【感想・ネタバレ】棺に跨がるのレビュー

あらすじ

カツカレーの食べかたを巡って諍いとなり、同棲相手の秋恵を負傷させた貫多。秋恵に去られる事態を怖れた彼は、関係の修復を図るべく、日々姑息な小細工を弄するのだが――。「どうで死ぬ身の一踊り」の結末から始める特異な手法で、二人の惨めな最終破局までを描いた連作私小説集。〈秋恵もの〉完結篇。

鴻巣友季子さんによる解説「虫歯を噛みしめるような快感――西村賢太の私小説を読む」も収録。

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購入済み

思わず声が出るくらい笑った
小説でこんなに笑ったの初めてだ。
故西村先生の苦い?青春の一コマ
でも先生、おもしろ過ぎます!

#笑える #切ない

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

あー、細い糸一本でようやく繋ぎ止めてたものが、ついに切れて終わってしまった。読んでて辛かった。大事なものを自分のせいで失ってしまう、そういう臨場感があった。

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2017年05月30日

Posted by ブクログ

最後の「秋恵」モノ。別れちまったわけだから。藤澤清造の墓に額づいているうちに。サヨナラ。一切は彼の傍若無人な打擲による、恋人の当然の報い。相反する形容が彼の顔には並ぶ。「誇り高い」↔「甘ったれ」。ここに私小説としての、書き手としての西村賢太がある。エッセイではない。すきま風が吹き込む。僕が彼の新しい小説を手に取ることは、もうないのだとおもうと、秋恵との別れであり、西村賢太、私小説の主人公である北町貫多との別れでもあると思うと感慨深い。

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2025年03月24日

Posted by ブクログ

それならおまえの股ぐらにもラップをまけ。
その悪罵ににやつかせてもらった秋恵もの、終わりとは寂しい。

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2016年04月25日

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