【感想・ネタバレ】蝙蝠か燕かのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年08月23日

発売日に買ったものの読まずにしてた。
これが最後か。
手元にあってまだ読んでないのが雨滴は続くと、どうで死ぬ身のひと踊り

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Posted by ブクログ 2023年07月29日

師たる藤澤清造の全集および書作文庫での復刊へ奔走する西村賢太氏の日々。自身も「何故それ迄に」と疑念を持つ程の執着。
ですが作中の「だが彼我も、当人には当人なりの事情と目的があって、互いにそれを自信をもって行なっているのだ。」と言う氏としては珍しい他者共感の一文が一ファンとしても面映ゆかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月11日

逝去からちょうど一年後に発売された本。P148(まあ、あれだ。人それぞれってことだよな……)がとても良かった。著者は孤独の中で自分の支えを見つけ、人生を捧げている人だからこそ、そこに関わる他人の所作には非常に厳しい。皆同じ価値観ではないのに……。「これしかない!」と人生を棒に振り、お金も人間関係も自...続きを読む分都合で巻き込みながら突き進むのは破滅的だと思い読んでいたけれど、命懸けで真剣で純粋だからこそ、危険な生き方になってしまったのかもしれない。そう思った時の(まあ、あれだ。人それぞれってことだよな……)が良かった。

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Posted by ブクログ 2023年06月29日

なぜか読みたくなる、そして読めてしまう西村賢太さん。
藤澤清造さんの「殉後弟子」としての短編集や全集出版に奔走する著者を書いた私小説でした。
著者の破天荒なプライベートを書いた私小説とは違い、コアな層以外にはとっつきにくい内容です。
好きですけどね。派手さは無い。やっぱり、他の作品も読んでいる読者か...続きを読むらすると、藤澤清造さんについての記述は繰り返し読んでいるものになってしまうし。若い頃の話はパンチがあるけれど、老いてくれば目新しいことは無くなるし、私小説はその点難しいなと思いました。
亡くなる数年前まで親密な女性がいたのは知らなかった。その方とのことについての話が読みたかったな。どこかで書いているのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年04月13日

完成した小説で言えばラストということで、不思議と死を匂わせたところも有り、読んでいてなんとも言えない気分となった。
出されてしまった小説感は否めず、個人的な評価は凡作という判断ではあるが、独特の作風で、読み手を不思議と惹きつける類稀なる作家さんの新作をもう読めないというのは、矢張り悲しい限り。
西村...続きを読む賢太の没後弟子の出現を今は待とう。

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Posted by ブクログ 2023年04月06日

2023.04.05
私は純文学、私小説の類はほとんど読まない。ところが筆者の本はちょくちょく読む。こんな破滅型の人生を送り、50代であっさりと急逝されたことは彼には相応しいと思う。

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Posted by ブクログ 2023年03月19日

2022年2月5日に急逝した著者の、読者からの熱烈な要望によって実現した未刊行小説集。
完結した小説としては著者最後の作品となった表題作をはじめ、著者の本領たる藤澤清造“歿後弟子”としての覚悟を扱った3篇を収録。

三次文庫の件など、厳しい出版事情がうかがえる部分があり、興味深く読んだ。
これが最後...続きを読むの作品なのか。

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