岩井志麻子のレビュー一覧
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ネタバレオーディブル。
読み手のお姉さんがエロっぽくて猫撫で声なのでどうしようかと思ったが慣れるとそれはそれで癖になってきた。低くてドスの効いたお姉さんが読んだらまた印象は変わるかもしれない。
岡山弁がよい。
ホラーと身構えて聞き始めたものの、
そういう要素はあるが、大部分は人間の醜悪。
好奇心だけで見てはならんような目の背けたくなるような世界を、遊女自身の身の上が、悲哀もなく淡々と客に語られる。つらいときにはつらいことを思い出すことで心を保っているといった類のセリフが印象的だった。冒頭の方は、赤子の生々しい死が語られるので臨月の妊婦の身で聞くにはやや刺激が強かった。
語られれば語られるほど女郎のエ -
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ネタバレこの本、家族で旅行に行くときに持ってったが、西原さんの描くイラストのほとんどがちん×で、ちょっと隠れるようにしながら読んだ(笑)
西原さんの夫が高須クリニックの院長だとは知らなかった。西原さんが書く院長のイラストがそっくり。読み終えた今、私も高須院長の全裸を想像できるようになってしまった。(ちなみにキューピーちゃんのようなつるつるぷっくりのお肌らしい。)全面的に高須院長LOVE感が出ていて、好ましい。互いを大事に思っていることを胸を張って言える夫婦って素敵だ。…
志麻子さんの文も秀逸で、歳を重ねてもちん×が大好きだと公言できる女性は良いなと思った。彼女によれば、「この世に捨てるちん×なし」と -
Posted by ブクログ
ネタバレ岡山の方言で客に語りかける女郎の身の上話は、その悲惨さを忘れさせるほどのリズムの良さで、このまま聞いていたいなと思わされた。
『密告函』で見せられた女の怖さは、誰しもが持っている一面のような気がして、最も共感できる。厳密に言うとトミは悪くないし怖くもない。当然のことをしたまでだ。
『あまぞわい』が好みだった。時代が昔であれば男の一存で何もかもが決まっていくものだったと思うので、不安定に生きているユミの苦しみが切なかった。運命付けられたような人生に悲哀を感じて印象深い。
『依って件の如し』は別のアンソロジーで読んだことがある。すべてが繋がったときの衝撃は忘れられない。
4篇すべて濃厚な空気が流れ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ志麻子先生のフィクションかつ長編は久し振りではないでしょうか。(書き下ろしでの発行は2年前です。私が気が付かんかっただけでそれでも間が空いてた)
この作品は金子光晴リスペクトですね。
妻を連れて南洋、巴里へと放浪する作家。
怪奇と汚濁、退廃と幻覚と。
作中を通じて足許もあやうい螺旋階段を昇っているのか降りているのか。最後の1行になっても何も終わっていずどこかにまだ続いている。
志麻子ワールド復活の1作でした。読み応えあり。
私はほんとうに影響を受けやすいので東南アジアへの旅費を調べ始めた。現在のシンガポールは作中のとイメージ違うけどマレーシアは金子はどういうふうに滞在してたっけ?調べ直そう
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