おんびんたれの禍夢

おんびんたれの禍夢

748円 (税込)

3pt

3.0

時は明治。
岡山から上京したばかりの若き怪奇小説家・光金晴之介は、
世界探検家を自称する豪傑・春日野力人の、冒険記のゴーストライターを務めることになる。
馬来半島、泰、緬甸、印度。
亜細亜中から送られてくる力人の体験談は、
おぞましい憎しみと叫び、そして不可解な謎に満ちたものだった。
晴之介は同居人の美しい少女・楠子とともに、複雑怪奇な謎を解き明かしていくが――。
忌まわしき故郷の「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。
そして襲い来る、言葉を失うほどの恐怖とは。
『ぼっけえ、きょうてえ』を超える、驚愕のホラーミステリ。

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おんびんたれの禍夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夢と現の境目が薄れていく。フィクションのはずなのに妙な生々しさを宿らせて、ノンフィクションのような質感。

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ

    久方振りの岡山モノで大変楽しみにしていた1冊。
    ただ、やはりなんとなくだるいというか「この話し必要?」みたいな感じが否めない。
    むしろ「みっちゃん」の話と「力人の手紙」の話を分けて別々の作品として世に出した方が良かったのでは…?とも思ってしまう。
    過去に岡山女や湯女の櫛などこういった短編でとても素晴

    0
    2025年03月26日

    Posted by ブクログ

    夢か現か?境界線が曖昧になり、晴之介か力人か?みっちゃんか楠子か?すべて混ざりあっていく不思議な感覚だった・・・。怖さがじんわり襲ってくる・・・。岡山弁がさらに怖くさせていた。

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    表紙でゴリゴリのホラーだと思っていたら幻想的というか、だるさを感じる南国の暑さの中で見る夢がずっと続いているような不思議な話だった。明治と怪談はすごく相性がいい、そして岡山とホラーも相性がいい。終盤は面白さを感じたけど、途中のあれこれが長すぎたのと、結局何だったのかの謎が残った。

    0
    2024年09月09日

    Posted by ブクログ

    イカつすぎる表紙に一目惚れしてしまった…

    肝心の中身というと幻想的なホラー作品でしたね
    アジア中から奇怪な話が寄せられ
    その話を代筆する主人公の晴之介
    徐々に日常が侵食され、
    夢が幻か、はたまた現実かが曖昧になってく
    場面の切り替わりが曖昧でいつの間にか
    読んでいる自分すらも困惑の世界に陥ってしま

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    甲斐性なしの文筆家、光金晴之介が受けた世界探検冒険記のゴーストライターの依頼。
    現地から送られてくる体験談は奇怪で血なまぐさい男女の愛憎に色めいて…怖く艶っぽい悪い夢に迷いこんでいるような感覚に陥る。
    時折挟まれる晴之介の故郷岡山の記憶の住人みっちゃんと晴之介が異様に恐れる「キバコ」とは何なのか、曖

    0
    2024年11月09日

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