【感想・ネタバレ】堕ちてゆくのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

どこにでもいる地味な女たちが、些細なきっかけで堕ちてゆく。借金まみれになったあげく、強盗をしたり、殺したり殺されたり。自分は紙一重のところで真っ当に生きているのだろうか、と思わされる。足を踏み外さないよう、気をつけよう。

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2018年10月09日

Posted by ブクログ

どこにでもいる、普通だったはずの女性たち。そんな彼女たちがタイトルどおりに「堕ちてゆく」連作小説。情念どろどろですが、物悲しさも感じます。自業自得が多いとはいえ、誰だってこうなってしまう可能性は秘めているのかも?
だけど一番怖いのは。次々に起こる殺人事件が、まるで真相も犯人も不明のまま放置されている点ですね。それまで物語の「主役」だった人物が殺されてしまったのに、何事もなかったかのように次の「主役」にシフトしていく物語。現実も同じようなものじゃないのかな。自分が主役だなんて思い込んでいると、恐ろしいことになりそうです。

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2010年02月02日

Posted by ブクログ

哀しい、10人の女性の連作短編集。実際の事件に着想を得て描かれているらしいが、殺人事件の被害者の連作とは、まぁなんとも言えない読後感である。
劣悪な生育歴の主人公たちが多く、不幸の連鎖になんとも言えない気持ちになりながら、他人の不幸を垣間見るようで、ついつい読み進めてしまう自分がいたり、、。
以前読んだエッセイだかなんだかに、「黒い事件簿」が大好き!と作者が書いていたが、黒い事件簿の当事者版といった印象でもあった。

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2013年11月17日

Posted by ブクログ

登場人物はみなどこにでもいるような女性だ。とびきり美人でもなく、すごく頭がいいわけでもない。そして多くの女性がそう思うように自分はそこそこイケてると思っている。
そんな女性たちを待っているのは意外なエンディングだ。
なのに、読んでいて少しスッキリしてしまうのは岩井マジックか?私が彼女たちを嘲笑しているから「まぁ可哀想に・・・」と思わず、「だよね」と納得してしまう。
自分も彼女側に回るかも知れないのに、平然と上から目線でバカにしてしまう黒い心が湧き起こる。やっぱり女って怖いなぁ・・・。

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2022年09月09日

Posted by ブクログ

「堕ちてゆく10名の女性」を描いた短編連作小説。10名の女性に次々と「堕ちてゆく」連鎖がバトンタッチされていく話。しかも、その女性だけではなく、周囲の人も一緒に不幸にしながら。さすがに10人の女性を描いたら「堕ちてゆくシチュエーション」が、似通ったものもあった。「堕ちてゆく」バリエーションがもうちょっと豊富だと作品に深みが出たのかも。でも、私が、今日、スポッとはまってしまいそうな、リアルな話もあり背中がゾクッとする。10名の女性を不幸にしたのに不幸の連鎖は止まらず、話は不幸の連鎖のスタート地点に戻るのか。

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2015年11月11日

Posted by ブクログ

評判はそんなにだけど
私はこれで岩井志麻子を読み始めた。

後半ちょっと飽きてきたけど
醜い女の性が描かれております。

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2010年11月17日

Posted by ブクログ

ごく普通の女はちょっとした夢を見る。
本当の私はもっと違うはず。。。
平凡に生きてきた女たちの見る夢は幻想となり、その幻想を追い求め一気に転がり堕ちてゆく。
ありそうで怖い。

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2010年01月13日

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