岩井志麻子のレビュー一覧

  • でえれえ、やっちもねえ

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     じっとりとした

    陰惨な暗さがあります

    どれも 悪夢のような

    暗く哀しい話です



    怖さは ぼっけえ~のほうが

    どぎつい怖さがありましたね

    完成度も 高いです

    でも これはこれで

    やっぱり独特の 気持ち悪さは

    さすが 岩井先生だな と



    「穴掘酒」の男の手紙が

    女をはめる気まんまんで

    気持ち悪くって 

    ぞわぞわしました

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    2022年03月04日
  • 現代百物語 終焉

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    見開きの2ページごとに終わる単話です。
    裏表紙に寒気を覚えずにはいられないと書いていたのでホラーかと思ったんですがブラックジョークに近いような軽いお話でした。
    人怖と霊も一応出てきますが内容もありがちで怖くありません。

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    2021年12月23日
  • 忌まわ昔

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    タイトルとあらすじ書きでホラーだと思い込んでしまいましたが不思議な風味の混じったサスペンスみたいです。
    それぞれの昔話をモチーフに短編のお話が展開されます。でもあんまり昔話に掛かってないしうまいのはタイトルだけと感じた…
    売春やら麻薬やら未成年飲酒喫煙だらけな輩系のドロドロでちょっと苦手でした。

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    2021年12月21日
  • でえれえ、やっちもねえ

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    ネタバレ

    岩井志麻子の明治から昭和初期を舞台にした貧困と土俗の信仰、迷信、伝説が入り交じった郷愁的で恐ろしい作品群、つまり「岡山モノ」の起源にして頂点「ぼっけぇ、きょうてぇ」の正統な続編ということで期待した一冊。
    結果からすると「ぼっけぇ、きょうてぇ」の続編と名乗るには少々足りないながらも「穴堀酒」のようなトリッキーな作品や「大彗星…」のようにファンタジックな作品もあり岩井志麻子の作品の中でもふわっとした入門編といった感じである。
    しかしながらやはり物足りない。もっと濃厚な岡山の闇を描いてきた作者の作品にしてはとにかく薄く広いのである。
    とにかく物足りない一冊。

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    2021年09月28日
  • 「魔性の女」に美女はいない(小学館新書)

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    ネタバレ

    タイトルから想像してた内容とは少し違った。『魔性』ではない登場人物もちらほら。男女関係にまつわるゴシップオムニバス。

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    2021年06月27日
  • でえれえ、やっちもねえ

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    ネタバレ

    岡山の田舎の闇再び。
    『ぼっけえ、きょうてえ』より艶めかしさは少し薄まった印象だけど、作中の「ハレー彗星なんぞ、きょうてえものじゃあないで。ほんまにきょうてえものは、飢えじゃ。病気じゃ。戦争じゃ。そいから、人の心の中にあるものじゃ」を存分に体感できる。
    一話目の「穴堀酒」は元女囚の書簡という形で話が進み、これがどう怖くなるのかと好奇心が膨らんだ果てに一気に目の前が暗転。悲しみとヒヤリの余韻を残す表題作、摩訶不思議な印象の「大彗星愈々接近」…でえれえ、やっちもねええぐみととろける甘露の融合にほろ酔い。

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    2021年06月23日
  • 痴情小説

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    泥のようなぬめっとしたものがぐちゃぐちゃ底に溜まっている空気…官能と死と、近いところにある世界でした。
    岡山は日本一晴れの日が多い、みたいに書かれてあったのですが、何故出身の作家さんはじめじめしたものを書かれるのか不思議です。
    岡山弁、なんだか寂しくて良いです。

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    2020年10月11日
  • 夜啼きの森

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    昭和の初め、第二次大戦の少し前。岡山の山奥に閉じ込められた集落。深い森は呪われており、入るとろくでもないことが起きると信じられ、村民は村の中で近親婚を繰り返す。そんな中、両親に先立たれ、自らも肺病に侵された辰男は、村人から病人と疎まれていた…。

    夏の角川ホラー祭。もう手持ちが殆どないけど、ワンシーズンはいけるかな。ハインラインも読むよ。

    短編集かなと思ったら、章ごとに切れているだけで、村の異常さや村民の異常さを視点を変えてネチネチと描かれる。ホラーではないのだが、それほど最初の章のインパクトは大きい。

    その後も同様ではあるものの、この人の一部の作風に感じる、読んでも読んでも霧の中といった

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    2020年07月27日
  • ここに、挿れるんよ 先生。わし、頑張る

    購入済み

    いまどき…

    岡山の古き慣習を現代に伝承。
    いくらなんでも今時これは無しでしょう。
    個人的にはこのような短編小説を期待しており楽しませていただきましたが抜けませんでした。

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    2020年07月14日
  • 魔羅節

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    妙なものを読んでしまいました。
    タイトルが放送禁止用語なので…ラスト2話がなんだか好きでした。
    それよりなによりくぜさんの解説。「それが風の強いある日、「ぼっけえ、きょうてえ」という奇妙な本を抱えて現れ、低い声で〈志麻子〉と名乗った。一目で、私の娘だとわかった。」ひきこまれました。

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    2019年11月28日
  • 小説 エコエコアザラク

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    連作短編4編
    漫画を知らないので比べられないけれど,黒井ミサと物語の必要性のようなものがあまり感じられなかった.一つ一つはエピソードとしては面白jのかもしれないけれど.

