岩井志麻子のレビュー一覧

  • 黒焦げ美人

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    ホラーでもなくミステリでもなく
    どことなく純文学を感じさせる1冊。
    派手な読後感は無いのだけれど
    ふとした時に思い出したり色濃く記憶に残るのって
    こう言う本だったりする。

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    2024年09月08日
  • ふるさとは岡山にありて怖きもの 岩井志麻子怪談掌編集

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    実話怪談、創作、ヒトコワ、37編。ショート集で、最短1ページとかあり、読みやすい。 歌舞伎町は、やっぱり怖い場所なんですね。いろんな意味で。

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    2024年08月26日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ベストと謳ってるので、一定水準はクリアしてる読み応えのある作品が多いけど、その分既読も多かったり。特に綾辻行人、澤村伊智の両作品が印象深かったかな。

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    2024年08月15日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    ホラーも、文章なら耐えられるようになった気がします。面白かった。
    ショートショートの広場で初読だったらしくて読みたかった「よけいなものが」を再び読めて嬉しいです。
    「依って件のごとし」が哀しくてよかった。さすが志麻子…「再生」は弱い富◯か…好き。
    澤村伊智さんのお話も初読だったので、この姉妹は比嘉姉妹だったのだと他のレビューを読んで知りました。

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    2024年08月11日
  • おんびんたれの禍夢

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    イカつすぎる表紙に一目惚れしてしまった…

    肝心の中身というと幻想的なホラー作品でしたね
    アジア中から奇怪な話が寄せられ
    その話を代筆する主人公の晴之介
    徐々に日常が侵食され、
    夢が幻か、はたまた現実かが曖昧になってく
    場面の切り替わりが曖昧でいつの間にか
    読んでいる自分すらも困惑の世界に陥ってしまった。
    やばい…今どっちだ?ってなってしまった…(-_-;)

    どの話も恐ろしく奇妙な話ばかりで
    自分好みで楽しめた!!
    しかし最終的なオチがややインパクトに欠けている印象でしたが!
    全体的には楽しめたので良かった!
    しかしなんだかんだ言って1番印象に残ったのは作中に出てくる晴之介の手綱を握る、同居

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    2024年08月03日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    【収録作品】
    小野不由美「芙蓉忌」(『営繕かるかや怪異譚 その弐』角川文庫)
    山白朝子「子どもを沈める」(『私の頭が正常であったなら』角川文庫)
    恒川光太郎「死神と旅する女」(『無貌の神』角川文庫)
    小林泰三「お祖父ちゃんの絵(『家に棲むもの』)角川ホラー文庫)
    澤村伊智「シュマシラ」(『ひとんち』光文社文庫)
    岩井志麻子「あまぞわい」(『ぼっけえ、きょうてえ』角川ホラー文庫)
    辻村深月「七つのカップ」(『きのうの影踏み』角川文庫)

    粒ぞろいと思う。

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    2024年05月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    小野不由美と山白朝子は既読でした。
    私は影牢よりこっちが好きでした(向こうも面白かったけど)。好きな作家さんばかりだし、作品によってガラッと雰囲気が変わり面白いです。
    特に辻村深月「七つのカップ」は短いながら印象に残るお話でした。

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    2024年03月21日
  • でえれえ、やっちもねえ

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    妾の女が霊媒師家業、ハレー彗星接近。あれ??これって「岡山女」でやりましたよね??
    あまりの既視感に再読かと勘違い。

    江戸、明治、大正、昭和。岡山縛りの4つの怪異譚。
    岡山弁は相変わらず怪談話と相性がいいとは感じます。

    穴掘酒(大正時代)
    刑期を終えた女が、愛しい男宛に書いた手紙の形式。
    この話だけは面白かった。
    手紙形式のやりとりで面白かった作品といえば湊かなえの「往復書簡」が思い出された。
    ホラー作家の描く「時候の挨拶」」というのもまた味があっていい 
    淑女を装っていた女がどんどん荒ぶってくる文面。

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    2024年03月03日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。第二弾の「恐怖」の方を先に読んでたけどこれが第一弾。
    綾辻行人「再生」鈴木光司「夢の島クルーズ」は既読でした。「再生」すごく久々に読んだけどやっぱり最高だな…。初読のなかでお気に入りは今邑彩「鳥の巣」山荘で出会った女性と主人公の会話が進むほどに不穏さが増していき、じわじわとした恐怖に締め付けられた。岩井志麻子「依って件の如し」は陰湿な村社会の厭な話という感じでラストのおぞましさたるや…きょうてぇきょうてぇ。

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    2024年01月20日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    2010年代の発表作を中心に選ばれた現代ホラー短編7選
    小野不由美、山白朝子、恒川光太郎、小林泰三、澤村伊智、岩井志麻子、辻村深月のラインナップに期待して読み進めましたが・・・
    ホラーよりファンタジーな感覚の作品が多かったです。
    ちょっと怖かったのは小野不由美と澤村伊智(さすが!)かな??
    辻村深月は完全に「ツナグ」の世界観でした。悪くはなかったけど・・(^_^;)

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    2024年01月18日
  • 七つのカップ 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    「子供を沈める」
    いじめを苦にして自殺した被害者が、4人の加害者の子どもに生まれ変わってくるというお話。

    被害者は、加害者の子どもに生まれ変わって何がしたかったのだろうか。初めは復讐なのかと思っていたが、最後の加害者が、他の3人の(加害者の子達)分まであなたを愛すると伝えると、微笑みを返したという形で終わっている。

