西村賢太のレビュー一覧
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西村賢太の代表作にして、芥川賞受賞作。
北町貫多は、中学を卒業後、高校もいかずに実家を飛び出し、当面の生活費をまかなうために港湾での日雇い人足として働いていた。
日当5,500円で過酷な労働に勤しんでは、その金を安酒と安風俗に使い込んでしまう。
貫多は、そんな何も積み上がらない日常に危機感を持ちながら、自分の不運を嘆き、社会の不公平さを呪い、自らの自堕落さを嫌うのだが、相も変わらず同じ日常を繰り返すのだった。
そんなある日の港湾での勤務で、大学生の日下部に出会う。
日下部は貫多と同じ歳ながら、スポーツで鍛えた身体と端麗な容姿を持つ青年だった。
貫多は日下部に好意を寄せ、親交を深める。日下 -
Posted by ブクログ
2011年第144回芥川龍之介賞
2012年 映画化 公開時のキャッチは
「友ナシ、金ナシ、女ナシ
この愛すべき、ろくでナシ」
そして西村賢太さんは、2022年2月心停止、54歳で亡くなりました
主人公の名前は、北町貫多
西村賢太のもじりだとも
私小説部分が多いらしい
父親の性犯罪により 両親は離婚
引越しを繰り返しながら 中学卒業と同時に
家を飛び出し 東京の片隅で苦役のその日暮らし
酒と女が大好きで
仕事は金が底をついたら仕方なく
卑屈であさましく、自分の現状に怒りを持ちながら 自堕落
プライドは 山のごとく
劣等感は 海のごとく
読みながらダメっぷりに辟易し