岩井志麻子のレビュー一覧

  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    2026.05.04

    ホラーアンソロジーはなかなか満足できるものがないんだけど、作家さんたちが錚々たるメンバーだったので久しぶりに購入してみた。
    いつもそう思って購入して期待外れだけど、このアンソロジーは読み応えがあって総じて大満足。

    小野不由美の短編は名作すぎて覚えていたけれど、読んだはずの常川光太郎と岩井志麻子はまったく忘れていた。小林泰三はこういうアンソロジーでしか読んだことがないけれど、一度も面白いと感じたことがない。正直、小池真理子と小林泰三がアンソロジーに入ってると、その話は「捨て」だなと思ってしまう。

    澤村伊智「シュマシラ」
    UMAや妖怪に絡むテーマは面白いかったし読んでる

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    2026年05月04日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ホラーアンソロジー、どのお話も個性が立ってて飽きなかった!
    特にそそられたのは、初めましての岩井志麻子さん。代表作、ぼっけぇきょうてぃは知っていたけど読んだことなかったし、テレビの女豹の姿のイメージが強かった。笑
    こういうホラーを書かれるんだ!と尊敬。ぽっとでのニューカマーには書けない、重鎮たる雰囲気のホラー。また私の新しい扉が開けました。

    余談ですが、岩井志麻子さんは竹内志麻子さんの名前で、漫画花より男子とパッションガールズの小説を書かれていたとか。。
    昔々だけどめちゃくちゃ好きな漫画だったなぁ。。(世代バレるやつ。笑)

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    2026年04月29日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    この中では澤村先生流石です。と言うべきか。ユウマと都市伝説と妖怪が不気味に混ざっていく。ホラーと好奇心はやっぱりセットなんだなと確認する。これ以上は、、、まずい、、これ以上は、、でも見てみたいと思う。後一歩でやめようと思った時にはモウオソイ。

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    2026年04月26日
  • べっぴんぢごく

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    美醜や出会う男たち狂わされながら竹井家の女たちは地獄のような輪廻の中で絶えることなく、その輪廻から逃れられることもできずに明治から令和の現代まで命を繋ぎ続ける。

    竹井家の女の中では美しく小賢しい小夜子が一番嫌いで大好きだった。嫌いなのに小夜子と藤原の動向にワクワクが止まらなかった。私も竹井家の女たちに翻弄された男のように魅入られてしまったようだ。

    岩井先生の文章で表現される亡き者たちは時に恐ろしく、時に幻想的に美しく書かれている。表現を変えながら物言わぬ亡霊たちのその時々の思いがこちらにしっかりと伝わってきて、作家さんの表現力はやはりすごいと改めて思い知らされた。脱帽。

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    2026年03月03日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    綾辻行人の再生が読みたくて買いました。

    再生/綾辻行人
    ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
    そして綾辻ホラー全開な感じが良い。

    夢の島クルーズ/鈴木光司
    グロさ強めでした。
    ついでに人間の怖さもあって良かった。

    よけいなものが/井上雅彦
    めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。

    五月の陥穽/福澤徹三
    日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
    手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。

    鳥の巣/今邑彩
    最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。

    依って件の如し/岩井志麻子
    古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、そ

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    2026年02月25日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    まず表紙が怖い。表題の女郎にしては顔の半分引っ張られてないな…?と思い調べてみたら、ちゃんとした画家の絵なのね。めちゃくちゃ怖い。
    どれもこの時代特有の(現代も若干残っているが)女の立場の低さと悲しさがあった。というか出てくる女達の境遇や不幸はほぼ男のせいだろ…加えて親のせいであることを生まれついての業と呼ばれるなんてふざけるなと言いたいよな…

    表題作と「依って件の如し」が好みだった。
    辛い時は幸せなことを思い出すのではなく、もっと辛かった時を思いだしてあの時よりマシと言い聞かせて乗り切る、人に優しくされたことがないから優しくされると困ってしまう、というところが一番悲しかった。
    自分で地獄に

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    2026年02月24日
  • サイバラ志麻子 悪友交換日記

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    すごい!!の一言。

    最後までよく読んだ!!自分を褒めてやりたい。笑

    知らない世界が垣間見えて、刺激的。

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    2026年02月23日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    高野秀行さんと平山夢明さんの対談が面白くて、高野さんの本を読みたくなりました。
    この何とも言えない実録なのかそうじゃないのかのホラー具合は好き。

