西村賢太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ十年ぶりに再読しました。
焼却炉行き赤ん坊 70点
西村賢太を知っていればタイトルをみれば、どんなオチになるか分かってしまう。
分かってしまうが、面白い。
面白いと思うことに不謹慎さを感じるが、それでも面白い。
「石女」(うまずめ)なんて今の御時世(今じゃなくても)で発するなんて不適切にもほどがある。
小銭をかぞえる 80点
しかし、よくこのふたりは生きていたと思う。
殺すか殺されるかしててもおかしくない。
もう、金へのみみっちさを見てると私の死んだ親父を思い出す。
よくあんな親のもとで育ってまともな社会人になったものだ。
それはさておき、主人公の心の(歪んだ)機微の動向をここまで書けて -
Posted by ブクログ
『一私小説書きの日乗』がとてもよかったので手にとってみると、あまりにその延長線上にあるので驚いた。私小説とはそんなものなのかもしれないが、”貫太”と”賢太”の距離は想像以上に近かった。
『日乗』と相も変わらず、貫太の鬱屈とした日々がたんたんと綴られるだけではあるが、短編としての完成度の高さにこれまた驚かされた。私小説というからには順番に読まなければいけないのではと不安だったが、まったく問題なく、だらだらと続いていく人生のうちのほんの一場面をこんなにも上手く切り取れるものかと衝撃を受けた。またその構成もよく練られており、展開が気になるようなトピックを提示しておきつつ、最後にはそれに絡めたカタルシ -
Posted by ブクログ
西村賢太11冊目
序盤、某作品は横光利一の作品をもじったとの記述があり、期せずして答え合わせができて嬉しくなる
貫多が商業誌に掲載される駆け出しの作家になるまで、内容はクズ男の日常といつも通りなのだが半分は恋愛要素となっており、しかもWヒロインの三角関係(良く言えば
背表紙には巻末には片方の女性が文章を寄せていると書いてあったがそれは盛大なネタバレじゃないか!
しかもその方、口臭とかクチクサとか書かれてますよ何回も
なぞ思いながら残りページ数が減ってきてあれ?となる
やられた!これはもはや叙述トリック!傑作
他の作品を読んだぶんだけキッチリハマるやつ!
終盤の「根は〇〇でできている -
Posted by ブクログ
墓前生活 70
16p(略)元来、人の二倍も三倍も分別をわきまえ、絶対に良識や良俗を踏み出せない性格でありながら、何かどこかが社会一般のあらゆるものとかみ合わない。(略)そうなればもうそれを逆手にとってやり、諦めを強いた自らの心を抱きしめながら、孤独なパフォームを演じてゆく他ない(略)
藤澤清造と西村賢太の普遍的な関係性を感じてしまいます。
藤澤清造あっての西村賢太であると同時に、西村賢太があっての藤澤清造なのだと思いました。(解説から)
コロッケあっての美川憲一であるのと同時に、美川憲一あってのコロッケみたいな笑
どうで死ぬ身のひと踊り 75
藤澤清造のことでうまくいくとがあると、一方