岩井志麻子のレビュー一覧

  • 魔羅節

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    現実か夢か幻か、生きているのかいないのか、作者は巧妙にその混ざり合った中ほどに読者を誘う。程よい倒錯が、この作品群をうまい味付けに仕上げている。どぎつい言葉が散見される割に、そのどぎつさとはかけ離れた巧妙なプロットでなかなかの作品に仕上げている。

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    2012年11月05日
  • 現代百物語

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    彼岸と此岸の話が入り交じるホラー99編。
    幽霊的の話もあるけど、生きた人間の念的な話、精神系の話が多い。
    日常生活を少し不安にさせる怖い話がほとんどなのに、笑える箇所が多くあってオモシロイ。
    作家の人柄が出ている本だと思う。

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    2012年09月22日
  • 現代百物語

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    作者が
    聞いたり体験したりした
    怖い話

    っていっても
    怪談的なのは数パーセント

    厭な話

    奇妙な話
    がつらつらと書かれています

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    2012年09月02日
  • あの女(オンナ)

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    始終岩井さんの語り口のテンポがよい。生き霊って本当にいるのかって感じ。じめっと暑い今の季節に読むと恐さ増。

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    2012年08月01日
  • 現代百物語 悪夢

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    夏ですし、ムシムシするし、ということで読みました。ショートショート集、というつもりで、パラパラ読んでたら淡白感があったんですが、これは、そういう読み方ではなく、頭から順に読んでいくものなのですね。考えてみれば百物語は語りなので、順序性はあるなあ。
    そうすると、しみじみといい味なんですよねえ。
    あたりまえなんですが、全体で一つの作品なんですよ。
    怪語れば怪来る。
    岩井志麻子、読んでみようかな。まだ読んでないものなあ。

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    2012年07月05日
  • 夜啼きの森

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    ネタバレ

    八墓村好きな方はぜひ。

    岩井氏の文章は、重たいです。
    なんだかとても時間がかかります。

    方言も多く、なんというかねっとりというか、ずっしりというかそういう感じ…

    なんとなく、後で何が起こるのか分かっていつつもその瞬間が来るのが怖い、でも期待してしまう、そんな感じのホラーでした。

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    2012年05月16日
  • あの女(オンナ)

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    『怪談実話系』での連作が、まさかの文庫化。
    ひとつの芸になっていて、なんだか笑えるようになっていますが、最初読んだときの「あの女」の怖さは印象的でした。
    テレビや芸能ニュースと離れた生活をしていたので、占い師に洗脳で話題になっていたOのNさんとの関連性による怖さを味わえなかったのが残念。

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    2012年04月08日
  • 合意情死(がふいしんぢゆう)

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    ひた隠しにしている自身の弱い面や見せたくない面が、この短編集の至る所に記されているようなそんな恐怖を感じる。

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    2011年07月24日
  • オバサンだってセックスしたい

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    本書は、これまできちんと語られることのなかった「40代」を中心とした「オバサンのセックス」について、現在45歳の著者が、自身のこと、同世代の友人、知人のこと、これまでに取材してきた事件の登場人物など、様々なケースを例にあげながら、真正面から斬り込んだ一冊。
    昨今の草食男子現象による「年上ブーム」や「アラフォー・ブーム」、「熟女ブーム」、「人妻ブーム」など、中年女性に対しては幅広く注目が集まっているが、著者は、これらの女性たちをあえて「オバサン」と定義し、どこにでもいる中年女性たちのリアルな欲望を深く掘り下げた意欲作。

    [ 目次 ]
    あってはならないと思われているオバサンの性欲

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    2011年06月05日
  • 現代百物語 嘘実

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    嘘はつじつまが合わないけど、当人にはそれが事実として語られるのでしょうか。そして実は身近にもそういう人なんてたくさんいるんだろうか。

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    2011年03月20日
  • 夜啼きの森

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    ネタバレ

    とにかく読んで不安定になる小説とでも言おうか。
    岩井さんのホラーは全てそうなのだけれど、
    殺人が行われた村の空間に漂う人々の、
    恐怖がそのまま乗り移っているみたいなのだ。

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    2011年02月17日
  • 私小説

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    毎年夏になると読みたくなります。おなじみのベトナム男との情事を書いた作品の中でこれが一番好き。この人のないような俗っぽいのに文体が堅く美しいところがたまりません。

