉱で疫病が発症、生き残った奴隷のヴァンと幼児のユナは身分を隠し北方へ逃れるのだった。トナカイの郷に住む一族との生活風景が、川越宗一 著『熱源』に登場するカラフトアイヌをおもわせる。その土地を統治する政府との関係、自然の厳しさなどは臨場感がある。全4巻手元にはないので、2巻目を読んで残りは購入検討。

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    2026年05月08日
  • 鹿の王 4

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    テーマも壮大だし、世界観も奥行きがあったし、すごく読み応えがあった。
    でもなんだろう、物語の壮大さに対して話が淡々と進んでいくのと、なんせ国や氏族同士のしがらみが複雑なので登場人物に感情移入することが難しく、読み終えた後、心を震わせるほどの感動はなかった。

    未知の病の流行というテーマがファンタジーとしては斬新で心惹かれるものがあったのですが、途中から氏族の思惑が絡まり最終的には氏族と国、人と人の話に行き着いて、なんとなく私が求めていたファンタジーからは逸れてしまった。
    個人的な好みではなかった、というだけの話なのだけど。

    きっとユナたちはヴァンと無事に再会してオキに帰るんだろうなと自分の想

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    2026年04月29日
  • 鹿の王 4

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    面白かったが、ちょっと最後までおしきれなかったてすね。読んでいてだれてしまいました。3巻ぐらいまでは盛り上がったのですが、少し残念。でも世界観のスケール感は大きくよかったです。

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    2026年04月23日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    霧の民という特殊血脈の少女エリンが主人公の物語。
    母を亡くし、蜂飼いのジョウンに助けられ、王獣ノ医術師を目指すが。。。

    作者の世界にハマれる。

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    2026年04月19日