西村賢太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クズ沼
ってな事で、西村賢太の『寒灯』
陰雲晴れぬ
肩先に花の香りを残す人
寒灯
腐泥の果実
の連続短編集。
じゅんこに貰った『暗渠の宿』の続編になるんかな…
北町貫多と名を変えた著者の自伝となる内容じゃが、暗渠の宿より更にクズっぷりな歪んだ性格に、己に辟易しながらもどうにも直せない性格とセルフコントロール。
こんなにも自分の恥部を晒す小説を世に出せる、度胸と言うのか…
感動の念すら覚えて西村賢太クズ沼にズブズブとハマっていっている自分…
貫多の怒りの沸点が、何故そんなことでっ⁉️や、喧嘩の言い返しの我儘で鬼の様 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年ぶりにできた恋人との生活を書いた二篇。
傍から見ると健気で可愛い彼女なのだけれど、とことん酷い扱いをされる。
前半の「焼却炉行き赤ん坊」はタイトルはギョッとするものの、まだ惚気話にも解釈できて微笑ましい場面もいくらかあった。
でも後半の「小銭をかぞえる」は本当にどうしようもない話で、彼女側からしたら金を搾り取られているのと同じだった。
人間のクズと言っていいような主人公が、どこまでも独りよがりに周囲の人間と付き合っているさまが読める。
これが冷静に書かれた私小説であり、癖があるのにとても読みやすい文章で構成されていることが、二重に複雑な気持ちにさせる。
思い切り怒りをぶちまけたあと必ず不 -
Posted by ブクログ
なぜか読みたくなる、そして読めてしまう西村賢太さん。
藤澤清造さんの「殉後弟子」としての短編集や全集出版に奔走する著者を書いた私小説でした。
著者の破天荒なプライベートを書いた私小説とは違い、コアな層以外にはとっつきにくい内容です。
好きですけどね。派手さは無い。やっぱり、他の作品も読んでいる読者からすると、藤澤清造さんについての記述は繰り返し読んでいるものになってしまうし。若い頃の話はパンチがあるけれど、老いてくれば目新しいことは無くなるし、私小説はその点難しいなと思いました。
亡くなる数年前まで親密な女性がいたのは知らなかった。その方とのことについての話が読みたかったな。どこかで書いている -
Posted by ブクログ
作者の私小説を読むのは数冊目
私小説だから、事実を元にしたフィクションだそうであるが
どこまでほんまかいなと、いつも感じてしまう
と、言うことは作者の術中にハマっているのだろうと思う
物語は毎度ひどい内容で、言い回しも下劣な感じ
なのに、リズム感があって読んでいるのは楽しくて、毎度一気読みしている
You Tube の作者の動画があるので興味があれば見てほしいなと思う ← 誰に向けとるん???自分
内容はいっぱい他者が書かれているので、書かないけど
人生を簡単に諦める若者に読ませたい、どんな事があっても自分は自分で生きていくことが、来ていることが大事なんだと言われている、そこを感じてほし