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    2010年07月25日
  • 魔羅節

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    「魔羅節」というタイトルにふさわしく、淫靡な世界が広がった一冊。
    官能的なシーンはたくさん出てくるのに、彼女が描くとグロく陰湿で恐怖になる。
    一気に読むとちょっと飽きてくる感じはあるが、読みやすくて面白かった。
    岩井志麻子は、民話を題材にしたような物語と、貧困とヒトの醜さを描き出すのが本当にうまい。

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    2011年08月07日
  • 恋愛詐欺師

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    岩井志摩子の恋愛詐欺師を読みました。女性たちの暗い側面を描いた短編集でした。どろどろとした官能的な表現もあり、幻想的なホラーテイストのものもあり、ストーリーのどんでん返しもあって面白く読めました。表題作の恋愛詐欺師は、「あたしバカだからわかんな?い」を口癖に男たちを騙し続けるグラビアアイドルの物語でした。確かにどこかにいそうな女性の物語で、騙すほうも騙される男も仕方のない人たちとして描かれていました。虚無的なにおいのするところが、岩井志摩子らしいところです。

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    2011年07月18日
  • 匿われている深い夢

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    じんわりと恐ろしさを感じる短編集。詰まるところの結論は……「中途半端な美人は不幸だ」ということなのでしょうか。つくづく美人でなくてよかった(笑)。
    最も怖かったのは「恍惚の死の恋の町」。これはあまりに極端だけれど、この物語のヒロインが陥った美に関する「ある勘違い」ってのは、珍しいものじゃないですよね。それどころか大多数の人が思っていることであって。ただ、その限度を超えてしまったのに、それでもそこまで信じ込んでしまえるということは、本当に恐ろしく感じました。
    「寒い絵の中の永遠の夏」はちょっとミステリっぽい要素もありますね。これも雰囲気が好きだなあ。

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    2009年12月29日
  • 魔羅節

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    『魔羅節』 (岩井志麻子)

    『ぼっけぇ、きょうてぇ』(※)で山本周五郎賞を受賞した岩井志麻子の新刊文庫。岩井志麻子は『ぼっけぇ』以来、岡山を舞台とした怪異小説を書き続けているが、いずれも読後感は怖いというよりひたすら暗い。岡山に行きたくなくなること間違いなしの逆村おこし小説家である。今回の短編集もその例に漏れないが、今まで「貧」「苦」「霊」「岡山」の4ワードで表現されていた世界観に今回は特に「淫」が加わった。最近流行の作劇上のタブーのためのタブーではなく、「もう勘弁してくれ」感漂う禁忌を描いている。



    同作者は『岡山女』とか、どうもネーミングセンスに欠ける感があるが、何に開き直ったのか、

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    2009年10月04日
  • 恋愛詐欺師

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    短編集。

    下腹の突き出たデリヘル嬢を糾弾する
    自称幸せ主婦の腹の内等々

    もうね、この人は、女をよく見てる!!
    かなりシニカルに見てる。そこが好き。

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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    2007.8.18 岩井さんらしく、ねっとりした作品。題材の激しさにはじめはひるんだけど、とても丁寧に人物など描かれておりよかった。

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    2009年10月04日
  • 夜啼きの森

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    これは、岩井志麻子さんを知って読んだ3冊目の本です。

    津山の三十二人殺し事件がモチーフになっている作品。

    この話は5人の主人公からなるオムニバスみたいなもので、主人公…後に殺人鬼となる辰男の話が、とても印象に残っている。

    彼がどうして、その事件を起こすに至ったのかは、やっぱり、周りの環境もあっただろうけど、辰男自身が、リセットしたかったんじゃないかなと、私は思う。

     辰男は肺病を患っていて、村の人たちが構ってくれないから…。
    寂しかったんだろうなぁ…と思う。
    姉ちゃんは嫁に行っちゃうし。

    …読んで見てほしい一冊ですね。

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    2009年10月04日
  • 黒焦げ美人

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    これで卒論を書きたかったけど、断念しました(笑)
    時代背景を考えると思考のめぐり方が一層興味深いものとなります。
    装飾された文章と生々しさを感じさせるテクニックはさすが。
    現代作品も読んでみたいです。

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    2009年10月04日