岩井志麻子のレビュー一覧

  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
    ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖かったです。リアルな恐ろしさというのでは一番だったかも。こんな状況には追い込まれたくないものです。

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    2021年04月15日
  • ぼっけえ、きょうてえ

    購入済み

    しばらく引きずる作品

    岩井志麻子さんのファンとして
    この本は読まないといけないと思いながも
    書店で冒頭を読んだ際に
    時代背景が昭和初期、岡山弁、怖い内容と言う
    ハードルがあり、避けていました。
    しかし、ページを進めるごとに
    すっかり文体に慣れ、岩井志麻子さんの世界観に
    入り込みました。
    やはり岩井志麻子さんだからこその
    女性描写はルサンチマンに溢れています。

    読み終わっても、内容を思い出してしまい
    ぼっけえ、きょうてえ作品です。

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    2021年01月28日
  • 堕ちてゆく

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    どこにでもいる地味な女たちが、些細なきっかけで堕ちてゆく。借金まみれになったあげく、強盗をしたり、殺したり殺されたり。自分は紙一重のところで真っ当に生きているのだろうか、と思わされる。足を踏み外さないよう、気をつけよう。

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    2018年10月09日
  • 現代百物語 嘘実

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    様々な嘘をテーマに集められた現代百物語。お化けが出てくるという意味の怖さではなく、そこはかとなく引っかかる怖さ。
    この本からシリーズにはまってしまい、しばらく聞き続けることに。

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    2016年09月28日
  • 夜啼きの森

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    悲しいような、なんとも言えない気持ちになる。
    志麻子の文章はなんと自然に私のなかに流れ込んでくるんだろう。

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    2015年09月19日
  • あの女(オンナ)

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    「怪談実話系」で読んでた。ていうかこれを読みたいが為に最近ちょっと私の好みから外れてきた「怪談実話系」を購入していた。
    それがなんと1冊にまとまってくれて、なおかつ書き下ろしがたっぷり!
    これは買わないといけない本だと即断即決で購入しました。
    虚言癖というか虚言症。
    病レベルになると最強で最恐ですね…。

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    2013年10月12日
  • あの女(オンナ)

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    例の騒動があって、出版の運びとなったようです。
    「怪談実話系」でおなじみのシリーズ。まとまって読めて嬉しい。
    が、「怪談実話系7」は未読なのだ…!先読んでもたやん。
    「あの女」はそこらじゅうにおるわけで、岩井さんの語る「あの女」がOのNさんの自称なんてらと同一人物とは限らない…そっちの方がよっぽど怖いわ。

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    2012年07月09日
  • 現代百物語 嘘実

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    著者が耳にした現代で起こる、日常のホラー
    「電話の後ろにいるのは?」 「R子さんとV美さん」ほか、霊感、狂人、風俗、それぞれに関係するホラーの話が百篇、かなりよかったです

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    2012年03月01日
  • オバサンだってセックスしたい

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    痛快。

    なんと美しい日本語であることよ。

    それとは別に、
    【オバサンは「商人」「職人」「芸術家」に分けられる】(158ページ)は、
    慧眼。

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    2011年11月25日
  • 嘘つき王国の豚姫

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    凄い。もうタイトルからして凄い。ジャンルが何かは分からないけれど、独断でホラーとします。いやもうこれはホラー以外の何ものでもないでしょ!
    表面的には、よくあるかもしれない一人の女性の転落人生。劣等感を隠して見栄を張って、自分に都合のいいことだけを味方につける。それ自体は誰でも多少はやっていることなのだけれど。
    どんどん膨らむ、常識外れの嘘。嘘に飲み込まれて狂っていく自分と周りの温度差。こんな人が身近にもしいたら、あまりに怖すぎます。
    だけど一番気になったのは。果たして彼女は不幸なのか幸せなのか。おそらく客観的には不幸。おそらく主観的には幸せ。どちらが正しいのか、その答えはないのかもしれません。

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    2010年10月01日
  • 堕ちてゆく

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    どこにでもいる、普通だったはずの女性たち。そんな彼女たちがタイトルどおりに「堕ちてゆく」連作小説。情念どろどろですが、物悲しさも感じます。自業自得が多いとはいえ、誰だってこうなってしまう可能性は秘めているのかも?
    だけど一番怖いのは。次々に起こる殺人事件が、まるで真相も犯人も不明のまま放置されている点ですね。それまで物語の「主役」だった人物が殺されてしまったのに、何事もなかったかのように次の「主役」にシフトしていく物語。現実も同じようなものじゃないのかな。自分が主役だなんて思い込んでいると、恐ろしいことになりそうです。

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    2010年02月02日
  • 東京のオカヤマ人

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    エッセイ集……なのだけれど、半ば恐怖小説と化してるぞこれっ! さすがは岩井さん。可笑しくて笑える部分がほとんどのはずなのだけど、やっぱり怖い。あっけらかんとしているはずなのに、なぜかどんよりじめじめ。正直「ぼっけえ、きょうてえ」よりもこの本のほうがきょうてえと思ってしまったのは、はたして私だけなのでしょうか?
    というわけで、岩井志麻子さんファン度がアップ……はっ、まさか私も「ヤバイ人誘蛾灯」に引き寄せられてるんじゃっ!?

