西村賢太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なぜか読みたくなる、そして読めてしまう西村賢太さん。
藤澤清造さんの「殉後弟子」としての短編集や全集出版に奔走する著者を書いた私小説でした。
著者の破天荒なプライベートを書いた私小説とは違い、コアな層以外にはとっつきにくい内容です。
好きですけどね。派手さは無い。やっぱり、他の作品も読んでいる読者からすると、藤澤清造さんについての記述は繰り返し読んでいるものになってしまうし。若い頃の話はパンチがあるけれど、老いてくれば目新しいことは無くなるし、私小説はその点難しいなと思いました。
亡くなる数年前まで親密な女性がいたのは知らなかった。その方とのことについての話が読みたかったな。どこかで書いている -
Posted by ブクログ
作者の私小説を読むのは数冊目
私小説だから、事実を元にしたフィクションだそうであるが
どこまでほんまかいなと、いつも感じてしまう
と、言うことは作者の術中にハマっているのだろうと思う
物語は毎度ひどい内容で、言い回しも下劣な感じ
なのに、リズム感があって読んでいるのは楽しくて、毎度一気読みしている
You Tube の作者の動画があるので興味があれば見てほしいなと思う ← 誰に向けとるん???自分
内容はいっぱい他者が書かれているので、書かないけど
人生を簡単に諦める若者に読ませたい、どんな事があっても自分は自分で生きていくことが、来ていることが大事なんだと言われている、そこを感じてほし -
Posted by ブクログ
前回の読書会課題図書、
苦役列車から寡聞にして未読だったこちらを。
実は当の読書会でお借りしていたうちの1冊。
校訂は西村賢太さん。
とりあえずコチラを読んで、苦役列車の文体がなぜあんなにも古めかしく、難読漢字がたくさん出てくるのかがわかった。
めちゃくちゃリスペクトしてるのね。
読む前から、内容は陰鬱で救われない私小説であるらしいと聞いていたので、心して読みはじめたんだけど…
…めっちゃ面白いと思ってしまった。
確かに救われない。
貧困と病気に生活を苛まれ、
似たような境遇の友人が自ら縊死した原因についてああでもないこうでもないと模索するという、本当に陰鬱な内容。
特に最後の方は著者 -
Posted by ブクログ
ネタバレまあいつものお話だが、「苦役列車」の直後だけあって、まだまだ若い。19歳。ゆえに女に岡惚れする。
《根は眠れるスケコマシ気質》にできてるだけに、《ウルフのポーズで孤狼アクション》をとれば《中卒タフ・ガイ》としての面目躍如。
眼前の女の(呆れ)顔を見て、《(うむ。濡れたな……)との確信》を抱く。
で、まあ結句周囲の面々にさんざほき捨てて逐電、てなわけだ。
しかし今回は田中英光との出会いが描かれ、ここがいい。
《何んだってこの私小説家は、己れの無様な姿を客観的に、こうも面白く、そしてこうも節度を保ちながらの奔放な文章で語れるのか。だが、それが貫多にとっては泣きたいほどうれしく、そして実際に落涙する