乾ルカのレビュー一覧

  • 四龍海城

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    切なさマックスのあのラストにやられました。ハッピーエンドだったらあそこまで余韻はなかっただろう。
    貴希の吹くトランペットの旋律がいつまでも頭の中で鳴り響いていました。

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    2012年05月16日
  • 四龍海城

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    どんどん引き込まれて、面白かったけれど、読後感が大変よろしくない。綺麗だけれども。
    思い出すことがなくても、再会することができたかもしれないのにと、いたたまれなくなりました。
    面白かっただけに、ラストだけが、なんだかなぁ……。

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    2012年02月29日
  • 四龍海城

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    なじ■
    謎の建物に閉じ込められ、そこで出会った少年二人の夏の物語。
    ラスト切なすぎてボロ泣きしました…

    フライデー・ナイト・ファンタジーの描写素晴らしかった!

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    2012年02月05日
  • 四龍海城

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    読んだことを後悔しそうになるほど切ない話。
    でもすごく大事なことが描かれている。
    映像化されたら美しいだろうなあ。

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    2012年01月16日
  • コイコワレ

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    ・螺旋プロジェクトの1冊
    ・プロジェクトの8冊の中で、もしかしたら一番好きな作品だったかもしれない
    ・主人公とリツの、都会と田舎の、対立とも、ある意味でシンクロとも言える関係性が、緊張感もあるし、くすぐったさもあるし、そんな二人の成長の過程に引き込まれていった
    ・そもそもストーリーのベースとして、螺旋プロジェクトの海のものと山のものの対立構造な設定が、無理なくとっても上手に活用されていて、過去時代作品からのつながりも自然に取り込まれていて、そこにも感銘を受けた
    ・運命と、葛藤と、成長と、すべてが重なったラストに思いをはせずにはいられない、心に残る作品でした

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    2025年10月19日
  • アンソロジー 舞台!

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    自分が舞台に上がるなんて、とんでもないけど、
    袖幕は好き。
    バレエをやってた娘の発表会で
    一度だけ袖幕に関われて、とても充実してた。
    ゼロから何かを作り上げる歯車、
    として機能出来る自分が、
    すごく誇らしく嬉しく、楽しかった。
    だからダンス・デッサンの瀬木さんに一番共感した。
    バレエ衣装作成の、宝石さがしも好きだけど。
    だいたい全般、肯定的な物語ばかりで、
    安心して読めるアンソロジーでした。

    2.5次元舞台を観に行きたくなった。
    見たことないけど。
    その前に、推し活出来てる人たちが、
    そもそも羨ましいかも。

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    2025年10月04日
  • 葬式同窓会

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    センセーショナルなタイトルに、ハッピーエンド派の私が惹かれたのは意外。
    なんか面白そう、の直感で手にして、結果夢中に読み進められた。
    最後まで読んだらまた一番最初に戻ると、なるほどこういうことね、といった仕掛けもよし。

    それぞれの当日人物の立場で物語が進められて行くのも、飽きが来ることなく読めた理由。

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    2025年09月28日
  • プロメテウスの涙

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    グロい。気持ち悪い。
    おぞましい。

    最後までのめり込める本を久々に読んだ気がする。
    文字で不気味さや恐怖心を植え付ける本って
    中々ないと思う。

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    2025年08月23日
  • コイコワレ

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    戦時中のお話ってのを抜いても楽しい内容ではないけど、読みやすく分かりやすく面白かった。
    フラグも分かりやすい()

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    2025年08月23日
  • コイコワレ

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    ネタバレ

    目次
    ・コイコワレ
    ・九月、急行はつかり車内にて

    〈螺旋プロジェクト〉の一冊。

    〈螺旋プロジェクト〉とは
    「共通のルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画である。
    ルール1 「海族」vs.「山族」の対立を描く
    ルール2 共通のキャラクターを登場させる
    ルール3 共通シーンや象徴モチーフを出す
    (中央公論新社HPより)

    乾ルカなので、きっと最後の最後でどんでん返しがあって、もう一度最初から読み直さなくてはならなくな

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    2025年07月23日
  • 灯

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    この本の主人公蒼と、『成瀬は天下を取りにいく』の成瀬は、周りの人との共感力が小さいという意味では、よく似たキャラクターであるように思う。
    周りを気にせず、「我が道を行く」という点でもよく似ているのだろう。
    しかしあちらがベストセラーになって本屋大賞もとるのに、こちらがそうでないのは、成瀬が目指すものが、一般人の私たちにとってわかりやすく、ある意味「俗っぽい」からなんじゃないだろうか。西武の大津店の閉店セールに一月通い続け、ローカルテレビの撮影に写り続けるということは、蒼が「夜間街光調査官」になるために、無名大学に進学することと、自分なりのロマンとこだわりをかたちにする・・・という意味では変わり

