岩井志麻子のレビュー一覧

  • 黒焦げ美人

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    大正時代の人々の陰の特徴に焦点を当て、
    拡大して描写したらこういう小説になるんだろう。

    全ての人の内側に鬼でも入ってるんじゃないかと思わされる。

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    2010年11月05日
  • 黒焦げ美人

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    妾稼業で一家を支えてきた姉・珠江が惨殺されて、黒焦げ死体となって発見されて…という話。
    全編通してこれぞ岩井節!とでもいうような、じっとりとした薄暗さがあります。ほぼ全編通して妹・晴子の視点で進んでいくのですが、どうもこの晴子が第三者に対して内心抱いているはずの印象と、他の人が思っている印象との表現が全く同じだったりして(容貌とかじゃなく人の内面部分で)、そこがちょっと読んでて引っかかりました。
    また、確かに殺人事件の話ではあるのですが、犯人は誰が見てもすぐに判るし、謎解きとかミステリとしての面白さを期待して読むとがっかりするかも。殺人に至る経緯も、犯人の動機(というより自分語りか)も弱いし、

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    2010年06月22日
  • 夜啼きの森

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     岩井志麻子が「津山三十人殺し」を題材に物語を書くとこうなる。松本清張『闇に駆ける猟銃』もこれを題材に書かれているらしい。解説には「私の中では最高のホラー作家は松本清張なんですよ」と志麻子様がデビュー直後から公言してはばからない、とのこと。ん?宮部みゆき責任編集傑作短編コレクションでは感動が薄かったがここを読んで、なにやら胸騒ぎがしてきた。

     今回はこの一行に注目「・・土色の男に抱かれて土色の子を産み、土になって土に還るなぞまっぴらだ」そんな人生の流れに竿をさし、逆流に飲まれ深い暗闇へと落ちていくのなら、それもまた幸せ。深海2000だ。

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    2013年11月11日
  • 夜啼きの森

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    昭和13年5月、岡山県北部の寒村で起きた「三十三人殺傷事件」。おとなしく“利発でええ子”だったはずの青年糸井辰男はその夜、鬼と化して村を駆け抜けたのだった。彼を前代未聞の凶行に駆り立てたのは狂気か怨念か絶望か……彼を取り巻いた、あるいは関わった村人の視点から物語が綴られていく。

    本作があの「津山三十人殺し」を小説化したものであることは言うまでもない。この事件自体、横溝正史の「八つ墓村」や映画「丑三つの村」で有名だろう。だが単なるノンフィクション、あるいは実録小説風にはとどまらず、村に隣接する森と、そこに投影される村人達の不安な心象風景を描き出すことで、閉ざされた村の歪な家族関係、性と業といっ

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    2010年04月15日
  • 合意情死(がふいしんぢゆう)

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    主人公がすべて男性の短編集。
    男ゆえの哀しさと恐怖がわかりやすく表現されていた。
    読んでいるだけで、
    その時代の岡山に居るような気分になった。

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    2010年03月01日
  • 夜啼きの森

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    果たしてカテゴリはホラー小説でよいのかしら?と思うような出来のドキュメンタリーに近い小説です。あの津山三十人殺しの犯人が、岡山の閉鎖的などろどろした村社会の中で犯行に至るまで追い詰められていく心情を、淡々と語る岩井志麻子先生に今回もゾクリ。
    やはり一番怖いのは人間ですね。
    ホラー文庫に収録されてはいるのですが、ホラーというより人間のドキュメンタリ(それも悪い部分だけ)といった要素が多く、読み終わった後はちょっとイヤな感じが付きまといます。そのイヤな感じが「さすが!」の祝い志麻子先生らしさだとは思いますが。

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    2010年02月08日
  • 堕ちてゆく

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    ごく普通の女はちょっとした夢を見る。
    本当の私はもっと違うはず。。。
    平凡に生きてきた女たちの見る夢は幻想となり、その幻想を追い求め一気に転がり堕ちてゆく。
    ありそうで怖い。

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    2010年01月13日
  • 魔羅節

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    やっぱり、岩井志麻子様だ、裏切らない。何がいいかというと、他を寄付けないサザンの桑田節の様な圧倒的個性。志麻子様はこの本で3冊目だけれど、少しづつ楽しみながら全作読破したい。この本の短編8作に共通している物悲しく、猥雑なそれでいて生きることをあきらめない少女たちはどのお話でも美しい。

