【感想・ネタバレ】合意情死(がふいしんぢゆう)のレビュー

あらすじ

あなたの周りにもきっといる――。小学校教員、新聞記者、地方小劇団の座長、看守。偏狭な社会でちっぽけな権力をふりまわす木っ端役人、目立たないくせにどこか鬱陶しい地味女、誠実に見えて肝心なところで無神経な好青年……。思惑と欲望がうずまく小市民たちの葛藤を、ユーモアと恐怖のなかに浮き彫りにした、名手による傑作短篇集。「華美粉飾」「合意情死」「自動幻画」「巡行線路」「有情答語」を収録。

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Posted by ブクログ

ひた隠しにしている自身の弱い面や見せたくない面が、この短編集の至る所に記されているようなそんな恐怖を感じる。

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2011年07月24日

Posted by ブクログ

岩井志麻子の合意情死(がふいしんぢゆう)を読みました。明治時代を舞台としたちょっと愚かな小市民たちが主人公の物語でした。狭い範囲でちっぽけな権力を振り回す人。自分は正しいと思いこんで行ったことが、実は他人を陥れることになってしまう人。岩井志麻子の他の小説のようなおどろおどろしいところはありませんでしたが、楽しめました。

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2011年07月18日

Posted by ブクログ

久々の志麻子さん本。

人間の薄汚さやら、浅はかさ、欲深さ。そういったものが短い物語の中に溢れんばかりに詰まった、浅ましく、きょうてぇ短編集。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

主人公がすべて男性の短編集。
男ゆえの哀しさと恐怖がわかりやすく表現されていた。
読んでいるだけで、
その時代の岡山に居るような気分になった。

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2010年03月01日

Posted by ブクログ

43/100
岩井志摩子様の本ですー

相変わらず、またまた表紙にガツンとやられました。

あの世ですよね、この絵。 まちがいない。

5つの短編。

この中では『華美粉飾』かな、女郎と心中未遂した学生の姉の描写が怖い。

「透き通るほどに白く華奢な、そしてひんやりとした細い指だ。」

おー  ぶるぶる・・

5つの話全て読んで、この姉の描写がとっても印象に残った。

右脳に絵図らが焼きついた。



お話として合点がいかず、なぞがあった方が怖いのにー

わりと全編通してお話がきれいにまとまってる。

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2013年11月11日

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