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    2009年12月29日
  • 夜啼きの森

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    岩井志麻子の作品が好きだというと「えっ」って顔されますけど、「えっ」って言っちゃう人はメディアに露出してる岩井女史のイメージが先行してそう言ってしまうんだと思います。
    『ぼっけえ、きょうてえ』以降、色々読んでみましたが、とても面白いです。
    先入観で撥ね退けるのは良くないな。実に良くない。

    自分の生地の方言を活かして書いてるという点がまず好き。
    音にしても違和感がないほど自然な文体と、岡山(おそらく、備前?)の方言が心地いいです。
    舞台にする明治〜大正〜昭和初期という時代も、これは個人的な意味でとても好き。
    あとは淫靡な雰囲気をまとう設定や、感情の揺れ動く様などが文体にとても合ってる。

    私も小説より先に岩井女史をテレビで見たけれど、「この人本気出したらすごいんだな」と思いました。
    エッセイや現代を舞台にした作品は正直あまり好きではないけれど、それでもやっぱり引き込まれる。
    特にホラーが好きな人には読んでもらいたい。

    『夜啼きの森』はおそらく津山30人殺しをモチーフにした作品で、既存の設定を借りた感があります。
    作家が歴史パロディやこういったモチーフありの作品を書いていると、「きっと発想力が失われてしまったのだろう」と思うことがありますが、読んでみたら「そんなことないかもな」と思い直しました。
    岩井的ホラーの世界観が広がってました。

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    2009年10月04日
  • タルドンネ 月の町

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    韓国、月の町と呼ばれる貧しい町で生まれた男が繰り返した凶行、彼の行く末に心を奪われ夢中になって読んでしまいました。
    描写が細やかで血肉の色の鮮やかさが目に焼き付くようでした。

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    2009年10月04日
  • 魔羅節

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    言わずもがな岩井志麻子。
    あえて文庫版を選んだのは、あとがき(?)が久世光彦による「志麻子の行方」があるからです。
    岩井志麻子と久世光彦。この二人の文章が一気に読めるなんてなんて豪華。

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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    これは私の一番大好きな本です。
    っていうのもどうかと思うんですけど、も。
    犯罪を犯してしまう者は、育ちとか生き方のうちにそうなってしまうのかなぁと。誰も悪くないし誰もが悪いんだろうと。

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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    岡山の「津山事件」を基にした小説。これが真実じゃないかと思わせるリアリティがあります。『ぼっけえ、きょうてえ』より面白いと思いました。

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    2009年10月04日
  • 堕ちてゆく

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    微妙に接点のある女性たちが、次々堕落していく。
    どこにでもあるようでもあり、ホラー的な部分も含んでいたりする。
    中盤までは、女性たちの生活や考え方、他人との関わり方などが細かく描かれていて共感する部分もあったが、仮定で終わってしまっているので、「犯人は?」「なぜ??」と言う疑問ばかりが残ってしまった。
    著者はそれが狙いかもしれないが、納得できない終わり方だった。
    2025/5.15

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    2026年09月30日
  • あのとき死なずにすんだ理由 あの日、あのとき、あの場所で感じた理解不能な恐怖

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    作家たちが日常で経験した不思議な話を集めたアンソロジーなので、もちろん面白さにムラがある。雨宮淳司は本当につまらないというか下品で受け付けないけど、それを払拭するほど平山夢明の作品が怖かった

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    2026年07月23日
  • 現代百物語 嘘実

    購入済み

    面白かった

    自称ガンダムオタク。ホラーやミステリーは好きだが絶対オタクとは言わないだろう。著者と同じだがどこにもっと詳しい人やガチな人がいるのかわからないから。才能や特技。犯罪者で才能や特技があるにも関わらずそれを生かせなかったのかと疑問だったがこれを読んで納得。人をだますための手段として覚えるのか。なので、それは才能や特技ではないのでその道のプロになれないか。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2026年07月21日