あらすじ
貧窮と性病、不遇と冷笑の中で自らの¨文士道¨を貫いて散った、藤澤清造。その玉石混交の作品を歿後弟子・西村賢太が厳選、校訂する。
貧窮と性病、不遇と冷笑の中で自らの¨文士道¨を貫いて書き、無念に散った無頼の私小説家・藤澤清造。その短くも不屈の活動期間に残した玉石混交の作品を、歿後弟子・西村賢太が厳選、校訂。商業誌初登板の、伸るか反るかの情熱が作の巧拙を超えて迫りくる「一夜」、抱腹絶倒の借金文学の傑作「刈入れ時」、故郷で危篤に陥った母の死を、貧ゆえに切望する「母を殺す」等、十三篇を収録。
新発見原稿「敵の取れるまで」を併録。
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Posted by ブクログ
一夜
ウィスキーの味
刈入れ時
女地獄
母を殺す
犬の出産
殖える癌腫
ペンキの塗立
豚の悲鳴
槍とピストル
敵の取れるまで
(戯曲)
恥
嘘
なかなか入り込めないものもあったけど藤澤清造の世界は味わい深かった
そして戯曲はかなり楽しめた