岩井志麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは小説なのか? 自身のことか?
自伝的恋愛小説!?
中味を見れば官能小説の様でもあり、自身の恋物語の様でもある。自伝にしては、激しすぎ、ましてや自分や自分の妻と同世代の作者であるということを考えると、余りにも激しすぎる。
それにもまして、妻と同世代の同性の作者がここまで開けっぴろげに小説だとしても表現をしていることが、不思議な感じである。
昨日まで読んでいた「グロテスク」は1人称表現で記載される40になろうかという私が主人公。そしてこちらも同世代の女性が主人公で主に1人称で物語が進んでいく。
それなのに、あちらは薄っぺらい紙のような文字の羅列であるのに対して、こちらは描写される景色、人物、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当にあった話はなんでこんなに怖いんでしょう・・。
「八つ墓村」のあの強烈ないでたちを思い出しますが・・。
子供の頃「半日村」と言う本を読んだことがありますが、それにも重なる暗さが・・。
気候に恵まれず、貧困を極める岡山の奥地の村。
戦争の影に、徴兵検査に落ちた”肺病病み”の男、辰男・・。
噂話と苛めと夜這いに似非宗教・・
因習にまみれた村に銃声と悲鳴が・・。
やりきれない気分になりますね・・・
全てがどろどろとして・・。
賢くてお姉さんっ子だった辰男が「鬼」に変貌していくまで・・
ドキドキしながら読みました。
終章は少しくどい気もしましたが、読めば読むほど奈落 -
Posted by ブクログ
怖い話が好きだ。
ぞっとする話も好物。
そして常々思うのが、幽霊よりも、生身の人間のほうがオカルトでホラーだったりする。
この本は、あらためてそう実感させてくれた。
お風呂で汗をかきながら読み切った。見開きのページで1話となっており、ちょびちょび読むにはちょうど良い。
さて内容。さまざまな人物が顔を出す。正直、奇天烈・奇怪てんこもりの迷惑系な輩ばかりだが、まったくの他人事だから「へえ」と楽しめた。とはいえ、わたしの身の回りにも、本に登場する方々に質が近い人たちがいる。でもあえて思い出さないようにしよう。
距離が平穏の鍵を握ることもあるのだ。