池上彰のレビュー一覧

  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    素晴らしいです。よほどの阿呆でない限り、これを読破すると教科書が読みたくなります。中学校の教科書というと、あまり記憶にない人がほとんどなのでは。こういう機会で改めて見直してみると、実に充実した内容であり、当時の僕らは殆どを取りこぼしていたことがわかる。(帯に著者2人の顔があるせいか、何故か社会科の教科書のみを想像してしまったが、数学、国語もきちんと考察していて、よい。)若者を新人類と呼ぶ前に、どれほど濃い内容を学習しているのか見直してみるのもよいかもしれない。

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    2020年08月04日
  • 池上彰の世界の見方 イギリスとEU~揺れる連合王国~

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    このシリーズのドイツ・インドが良かったので購入。

    少し古い話題ではあるものの、ブレグジットと英国の歴史・仕組みおよび課題が短時間で把握できる良書である。

    ヘンリー8世が開いたイングランド国教会、貴族制度やアイルランドとの紛争などについては、おぼろげながら知っていたものの説明できるほどではなく、改めて整理された知見が得られた。

    次はロシアかな…。

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    2020年08月02日
  • 池上彰の世界の見方 ドイツとEU~理想と現実のギャップ~

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    最近出版された「インド」が面白かったので、ほかの地域にも興味が出てきて購入。

    内容としてはどちらかというとEUの記述が多いものの、ドイツ・EUそれぞれの現代史や課題をざっくりとつかむことができる良書である。

    特に、ドイツの南北での違いや国民投票の危うさ、通貨単位「ユーロ」の由来などは意識せずに過ごしてきたこともあり、未知の知識に触れるという意味でも非常に好奇心を満たす本であった。

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    2020年07月26日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    200622教育激変 池上彰 佐藤優
    教育は誰もが一家言を持ち、語れるテーマ
    両名の教育論は真摯さと水準の高さを感じるが
    他方、オーソドックスでもある
    現代における教育改革のプライオリティは何か?

    偏差値至上主義教育の弊害 
    東大問題 知識 人物
    単なるヒエラルキー 上には上がいる

    読解力>記憶力・計算力 新井紀子

    養成すべき「真のエリート」
    ノブレス・オブリージュ

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    2020年07月24日
  • スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

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    マクロ経済のマクロとは、巨視的な見方のこと。単にミクロ経済を大きくしたものではなく、経済全体を大掴みにしたもの

    マクロ経済の目標は
    1、経済成長
    2、失業率の低下
    3、インフレ率の低下
    4、持続可能な国際収支

    GDP=消費+投資+政府支出+輸出ー輸入

    2種類の需要と供給を足したものは必ず等しくなる

    「国民貯蓄」+「国外からの資金流入」(供給)=「民間の設備投資」+「政府の借入」(需要)

    経済を考えるときには「短期的な対策」と「長期的な展望」をうまく共存させなければいけない。

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    2020年07月22日
  • スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

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    スタンフォードとミネソタ大学で「学生が選ぶ講義が上手な教師」で1位を獲得した著者の、ティモシー.テイラーと、日本では有名な池上彰が監訳ということで、経済学の入門を勉強したいということでこの本を選んだ。

    経済学の考え方、経済学の基礎となる問いは
    ・社会は何を生み出すべきか
    ・どうやってそれを生み出すのか
    ・生み出されたものを誰が消費するのか

    ミクロとは、個々のプレイヤーに注目し(個人や企業、政府)商品やサービス、労働、資本

    物事にはトレードオフがある
    何かを重視すると、別の何かが疎かになってしまうような、両立し難い関係のこと
    経済学では常にこのことを頭に入れ、この対策をすれば、ここは改善さ

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    2020年07月22日
  • 池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾

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    最近よく香港と中国に関するニュースがあり、現状に至る概要を知りたいと思い読みました。台湾を含め、歴史を振り返りながら説明されているのでとても分かりやすかったです。
    これまでの経緯を知ることで、ニュースにより関心が持てると思います。

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    2020年07月20日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題2

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    ジャーナリスト池上彰氏が2011年に発表した「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ第2弾。その時に話題になる事柄の最低限知っておきたい情報をまとめています。本巻では2012年問題、アメリカの低迷と中国、インド、ブラジル、ロシアなどの台頭、民主党政権の問題などを取り扱っていました。時間がない人でも一通りのニュースはさらえます。2010年代がどんな時代だったのかを振り返るのに、ちょうどいいと思います。

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    2020年07月17日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題

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    ジャーナリスト池上彰氏が2009年に発表した「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ第1弾。その時に話題になる事柄の最低限知っておきたい情報をまとめています。本巻ではリーマン・ショック後の世界経済の動向や民主党への政権交代による期待が書かれています。時間がない人でも一通りのニュースはさらえます。2010年代がどんな時代だったのかを振り返るのに、ちょうどいいと思います。

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    2020年07月17日
  • 日銀を知れば経済がわかる

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    ジャーナリスト池上彰氏が2009年に発表した著作。日本の中央銀行である日本銀行について解説しています。2007年のサブプライム住宅ローン危機を発端としたリーマン・ショックの渦中に発表されたため、日銀との絡みが説明されています。そもそも日銀とは?という人は一読する価値があります。なお、現在は改訂新版が出ています。