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    2013年11月11日
  • 現代百物語

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    ●読書録未記入

    p. 56【第24話「誰の目にも見えない絵」
    ヘンリー・ダーガー:芸術家であって芸術家で無いアーティスト(アウトサイダー・アート/アール・ブリュット:正式な美術の勉強をした経歴が無く、発表の予定も無い人たちが創造した芸術作品)】
    p.60 【第26話「詐欺師は女神か」
    美人詐欺師:長年詐欺をやってきただけあり、哲学や洞察力には感心させられるものがある。→『一度は成功した男だよ。だったら、没落してもまた浮上の可能性とチャンスはある。だからあたしは、元が成功していた男は簡単に手放さない。』(事業に失敗し逼塞している社長に「嘘つき。あたしの面倒を見てくれる約束はどうなるの?」と言い

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    2009年10月04日
  • 現代百物語

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    実話蒐集系怖い話。オカルト的話は少なくて、人間が一番怖いね系。まあ作者が作者なせいか、風俗ネタが多いので大人が読む本ではあるかも。というか中学生が期待して読んでも面白くはない。
    何がすごいって全て見開き完結の話として書かれていて行数がきっちりしてるとこか。無理矢理っぽいものもありますが。
    関係ないけどこの人昔テレビで飼い猫の話してなかったかなー…動物飼ったことないって書いてあるんですが。違う人だったかな。

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    2009年10月07日
  • 合意情死(がふいしんぢゆう)

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    43/100
    岩井志摩子様の本ですー

    相変わらず、またまた表紙にガツンとやられました。

    あの世ですよね、この絵。 まちがいない。

    5つの短編。

    この中では『華美粉飾』かな、女郎と心中未遂した学生の姉の描写が怖い。

    「透き通るほどに白く華奢な、そしてひんやりとした細い指だ。」

    おー  ぶるぶる・・

    5つの話全て読んで、この姉の描写がとっても印象に残った。

    右脳に絵図らが焼きついた。



    お話として合点がいかず、なぞがあった方が怖いのにー

    わりと全編通してお話がきれいにまとまってる。

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    2013年11月11日
  • 黒焦げ美人

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    読むと岡山に住みたくなくなる逆村興し小説家。
    彼女が文学賞とか獲ったとして、地元は表彰したりするんじゃろうか…。

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    2009年10月04日
  • 黒焦げ美人

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    大正時代に実際に起きた殺人事件を題材とし、
    志麻子ワールドが展開する。
    犯人に意外性はなかったものの、
    殺された「黒焦げ美人」を取り巻く人間模様とか、
    案外冷静に物事を見ていた妹の心情など、
    耽美で淫靡な文章で綴られていた。

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    2009年10月04日
  • 黒焦げ美人

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    常にうすぐらいかんじが、した、かなぁ。
    多分勘違いだけれどもだざいっぽいかんじが、した。
    おはなしはおもしろかったけれど、
    こわいというかくらいというかそれこそ、黒焦げ。
    解説が辛酸なめ子さんだったのが、なんか意外でした。

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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     登場人物が多くてちょっと整理がつきにくかったけど、田舎の村の薄ら寒い人間関係。不気味な因習。ネッチリと書いた筆力はさすが。テレビで下ネタを連発するただのエロ小説家と思っていたけど見直した。
     肝心(?)の凶行のシーンはかなり少なくてやや不満。

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    2009年11月12日
  • 匿われている深い夢

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    10作品短編集。P211の薄さで10作品だから、一つ一つのお話が超短い。え?もう、終わりなのって感じ。
    '08.01.16読書完了

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    2009年10月04日
  • 魔羅節

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    久しぶりに手にとってパラパラめくると
    安っぽいおしろいの匂いが鼻につく
    岩井志麻子の淫靡で陰鬱な短編集

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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    昭和13年、岡山県北部で起きた「津山三十三人殺し」これは
    「八つ墓村」のエピソードの元になった大量殺人事件です。
    貧困、夜這いの風習、血縁者同士の結婚、
    小さな集落の人間関係、病など細かく書かれています。
    そこから浮かびあがる事件の背景。
    ちがう意味で怖いですね。

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    2009年10月07日
  • 痴情小説

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    薄ら寒くなるお話ばかりで、読んでいて怖いけれどそれでも面白かった。境界線に漂うようなこの著者独特の文章がとても好きだ。

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    2009年10月04日
  • 黒焦げ美人

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    主人公を始め登場人物はみなそこそこ嫌なヤツとゆうところが共感を覚え すんなり読み終えました。力入れずに読めるので そこそこお勧めです。

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    2009年10月04日