    被害者には、前世でいじめられた(というより、怖い事をされたという曖昧な)記憶は残っていても、母親となっている相手が、そのいじめをしていた当人だと分かっている様子はなく、反省を求めるような素振りもない。

    もしかすると、加害者自身が具現化した過去の罪と自ら向き合い、それを乗り越え

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    2024年01月15日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    カバーイラストは濱口真央。

    ■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
    中高生の頃に既読。再読。
    思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。

    ■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
    中高生の頃に既読。再読。
    当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
    またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。

    ■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
    面白いアイデア。
    よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。

    ■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談

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    2023年10月24日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    たまに訪れるホラー読みたい病が発病したので前から気になっていたこちらを拝読。
    結果、あまり怖くありませんでしたが、昔祖母から御伽噺を聞いていた時のようなノスタルジックな感覚にはなれたので違った楽しみ方をしました。
    私の親戚が岡山だった事もあり、よく遊びに行っていたのでこのお話の舞台も親近感が湧きました。思い起こせば従妹の家もかなり田舎だったので、確かにこんな不思議な事が起こりそうな空気感ではありました。

    短編集なのでまたそれぞれに感想を書いてみたいと思います。全体的に日清戦争前後辺りのお話のようなのでそれを踏まえてお付き合い頂ければ幸いです。

    【ぼっけえ、きょうてえ】
    最初なんだこのタイト

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    2024年07月16日
  • でえれえ、やっちもねえ

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    『ぼっけぇ、きょうてえ』と同じ世界観で展開される女たちの怖くて怪しい短編集。相変わらず読みやすい。13歳で神隠しに会い、70歳で戻ってきたヨシ婆さんのお話が好きだ。これだけは人間の闇をあまり感じない。ハレー彗星や神隠しとあわせてファンタジックなムードがある。

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    2023年09月21日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    読んだことのある話が最初2話続いたので
    同じ本を買ったかと焦った。
    オーストリア人の幽霊にイラつく。

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    2023年07月30日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    登録しているとばかり思っていたけど、
    登録してなかったのか、これ。

    …と、いう事で再読。

    何年ぶりだろう、TwitterのTLに甲斐荘楠音の絵が流れてきたのをきっかけに、夏だし再読するか!と本棚から出してきた。

    話のスジをほとんど忘れていたけど、
    これって今ならイヤミスとも評されそうな作品。
    表題の「ぼっけえ、きょうてぇ」もだけど、他の3作品も本当に極上のイヤミスだと思った。

    どの作品も明治時代の岡山、北の方の貧しい農村だったり、あるいはあけっぴろげながらも排他的な漁村が舞台で、全編で岡山弁がとても効果的に使われている。

    「ぼっけえきょうてぇ」のみ、遊女の独り語りで話は進行するんだが

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    2023年07月18日
  • 夜啼きの森

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    「三十三人殺傷事件」津山事件をモチーフに描かれた作品

    貧しく息苦しく閉鎖的な田舎の集落
    結核、徴兵検査、夜這い
    現代にはもうあまり馴染みのないワード

    都井睦雄の背景もそうだけど
    今作の糸井辰夫も切ない部分があって
    何とも言えない悲しい心の叫びが聞こえてくる。

    ねっとりとした岡山弁がまた湿り気を感じさせ、
    これまた「きょうてえ…」と思わせてくる。

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    2023年05月17日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    本作は言い伝えが強く伝えられている土地を舞台とした部落ホラー(?)である。言い伝えや登場人物の生い立ちが異なる4つの物語で構成されている。

    ※以下ネタバレ注意※

    特に好きだったのは「密告箱」でした。平穏な暮らしに満足ができない男が破滅的な女と出会い、堕ちてゆく。そして、しまいには連れ添っていた女の怨念自体が密告箱となって男を陥れる様は男が根本的に悪いのだが、可哀想でした。他の物語はあまり響かなかったので星3つです。

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    2023年05月16日
  • ぼっけえ、きょうてえ

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    4篇の短編集。やっぱり好きなこの世界。
    題名の意は岡山地方の方言で「とても、怖い」

    物の怪よりも人間が1番きょうてえ。
    短いので入りやすい作品かと思います✍

    「でえれえ、やっちもねえ」を読みたいなと思ったらまず今作を読み返したくなって…
    1冊丸ごと岡山弁で綴られているので分からない言葉も多いのに
    サクサク読める、というか止まらない面白さの「ぼっけえ、きょうてえ」

    怪奇的な怖さではなく人間の業の怖さのお話。
    最後まで読んで「コワッ…」人間ちゃ怖い…。
    タイトルどストレートにとても怖いって付けるって
    なっかなかのハイセンス。

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    2023年05月13日
  • あの女(オンナ)

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    一時期熱心に読んでいた「怪談実話系」。
    毎号載っていた岩井志麻子の「あの女」が一冊にまとまって、さらに書き下ろしに解説は工藤美代子さん。
    一冊にまとまると、「あの女」の輪郭がはっきり見える。
    都会にしか現れない(と思いたい)怪現象のような人物。
    巻末の文庫通信で伊藤三巳華さんたちによって情報が補完されているのもいい。
    工藤美代子さんの解説に「夫の収入をあてにして」と自称していたのは意外だった。

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    2023年04月19日