ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
江戸時代初期、備前岡山城下の風呂屋・和気湯に、天女のような湯女がいた。名はお藤。その美貌と諸芸は群を抜き、なぜ下世話な風呂屋にいるのかという人々の疑問はもっともなことだった。だが、お藤はけっして身の上を語ろうとはしない。元藩主のご落胤とも朝鮮王族の血をひくとも囁かれるお藤は、いったい何者なのか――。妖しき湯女は、夜ごと男の伽をしながら、寝物語に不可思議な話をはじめるのだった。圧巻の時代怪談!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
つまらんほんまの話より、面白い嘘がええ。 天女と言われるほどの美貌を持ち、歌に舞等の芸事、そしてあらゆる教養の豊かさ。才色兼備の権化のような主人公お藤さんと、その周囲に集まる人間が語る怪異譚。 深い因果を感じさせる摩訶不思議で、悍ましい怪談の数々は嘘か誠か。…なんてそんな野暮な問い掛け、そっと心...続きを読むの中に閉まっておいてつかぁさい。とお藤さんに、叱られそうではあるが、彼女のその絶妙な語り口は、文字を介しても伝わってくるようで、どんどん虚実の測れぬ物語の世界へと引き込まれてしまう。
面白かったです。 湯女のお藤の語る、不思議なお話の数々。 怪異の怖さも、人の心の怖さもとりどりでした。 「当人らには大いなる不幸でも、他人からはありふれた悲しみだ」という視点、冷たいようで、でもそうだよな、と思いました。その人にしかわからないし、外からいろいろ言われるのが、助けにもなるし辛いときもあ...続きを読むります。 全てを包み込むお藤が魅力的でした。
ミステリアスな湯女のお藤が客と様々な話を語り、また語られる話。 何が本当で何が嘘なのか、はたまたどれも本当でどれも嘘なのか。 お藤が食えない女だなーという印象が強い。
昔話の短編集を読むような書き出しの説明の繰り返しが、単調だからこそすんなり入り込み、差異に敏感になる。 真ん中である湯女は、感情や記憶の集合体であり、そのためどこよりも違うものになる。 もし登場人物達に印象を聞けば、みな大まかには同じ印象をいい、気にする細部は同じてばないだろうか。例えば櫛の意味とか...続きを読む。だが、細かい部分を尋ねれば、皆あやふやで違うことをいうのではないか。 それがこの湯女である。 誰に向かっての話かわからないが、中の二人だけがわかっている会話。だからこそ滓のようにのこって恐れるのではと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
備前風呂屋怪談
新刊情報をお知らせします。
岩井志麻子
フォロー機能について
「角川ホラー文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
憑き狂い 現代怪談アンソロジー
浅草怪談
あの女(オンナ)
忌まわ昔
嘘つき王国の豚姫
怖ろし譚
堕ちてゆく
オバサンだってセックスしたい
「岩井志麻子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲湯女の櫛 備前風呂屋怪談 ページトップヘ