あらすじ
「ぼく、人を殺しているかもしれないんですよ」
ふるさとの岡山で、暮らす歌舞伎町で、訪れた東南アジアで――
『ぼっけえ、きょうてえ』著者が出会った超短編奇譚全37話!
(あらすじ)
マッチングアプリで知り合った女性に「アパートのそばに、ちょっと変わった祠みたいなものがある」と聞かされて会いに行くと――(「ふるさとは岡山にありて怖きもの」)。東洋一の歓楽街、不夜城と呼ばれるこの街は、事件だらけ事故物件だらけ。そんな街ではすれ違う“モノ”が人間かどうかも疑わしく……(「歌舞伎町は燃えているか」)。書き下ろし32編に傑作掌編を加えた最恐37編!
(著者プロフィール)
1964年、岡山県生まれ。1999年、「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作を収録した短編集により第13回山本周五郎賞も受賞。他の著書に『チャイ・コイ』(第2回婦人公論文芸賞)、『自由戀愛』(第9回島清恋愛文学賞)など多数。
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Posted by ブクログ
岩井志麻子先生の【ぼっけぇ、きょうてぇ】が出たのが25年前の1999年だったと記憶してるけど。
とにかく、でたばかりの頃に読んで。
ホントに怖くて鮮烈だったことを記憶しているし、たまに読み返したりすることもある。
そしてメディアに出る先生も鮮烈で、なんか全部好き!
…って、気持ちは、ずっと変わってなくて。
さっそく買って読んだ。
今回の短編集は私がいつも読み漁っている怪談とはちょっと(いや、かなり?)違っていて。
実話怪談なんだろうけど、ホラー小説と時代小説と純文学とエッセイの狭間みたいで。。。
とにかく、好き!ってなった。
Posted by ブクログ
岩井志麻子さんは「現代百物語」で知りました。
同じ短編集ですが、「現代百物語」よりやや読みにくかったように思います。
懐かしくなったので他の短編集もまた読み直そうと思います。
怖くないよ
前に読んだ「ぼっけえきょうてえ」が、めちゃくちゃ怖くて面白かったので購入しました。
まあ、怖くはなく、タイトル通りの怪談集でした。霊を感じさせる話やオチのない不思議な話が中心です。
軽く読めました。