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    2019年11月26日
  • 忌まわ昔

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    ネタバレ

    文庫書き下ろしの10短編。

    タイトルからも分かるように「今昔物語」からインスパイアされた作品だが翻案ではない。あまりに短編で、深みが足りないが、面白かったのは、霊能力者が未解決の暴行殺人事件の現場で死者の声を聴くと、実は犯人の一人だった自分の声も聞いてしまう最後の話。

    ほかに、母親が昔殺された理由が今の団地の売春組織から分かった話。売れっ子歌手と結婚するため、邪魔者を次々殺し、幽霊が出ても平気な女の話。外国でチンピラを殺して、そのまま帰国した男の妻が産んだ子に、チンピラの入れ墨と同じ痣があった話。
    ホラー漫画家の姉が殺され、兄が失踪し、兄を外国で見かけた知人が追って開けたドアの向こうは姉が

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    2019年09月30日
  • 妖し語り 備前風呂屋怪談2

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    面白かったです。シリーズ2冊目も妖しく不思議な世界でした。
    湯女のお藤が、語り、語られる物語。
    日本の昔話だけではなく、外国も語られるのが好きでした。
    九龍城、マカリーポン、ピーガスー…でも一番怖かったのは、「悪い観音様」の魅理亜観音。あれは悪いものだ。。
    「愛らしい目の上の瘤」もラストにゾッとしました。残ったのはどちらだったのか。
    このシリーズはここまでなのかな。軽く読めますが、ひんやりする世界でした。

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    2019年08月20日
  • 湯女の櫛 備前風呂屋怪談

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    面白かったです。
    湯女のお藤の語る、不思議なお話の数々。
    怪異の怖さも、人の心の怖さもとりどりでした。
    「当人らには大いなる不幸でも、他人からはありふれた悲しみだ」という視点、冷たいようで、でもそうだよな、と思いました。その人にしかわからないし、外からいろいろ言われるのが、助けにもなるし辛いときもあります。
    全てを包み込むお藤が魅力的でした。

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    2019年08月10日
  • 黒い朝、白い夜

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    「黒い朝、白い夜」、タイトルを見て、普通は逆ではないかと思い、その不思議性に着目して読んでみました。岩井志麻子さん、開架でよく目にしてますが初めてかもしれません。小説家だけどもテレビタレントのようでもある、なかなかアグレッシブな方なんですね。この本は2006.5発行、著者40数歳の作品です。実生活の紹介のような印象を受けました。ホーチミンに愛人、ソウルに内縁の夫、東京に好きな男が何人か、自宅(歌舞伎町)の近くのマッサージ店に情夫の中国青年・・・。さまざまな愛に生きてらっしゃいます。

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    2019年07月08日
  • 忌まわ昔

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    今昔物語になぞらえて、現代と人の心の暗い闇が炙りだされる趣向は独特で背筋がうっすら寒くなる。現実の事件と虚構の筆の合間を漂う奇妙な浮遊感。このじとじとした6月の湿っぽさは、著者が描くちろちろ燻る男と女の情炎のもの悲しさにぴったり。
    一話目の「三の獣、菩薩の~」と六話目の「人妻、死にて~」のラストのせつない後味が鮮やか。だから岩井志麻子は止められない。

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    2019年06月24日
  • 夜啼きの森

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    津山三十人殺しの都井睦雄については、横溝正史「八つ墓村」に影響を受けて取材した島田荘司「龍臥亭事件」で親しんだ。(wikiで山岸凉子「負の暗示」も思い出した))
    猟奇、狂気、因習、といったおどろおどろしさを前者が協調しているのに対し、
    後者は、夜這いの風習から阻害された個人の内面に踏み込んで描いていた。
    本書はその折衷。
    さらには周囲の人物の群像劇を通じて、彼が犯行に至る殺意の高まりが描かれる。
    一歩先に出ているのは、個人の内面というよりは、村のトポス、森の持つ磁場、から集団の殺気が醸成され、それをひとりの男が実現したという構図になっているところ。
    特筆すべきは辰男に共感していると言ってもいい

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    2017年07月02日
  • 現代百物語 因果

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    たまに読みたくなる、さらっと読めて、ちょっとコワイおはなし。生きている人間以上に怖いものはないかもね。

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    2016年08月06日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    やっぱり生霊の話が一番怖いな。今回はまさかの高野秀行さんが寄稿されていたので、私にとっては二度おいしい本でした。

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    2016年06月12日
  • タルドンネ 月の町

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    殺人・近親相姦・カニバリズムと、
    ありとあらゆる禁忌を詰めまくったような小説
    おぞましい話だが、これが実話をもとにしたというんだから末恐ろしいかぎり。

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    2016年03月07日