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    2026年01月10日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    大使館職員も参加する娯楽としての殺人ショー。70越えの元立ちんぼが若い子に語る身の上話。ドリンクバーを飲みながら追及する夫の不倫相手。戸建て賃貸の大広間に潜む、人ならぬ隣人。縊死体の靴下に挟まれた切符サイズの遺書。梱包体となった殺された少女に欲望を向ける男。推し活する野球選手を射止めるヒゲのおばさん。タクシーの乗客となった巨大な足を持つ妖怪女。死んだはずなのに電話をくれた霊能者。トンネルで願いを叶えてくれると噂される轢断死した女子中生。……真冬に味わうホラー。生き残れるのは、恐怖を感じる力があるから。

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    2025年12月29日
  • サイバラ志麻子 悪友交換日記

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    5時に夢中の木曜日から下ネタだけ集めたような本。いつの間にか、電車の中でも読めるようになった自分の図太さにどん引く。(タイトル次第)

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    2025年09月21日
  • べっぴんぢごく

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    ネタバレ

    「美しい」とは幸福ばかりを招くものではない。
    人は美しさに魅せられるが近づくことで破滅する。
    凡庸な人間は宝石、金、貌、知恵、承認、求めれば求めるほどに足りなくて、身を焦がして翻弄されるのかもしれない。
    しかし、「美しいもの」の視点は台風の目のような凪があるのではないか。

    本作はそれを痛々しいほどに文章であらわにしている。
    美女と醜女が交互に生まれる家系、その一人称視点の文章の切り替えは何度も読み返したくなるほど巧みだった。

    自然と時代だけが自分だけを置き去りにしていくような風景描写の文はいつも誰にでも平等で、とても美しく退廃的で好きだった。

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    2025年09月08日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    先輩からいただきもの!
    人から本もらうの大好きだー

    岡山地方の方言で「とても、怖い」という意味の「ぼっけえ、きょうてえ」。表題作のほか3篇。

    どの作品も、心霊現象や妖怪の話ではなく、人間に潜む狂気さや残忍さを描いているが、そういう意味では限りなくリアリズム的な小説であって、とっつきやすく感じた。共通して、舞台はおそらく明治時代、大正時代の岡山。

    岩井志麻子氏は今作で初めまして。お話としてよくできてるなと思ったのは最後の「依って件の如し」、個人的に一番好きだったのは「あまぞわい」。
    巻末の京極夏彦の解説もまたいい。
    基本的にどれもさくっと読めるので怖いというより文学として光る箇所が目につく

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    2025年09月01日
  • べっぴんぢごく

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    呪われた家系とでもいうのか、明治から始まり平成まで生きたシヲが見届けたもの。ホラーというよりも女の業が深い話だと感じた。つまらない話だとは思わないけど、自分は女ではないので物語を理解しきれなかった。

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    2025年08月10日
  • 煉獄蝶々

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    ネタバレ

    煙に巻く感じで終わると思っていたので、その点に関しては結構満足。
    妖しさを積み重ねる工程にはちょいと辟易もした。

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    2025年07月08日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    怖いというよりは悲しい物語たち。
    当時の女性たちの哀しさが怖さに通づるのかな?
    岩井先生、テレビのイメージから今まで拝読してませんでした、すみません!

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    2025年05月22日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ホラー。短編集。
    SFっぽさもある、恒川光太郎「死神と旅する女」と、著者らしいグロさが窺える、小林泰三「お祖父ちゃんの絵」が好み。
    近年、角川ホラー文庫のアンソロジーが何冊も出ているようなので、異形コレクションと合わせて、こちらの読破も目指したい。

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    2025年05月03日
  • おんびんたれの禍夢

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    夢と現の境目が薄れていく。フィクションのはずなのに妙な生々しさを宿らせて、ノンフィクションのような質感。

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    2025年04月18日
  • 楽園(ラック・ヴィエン)

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    余りに官能的で甘美で恐ろしい。
    死の匂いに引き寄せられて訪れる、泡沫の恋。
    本能のままに互いを貪る享楽的なその行為は実に艶めかしく、そして狂気を孕んでいる。じっとりと肌に纏わりつく温度感が夢現の境目を曖昧にさせていく。

    私のどこかにも傷はつく。つけて欲しい、もっともっと。命を維持するために必要な血など、惜しくない。すべての血を、あなたに放出させてほしい。青ざめた私の死体はきっと、美しいだろうから─────。

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    2025年04月10日
  • 合意情死(がふいしんぢゆう)

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    久々の志麻子さん本。

    人間の薄汚さやら、浅はかさ、欲深さ。そういったものが短い物語の中に溢れんばかりに詰まった、浅ましく、きょうてぇ短編集。

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    2025年04月10日
  • サイバラ志麻子 悪友交換日記

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    下品を下品で上塗りするような、一冊(笑) でも、読み終わる頃には何が下品で何が良い話なのかよくわからなくなってる(笑) ある意味価値観をひっくり返す本。

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    2025年04月07日