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    2025年07月04日
  • 灯

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    個人個人がいいと思っていることでも、他人が同じとは限らない。親子だって。一人一人好きも嫌いも違うってことに気付かないとね。

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    2025年06月14日
  • コイコワレ

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    ネタバレ

    浜野清子
    母と二人暮らし。東京から宮城県の寺「高原寺」へ集団疎開する。六年生。

    清子の母

    清子の父
    食堂を営んでいた。蕎麦粉を買い付けに行った帰り、事故で死亡した。

    今谷源助
    山男、山翁。山中に一人で棲んでいる。

    那須野リツ
    五年生。とがった耳が特徴。山犬と言われる。清子と仲が悪い

    那須野健次郎
    炭焼きの爺つぁんが拾った捨て子。高原寺の養子として育つ。

    和夫
    リツの同級生。五年生。

    三郎
    リツの同級生。五年生。

    タマ
    住職の母。

    住職
    四十路。

    金井
    清子の疎開に付き添う先生。

    サト
    住職の妻。

    ハナエ
    清子の同級生。

    松田雄介
    召集令状で出征することになった青年。

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    2025年05月29日
  • てふてふ荘へようこそ

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     家賃1万3千円の格安アパート「てふてふ荘」
     様々な事情を抱えた住人たちと各部屋の地縛霊。
     霊との妙な同居をしていく中で、心を解きほぐされた霊は成仏していく。
     そして大家さんも・・・。

     なんとも不思議な世界に迷いこんだような読み心地だった。
     ラストは住人たちの新たなる一歩にほっこりしながら、少し切ない気持ちにもなった。

     初読みの作家さんだったが、こういう世界観もいいな。

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    2025年04月11日
  • モノクローム

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    置いた石にちゃんと意味を持たせないといけない。ある日、母親から見捨てられ施設に入ることになった主人公。傍らには、常に囲碁があった。恋人や友人との出会いなどにより大人になっていき、再び母親との確執に迫るのだった。色んな気付きを与えてくれる一冊でした。

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    2025年03月27日
  • 願いながら、祈りながら

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    分校の新任教師

    一人ぼっちの修学旅行

    特別になりたい

    変わってしまった友人

    目指す未来

    嘘をつく理由

    嘘がバレる瞬間

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    2025年02月14日
  • 水底のスピカ

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    読み応え抜群!!

    和奈に共感した。自分は特別で孤高と思いたい、特別な人のそばにいて自分も特別だと思われたいけれども実際は自分の平凡さが際立つだけ。嫉妬、焦り、劣等感とか、思春期の子が持っているものをさらけ出していて過去の自分を思い出して恥ずかしくなった。
    和奈は高校生のうちにそういった負の感情を乗り越えているけれども、大学生の私はまだそういった感情をもっている。よくない。

    紆余曲折あれどみんな仲良くなってきれいな友情だなと思って安心。皮肉ではなく。こういったきれいなオチは、今までだったら「結局そうかよ」と思ってしまっていたけれども、今回はそうはならなかった。自分が成長したのか作者がすごいの

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    2025年01月29日
  • わたしの忘れ物

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    ネタバレ

    最後は切ないですが、だんだんと気持ちが変わっていく主人公と、同僚の優しさ、じわっとくる話でした。途中言い回しがちょっと個人的には合わなかった部分もありましたが、メグルも読んでみたいと思いました。

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    2025年01月25日
  • 水底のスピカ

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    このお話を読み終わった人は、はじめこの3人がここまで深い絆になるとは誰も思ってもいなかったと思います。私も思っていませんでした。普通だったら、和奈は別のグループで美令と更紗が仲良くなって、2人で特別な関係になっている、それこそが既に偏見なのですが、凡人にはその未来しか想像出来ない。何なら凡人は美令に話すなんておこがましいし、更紗のグループには目をつけられたくないし、和奈とはたま〜に喋るくらいがちょうど良いしと思っちゃって、自分からその偏見の未来を作ってしまうような気がして、、、。
    学校でグループを組むのは簡単かもしれませんが、面と向かって本気で気持ちをぶつけ合えるグループなんて、ほとんどいない

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    2025年01月20日
  • 妖し

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    面白かった。
    なんとも言えない不思議な妖しい話ばかり。
    特に恩田陸さんの金沢の話が好きだ。恩田陸さんのユージニアも金沢が舞台だったな。なんとも印象に残る話だった。恩田さんの、金沢に対する特別な思い入れを感じる。
    ちょっと乙一さんのような妖しいオムニバスだった。

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    2025年01月05日