岩井志麻子のレビュー一覧

  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    今回のテーマは「愛」。
    うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。

    そんな恋愛したことないですが。

    全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
    怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
    そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
    行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。

    「犬小屋のこと」が一番怖く。
    「ある姉妹」「隣のベッド」で人の

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    2014年04月10日
  • 恋愛詐欺師

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    エロイ。悪い。寝る前に少し読むのにちょうどよい短編集ですが 爽やかでは決してないです。女の醜い心の描写がゾゾっとするぐらい上手いです。
    あとがきの鈴木おさむ氏の志麻子伝説が最高です。やらせるブス 韓国の男は腰の動きが鋭い
    名言だらけです(笑)

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    2014年03月01日
  • 東京のオカヤマ人

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    東京のオカヤマ人の志麻子先生のエッセイのような・・・短編集。

    事実あり、妄想あり、脚色あり、少し怖くて、少しエロイ。志麻子先生によってくる、変な人達。
    おばけなんかより、生きてる人間がいちばん きょぉてぇぜ・・・


    水道橋博士のあとがきもオモロイです。
    志麻子の存在が気味悪く、 せっかくもらったサイン本をほかすほどのきょぉてぇ志麻子先生への熱いメッセージ。水道橋博士いわく、志麻子先生の初対面の印象は 実写版 貞子・・

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    2014年03月01日
  • 堕ちてゆく

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    哀しい、10人の女性の連作短編集。実際の事件に着想を得て描かれているらしいが、殺人事件の被害者の連作とは、まぁなんとも言えない読後感である。
    劣悪な生育歴の主人公たちが多く、不幸の連鎖になんとも言えない気持ちになりながら、他人の不幸を垣間見るようで、ついつい読み進めてしまう自分がいたり、、。
    以前読んだエッセイだかなんだかに、「黒い事件簿」が大好き!と作者が書いていたが、黒い事件簿の当事者版といった印象でもあった。

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    2013年11月17日
  • 現代百物語 悪夢

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    他の人なら何てことない普通の出来事でも、その奥に潜んでいるかもしれないおどろおどろしいものを見つけて、磨きあげている感じがする。

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    2013年05月30日
  • 魔羅節

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    現実か夢か幻か、生きているのかいないのか、作者は巧妙にその混ざり合った中ほどに読者を誘う。程よい倒錯が、この作品群をうまい味付けに仕上げている。どぎつい言葉が散見される割に、そのどぎつさとはかけ離れた巧妙なプロットでなかなかの作品に仕上げている。

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    2012年11月05日
  • 現代百物語

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    彼岸と此岸の話が入り交じるホラー99編。
    幽霊的の話もあるけど、生きた人間の念的な話、精神系の話が多い。
    日常生活を少し不安にさせる怖い話がほとんどなのに、笑える箇所が多くあってオモシロイ。
    作家の人柄が出ている本だと思う。

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    2012年09月22日
  • 現代百物語

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    作者が
    聞いたり体験したりした
    怖い話

    っていっても
    怪談的なのは数パーセント

    厭な話

    奇妙な話
    がつらつらと書かれています

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    2012年09月02日
  • あの女(オンナ)

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    始終岩井さんの語り口のテンポがよい。生き霊って本当にいるのかって感じ。じめっと暑い今の季節に読むと恐さ増。

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    2012年08月01日
  • 現代百物語 悪夢

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    夏ですし、ムシムシするし、ということで読みました。ショートショート集、というつもりで、パラパラ読んでたら淡白感があったんですが、これは、そういう読み方ではなく、頭から順に読んでいくものなのですね。考えてみれば百物語は語りなので、順序性はあるなあ。
    そうすると、しみじみといい味なんですよねえ。
    あたりまえなんですが、全体で一つの作品なんですよ。
    怪語れば怪来る。
    岩井志麻子、読んでみようかな。まだ読んでないものなあ。

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    2012年07月05日
  • 夜啼きの森

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    ネタバレ

    八墓村好きな方はぜひ。

    岩井氏の文章は、重たいです。
    なんだかとても時間がかかります。

    方言も多く、なんというかねっとりというか、ずっしりというかそういう感じ…

    なんとなく、後で何が起こるのか分かっていつつもその瞬間が来るのが怖い、でも期待してしまう、そんな感じのホラーでした。

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    2012年05月16日
  • あの女(オンナ)

