西村賢太のレビュー一覧
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ほんとにやべえやつだなこの人。。。絶対にテレビやラジオに出してはいけない人だと思う。いつだったかテレビで観た時、ガード下の一角を指して「ここが吐き場です」と行っていた。あの時でさえ、テレビ用に善人のような表情を作っていたのだろうな。
しかしやはり日々の生活や徒然の話なので、小説に比べたら地味。女性関係の話も出てこないし。あまりに孤独な生活を送っているので、起伏もないし。
カップルを羨んだり他の作家を恨んだりしているのはとても面白い。編集者を憎んだり。もっとそういった負の感情をたくさん書いてほしい。読みたい。
石原慎太郎をほんのりと好きそうなところだけはやだなー。彼の小説は確かに悪くない部分もあるけど、そこだけ見て政治的な部分のクソさを見ないから、文学系の人は世間知らずみたいになっちゃうし、文学部出の人が安易にネトウヨになっちゃうんだよ。 -
Posted by ブクログ
9冊目。文庫化しているものに関して粗方読んできたが、それを踏まえた上で、丸くなった印象を受けた。20年以上没交渉になっていた母から手紙が届く『感傷凌轢』のセンチメンタルはまさにそれで、あぁ、こういうのも書くんだなぁという感じ。さすがに実母にまで悪態尽くしにしてしまっては読み心地が悪過ぎてしまうからだろうか、あるいは著者が持つ子心か。
ただ、作風に慣れたためか、最初に同著者の小説を読んだ時の衝撃はなくなった。6篇のうち3篇は芥川賞受賞後の貫多を描いた作品であり、従前の爆発的な憤怒や雁字搦めにねじ曲がった感情はややトーンダウンしているように思える。
より破壊的、というか破戒的な小説が読みたいと望んでしまうのは、贅沢な悩みだろうか? -
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北町貫多 パレット ソープランドに行く為の積立資金 日雇いの湾岸人足仕事 件の職工に見咎まれる 歪み根性 醜女の部類 余裕の舌舐めずり 金輪奈落の憎しみを抱いてしまう 鬱憤が蓄積 睥睨 潜在的に抱いている雰囲気を、敏に感じとってしまった。 イニシアチブ ろう弄し 肉慾の計画 排斥はいせき 無能視 疎まれて 瞬間興醒め 飯田橋の厚生年金病院裏のアパート 青春を、十全に謳歌 これで彼奴は一生土方だと嗤ってあたらしく 不快な予言 屈辱の澱 インフェリオリティーコンプレックが再度頭を擡げてくる 鶯谷 諦観めいたものを抱きながら 脳を麻痺させる為にも 顰めっ面 異常な嗜虐の虫 嗄れた声 ゲテモノによる、グロテスクなマンズリをな 蔑んで 所詮は性根の糞袋 上野桜木町 強烈なカタルシスめいたもの 陳腐な言い草 彷徨いぶり 懲罰的な報い 嘆願して 憑き物が落ちた 甘くプラトニックな焦れったい恋情 一穴主義 新宿一丁目の豚小屋めいた八畳間の自室 自分の積年の理想像 生来短気で我儘者 能登の七尾 化粧函 何か痛々しそうな口調 勇足 哀れみをこめた目 岡惚れ アングラ劇団員 邂逅 サルモネラ菌 捨て身の復讐 更地 乞食の糧途 大学出でインテリの秋恵 成就 相思相愛 常に感謝と尊敬の念を忘れず 忘恩の質 本性が極めて冷血にできてる男 覚束ぬ 赤い脳梁 旧花園町の一角の、八畳一間の豚小屋 仔細しさい 立つ瀬 成程 爾来 興を喚起せしめてきた 清楚 邪推が妙に嬉しく 埋没 境遇 絶対的な自負 甘美な優越感 ブルマーなんて最低だよ。あんなの、一種のセクハラだよ 催しものよし 三白眼 劣情 萎えて 想起 興醒め 徹宵てっしょう 沽券 シフトを組んで 当日欠勤 ルル 微熱の範疇 破顔 邪慳 恬然と甘受 結句は変に拗らせ 欠如 芝公園で狂凍死したある私小説作家の月命日 潜伏期間 越後の辺りで客死 位牌 檀家 煩い 練り梅 頑是ない童女みたいな表情 殊勝な気持ち 瞼 聖母像めいた高貴な厳粛さ 訝しく 苦役列車 勝手に貫多とオーバーラップ オブラートに包まないブラックな感情 ズボラ 人一倍 鏤め 脱帽 失うものはもう何もない 酷く孤独で残酷 滑稽さ マイノリティ 存在することでの主張、圧力のようなものを感じます。 パフォーマンスと呼ばれてもいい 南沢奈央
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「私小説の背負う宿命を悪く無視し、不自然さと偶然のみをたたみかけた中途半端に陳腐な青春ムービー。」自らの著作を映画化した「苦役列車」の西村評である。短い言葉でまこと見事に本質を射抜いている。本書は著者自身が生き抜いた東京を舞台としたエッセイ。どの項も心境の変化と状況の変化が丹念に綴られている。小説で描ききれなかった部分がさりげなく補われており、小説との微妙なシンクロも魅力の一つ。随所に小さな発見があり、驚いたり感嘆したり。後楽園球場にはじまり、隅田川、蒲田、早稲田、・・・・・新宿二丁目の病院、そして、聖地芝公園で終結する。著者のこれからの人生を暗示するようで興味深い。真実のみが持つ迫力に、今回も心をすっくとと立ち直らせられた。
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ネタバレ「二度はゆけぬ町の地図」西村賢太
読み終わりました
二度はゆけぬ町の地図という一つの物語ではなくて、短編4つの構成になっていた。
西村賢太といえば、テレビやネットで見た印象では、あまり清潔な作風ではないのかなという感じを受けたのだが、例に漏れず本題や短編のタイトルどおり、どこか気味の悪い作品だった。
だからといって作品が面白くないわけではなく、薄気味悪さ、不気味さなどがある中でも、所々に笑える部分があったりなど、サクサク読み進めることができた。
内容は、ふしだらな生活を続ける男の生活を描いたものである(西村賢太自身を投影している?)
典型的なダメ人間である主人公が日雇いで稼いだお金をその日で使い切り、家賃を払わなかった(払えなかった)り、バイト先の先輩を殴って留置所いきになったなどクズさがいかんなく表現されているこの作品はなんとなく本質的な部分で真面目系クズである自分に似ているなと思った、もっともこの作品の主人公はクズ系クズと表現するのが妥当であると思う。
なかなか面白かった、西村賢太の違う作品も読んでみることにする。 -
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作者の人並みならぬ藤澤清造という作家に対する熱意とパッションを書いた本です。
小説というかエッセイ的な本でした。
こういうのを『私小説』って言うのかしら~?
藤澤清造なんて作家、ちょっとマイナーなので初めて聞いたけど、この本の作者は自分に似た清造にほれ込んでたみたいね~。すっごい情熱。
それには頭が下がるけど、作者も清造も一筋縄じゃいかない暴れん坊。
女に金せびって暴力ふるうのは最低。
でも、その女とのやりとりの場面は、かなり面白く読ませてもらいました~。
しかし、作者の西村賢太は中卒で作家として活躍し、それが芥川賞候補になったんだから、ほんとタダもんじゃないわ。JapaneseDreamだね。
賞を取れなかったのは、ちょっとした『これ!』っていうのがなかったからかな?
単なる自分の自慢と自分の女に対する馬鹿さ加減を書きたかっただけなのか?って思われても仕方ないかな~?
読者にうったえかけるものがなかった気がします。