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    2020年07月17日
  • 〈わかりやすさ〉の勉強法

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    ジャーナリスト池上彰氏が2010年に発表した「わかりやすさ」を手に入れるための勉強法。同じような本を何冊か出されていますが、基本的には同じことを言われているので、実際に池上さんがやられている方法が良いのでしょう。池上さんの良く言われる「いい質問ですね。」の誕生秘話的なことも書かれていて面白いです。こういった内容は知っていなくても困りはしないのですが、ちょっとでも心に残ったこと意識するだけで、けっこう変わるものなんですよね。あまり風化する内容ではないので、学生、社会人1年生や2年生が読むのにいいと思います。

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    2020年07月17日
  • 池上彰の世界の見方 アメリカ~ナンバーワンから退場か~

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    アメリカについては大国ゆえすでに結構知っていることも多かった。
    このシリーズを読んでいると他の国の世界の見方で読んだ事が繰り返し説明されている事がある。
    世界はあらゆる面で繋がっているなと実感。

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    2020年07月20日
  • はじめてのサイエンス

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     池上彰が紐解くサイエンスの世界。




     以前、NHKで「こどもニュース」という番組を担当していた時、「文系人間」だった著者は、科学について話を聞いたり読んだりして、理解して自分の言葉で説明するようになったと述べている。まさか、わからないのを取り繕って「なんでだろ~、なんでだろ~」とごまかすわけにはいかないからなあ。




     文庫本サイズなので手軽に読み進めていける。科学とは何ぞやから、物理、化学、生物、医学、地学、環境問題と様々な分野を取り上げている。

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    2020年07月13日
  • 池上彰の宗教がわかれば世界が見える

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    宗教について無知だったので、大変参考になりました。
    特にイスラム教やキリスト教のプロテスタントとカトリックの違いについて知れたと思います。
    ユダヤ教についても詳しく知りたくなりました。

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    2020年07月13日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    中学校教科書が、社会人として必要な教養を得るための最適なツールである、と二人の筆者は主張している。とくに印象に残っているのは、以下の理科の教科書の記述である。「沼、池、潟、洲、川などがつく地名は、水が豊富で生物が住みやすい土地だったことを示しています。また、谷、沢、窪、久保などは谷の地形を表し、周囲より低い土地で、大雨のときに雨水が集まってくる可能性があります。」これが社会ではなく理科の教科書にのっているのも驚きだが、ちょうど、九州豪雨の時期であり、また、同様の内容がネットのニュースに出ていたこともあり、強く印象に残った。ただ、人生で必要な教養が身につくというのは大げさかなと感じた。教養の一歩

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    2020年07月12日
  • コロナ時代の経済危機 世界恐慌、リーマン・ショック、歴史に学ぶ危機の乗り越え方

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    現在発生している新型コロナによる経済危機の原因や各国の対策状況を簡単に解説し、かつ、過去の恐慌に時の政府はどういった対策を取ってきたかを確認するための対談本である。

    特に、世界恐慌時のフーバー大統領とルーズベルト大統領の政策比較はわかりやすく、たしかに腹落ちさせられるものであった。

    また、過去の恐慌時の分析のみならず、他国であるドイツとの比較論も面白い。出口治明さんの仰る「縦の比較」「横の比較」に通じるものがある。

    記述量も多すぎず少なすぎずまとめられており、ネットではなかなかこういった良質なコンテンツは見られない。書籍の大切さということも感じさせる内容となっている。

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    2020年07月11日
  • 池上彰の世界の見方 ドイツとEU~理想と現実のギャップ~

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    ヨーロッパの良い面しかみてこなかったが、それぞれの国で大変な問題を抱えてるんだなと思う。
    物事には背景があってそれを知ってないと理解できないという事を痛感した。

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    2020年07月20日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    自分たちが当時習ったこととは異なる点や、興味を引くための工夫が随所にちりばめられているところの紹介など、非常に興味深い対談だった。

    特に社会科目(地理・歴史・公民)について、地理には地政学的要素がある点や、鎖国は完全に鎖国ではなかった点など新たな気づきもあり、確かに一度読んでおきたい、と思う。

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    2020年07月04日
  • 池上彰のまんがでわかる現代史 東アジア

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    日本と関係の深い韓国、中国、台湾、ロシア、北朝鮮との関係の歴史が漫画でわかりやすく書いてある。
    画力も妙に高く、この手の本にありがちなダサさは感じなかったし無機質ではなくセンセーショナルな部分もあり普通に面白く読めた。
    歴史に詳しい人には、当たり前のことが書いてあるけど、各国と日本の関係性をちゃんと説明できない人は読んで非常にためになる

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    2020年07月04日
  • 日本の大課題 子どもの貧困 ――社会的養護の現場から考える

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    児童養護施設問題の入門に。
    分かりやすく書かれている。
    個々の具体例はあまり出てこないが、それでも読んでいて胸が痛む。

    社会全体でこうした子どもたちを支えていくことは、良き納税者を育てるという事。

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    2020年07月01日