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    『怪談実話系』での連作が、まさかの文庫化。
    ひとつの芸になっていて、なんだか笑えるようになっていますが、最初読んだときの「あの女」の怖さは印象的でした。
    テレビや芸能ニュースと離れた生活をしていたので、占い師に洗脳で話題になっていたOのNさんとの関連性による怖さを味わえなかったのが残念。

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    2012年04月08日
  • 合意情死(がふいしんぢゆう)

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    ひた隠しにしている自身の弱い面や見せたくない面が、この短編集の至る所に記されているようなそんな恐怖を感じる。

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    2011年07月24日
  • オバサンだってセックスしたい

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    本書は、これまできちんと語られることのなかった「40代」を中心とした「オバサンのセックス」について、現在45歳の著者が、自身のこと、同世代の友人、知人のこと、これまでに取材してきた事件の登場人物など、様々なケースを例にあげながら、真正面から斬り込んだ一冊。
    昨今の草食男子現象による「年上ブーム」や「アラフォー・ブーム」、「熟女ブーム」、「人妻ブーム」など、中年女性に対しては幅広く注目が集まっているが、著者は、これらの女性たちをあえて「オバサン」と定義し、どこにでもいる中年女性たちのリアルな欲望を深く掘り下げた意欲作。

    [ 目次 ]
    あってはならないと思われているオバサンの性欲

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    2011年06月05日
  • 現代百物語 嘘実

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    嘘はつじつまが合わないけど、当人にはそれが事実として語られるのでしょうか。そして実は身近にもそういう人なんてたくさんいるんだろうか。

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    2011年03月20日
  • 夜啼きの森

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    ネタバレ

    とにかく読んで不安定になる小説とでも言おうか。
    岩井さんのホラーは全てそうなのだけれど、
    殺人が行われた村の空間に漂う人々の、
    恐怖がそのまま乗り移っているみたいなのだ。

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    2011年02月17日
  • 私小説

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    毎年夏になると読みたくなります。おなじみのベトナム男との情事を書いた作品の中でこれが一番好き。この人のないような俗っぽいのに文体が堅く美しいところがたまりません。

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    2010年07月25日
  • 魔羅節

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    「魔羅節」というタイトルにふさわしく、淫靡な世界が広がった一冊。
    官能的なシーンはたくさん出てくるのに、彼女が描くとグロく陰湿で恐怖になる。
    一気に読むとちょっと飽きてくる感じはあるが、読みやすくて面白かった。
    岩井志麻子は、民話を題材にしたような物語と、貧困とヒトの醜さを描き出すのが本当にうまい。

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    2011年08月07日
  • 恋愛詐欺師

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    岩井志摩子の恋愛詐欺師を読みました。女性たちの暗い側面を描いた短編集でした。どろどろとした官能的な表現もあり、幻想的なホラーテイストのものもあり、ストーリーのどんでん返しもあって面白く読めました。表題作の恋愛詐欺師は、「あたしバカだからわかんな?い」を口癖に男たちを騙し続けるグラビアアイドルの物語でした。確かにどこかにいそうな女性の物語で、騙すほうも騙される男も仕方のない人たちとして描かれていました。虚無的なにおいのするところが、岩井志摩子らしいところです。

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    2011年07月18日
  • 匿われている深い夢

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    じんわりと恐ろしさを感じる短編集。詰まるところの結論は……「中途半端な美人は不幸だ」ということなのでしょうか。つくづく美人でなくてよかった(笑)。
    最も怖かったのは「恍惚の死の恋の町」。これはあまりに極端だけれど、この物語のヒロインが陥った美に関する「ある勘違い」ってのは、珍しいものじゃないですよね。それどころか大多数の人が思っていることであって。ただ、その限度を超えてしまったのに、それでもそこまで信じ込んでしまえるということは、本当に恐ろしく感じました。
    「寒い絵の中の永遠の夏」はちょっとミステリっぽい要素もありますね。これも雰囲気が好きだなあ。

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    2009年12月29日