あらすじ
さらりと驚くような都市伝説を語る女。芸能界との繋がりを自慢する主婦。人を殺しかけた体験を語る男。雑誌に殺人事件をタレこむ女。凄絶な不良少女と友達だと吹聴するお嬢様。過去をなかったものにする風俗嬢。だますつもりのない簡単なホラを吹く女……。人が嘘をつく背景には、どんな心の闇があるのか。著者の身の回りに実在する話を元に、現代人の虚実を暴き出す、書き下ろし百物語、大好評シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
様々な嘘をテーマに集められた現代百物語。お化けが出てくるという意味の怖さではなく、そこはかとなく引っかかる怖さ。
この本からシリーズにはまってしまい、しばらく聞き続けることに。
Posted by ブクログ
著者が耳にした現代で起こる、日常のホラー
「電話の後ろにいるのは?」 「R子さんとV美さん」ほか、霊感、狂人、風俗、それぞれに関係するホラーの話が百篇、かなりよかったです
Posted by ブクログ
2ページで一話、簡潔にしておもしろいため気負いなく読める。
なんて思ってるとゾクリとするほど怖い話が時折登場する。
どの話を怖く感じるかは、生い立ちや環境などで人それぞれだろう。
それに、現状も。
私の現状だと、生き霊の話が一番怖かった。
Posted by ブクログ
怖い話が好きだ。
ぞっとする話も好物。
そして常々思うのが、幽霊よりも、生身の人間のほうがオカルトでホラーだったりする。
この本は、あらためてそう実感させてくれた。
お風呂で汗をかきながら読み切った。見開きのページで1話となっており、ちょびちょび読むにはちょうど良い。
さて内容。さまざまな人物が顔を出す。正直、奇天烈・奇怪てんこもりの迷惑系な輩ばかりだが、まったくの他人事だから「へえ」と楽しめた。とはいえ、わたしの身の回りにも、本に登場する方々に質が近い人たちがいる。でもあえて思い出さないようにしよう。
距離が平穏の鍵を握ることもあるのだ。