【感想・ネタバレ】無銭横町のレビュー

あらすじ

私小説への殉情、無頼派の矜持。
横浜での生活立て直しに失敗した北町貫多は再び都内に戻っていた。
そして二十歳になった彼は、その日も野良犬のように金策に奔走するが……(「無銭横町」)。

筆色冴えわたる六篇に、芥川賞選考会を前に藤澤清造の墓前にぬかずく名品「一日」を新併録。
解説・伊藤雄和(「オールディックフォギー」)

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この主人公は
ちゅうちょうてきいえばくず
しかし
小説家をめざし自分を客観視している。多くの小説家名が出て来る
小説が好きという一本の芯があるのみである
しかしどこか憎めないところがある

0
2021年12月16日

購入済み

根が○○○○

北町貫多シリーズものです。
今回も「根がスタイリスト」「根がコレクター気質」
お馴染みのフレーズに、しかも秋絵ものまで収録されています。おすすめです。

0
2019年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日雇い貫多
秋恵もの
作家の貫多
随筆
短編掌編全部で7本入っている。
そう考えるとお買い得感はありますね。

以下、備忘録

菰を被りて夏を待つ 80
「疒の歌」直後のお話。
 何しろこちとらは、その田中英光の創作世界をそんざ彷徨している男なのである。(中略)これまでに彼に関わり、種々怨みの思いをなめさしてくれたところの連中も、ことごとくその小説群の圧倒的な魅力に接することなく、いじましいだけの、惨めなヒツジの幸福に甘んじた余生を過ごすのである。
 しかしながら、自分は違う。
 かの私小説にドップリ浸り、田中英光の言葉を幾度も反芻できる"選ばれし者"の境遇にあるのだ。
↑
なんかわかる気がする。似たような気持ちになることがある。
敷き布団を諦め、掛け布団だけ持って電車に乗るのが気恥ずかしいっていう貫多が思春期のリアル

邪煙の充ちゆく 50
家での喫煙マイルールにまつわるお話。ちょっとした秋恵の表情にピリつく貫多がヤバい

朧夜  70
東日本大震災の時にビートたけしが「こんな自粛してるヤツはイヤだ」みたいなテレビのあるコーナーで、
「オレたちにできることは歌うことだけだから…なんて言って、誰も知らない歌を延々と歌ってる誰も知らないバンドの奴ら」とか言ってたのを思い出した笑

酒と酒の間に 50
お笑いコンビ「A」浅草キッド
お笑い芸人「T・S」玉袋筋太郎
放送作家「T」高田センセイ

無銭横町  70
「菰を被りて夏を待つ」の続きなのかな。
結局、家賃未納の末に追い出される。退去の日までのカウントダウンが始まるが、次居までの転居費の金策に走る。ここでも貫多のキ印が発揮される。

一日 
ボーナストラックとして追加された随筆。
作家として生きようとする、矜持や情けなさをつづっている。

0
2026年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

彼女との約束を守れないとこ、破綻してる資金繰り、欲望に忠実なとこ。ダメ人間だけど人間臭くて、主人公のことは嫌いだけどなぜか読んでしまうのは、自分にも同じようなとこがあるからなのかもとか考えてしまった。

0
2026年10月19日

Posted by ブクログ

短篇集。時系列では作家としての地位を確立して以降の北町貫多を描いたものが多め。青年期と比較するとやはり爆発力に欠けるか。

0
2023年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

■菰を被りて夏を待つ @青春期。20歳目前。
■邪煙の充ちゆく @秋恵との蜜月の時期。
■朧夜 @現在。
■酒と酒の合間に @現在。
■貫太、激怒す――または「或る中年男の独語」 @現在。を、メタ視点から? 珍しく語り手は「私」。
■無銭横町 @青春期。20歳。
■一日 @現在、とはいえ芥川賞選考会一週間前。

まあ、いつもの。
というか回想や身辺雑記や日誌や日記やが自動的に作品になっていく、というスタイルは、もはや発明。
珍しく暴力がない。

0
2018年01月14日

「小説」ランキング