乾ルカのレビュー一覧
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読み始めはこんなに心を打つお話だとは思わなかった。
わかりあえない母親や何でも勝手に決めつけたがるクラスメート達とは関わりたくない相内蒼。1人でいる時間が好き。誰かとずっと一緒にいたら息が詰まる。唯一の楽しみは夜の街灯を数えること。
そんな彼女を少しずつ変えていく小学校の時のクラスメートでもあり、創生高校でもクラスメートとなった坂本冬子。そして創生高校の定時制に通いながら野球部で1勝を目指す米田君。蒼が憧れる「夜間街光調査官」の仕事の話を小学生の時に彼女に話した彼である。
冬子に誘われ仲良しの女子グループが出来てその上野球部に入部するのは大きな進歩である。そして小学校の時から気になっている米田君の試合に出て投げたい!という願いを叶えるべく部員の前で意見をするほどに変わっていく蒼。内心「めんどくさ〜」と思ったのは本音なんだろう。それでも米田君が投げて1勝を勝ち取った場面はウルウル。ザ・青春という感じですね。
母親の推す国立H大学を受けずに自分の勉強したい事を見つけて関西の大学を受験するのも、米田くんとのことも読みながら応援してしまった。
冬子も米田君も蒼の世界に灯をともしてくれた存在。冬子のようなお友達がいて蒼は世界が広がったはず。医師を目指す冬子、定時制だからあと1年高校に残る米田君。そして自分の夢を叶えるべく、関西の大学に進学する蒼の今後にエールを送りたい。 -
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【日常の中にいる、クララとドロッセルマイヤー】
ミュージカル、2.5次元、バレエ、ストレート・プレイ……様々な舞台を題材に描かれた5編が収録された短編集である。
ただ、「華やかで遠く感じる『舞台』というその空間は、自分という役を生き、誰かの人生に思いを馳せる私たちにとって、意外に身近な場所なのかもしれません。」という扉に書いてある触れ込みって、読んでみたら結局、3編目の白尾悠「おかえり牛魔王」だけの話なんとちゃうのん?と感じた。
毎日定時で退社する、社内の人付き合いも忖度もへったくれもない後輩の派遣社員、桐ヶ谷を探るうちにその演劇の指導者しての並々ならぬ実力に触れ、自らも演劇に助けられた過去を思い起こす岩間。ガチの会社世界とガチの稽古場面がサンドウィッチで描かれた作品にこそ、「意外に身近な場所云々」という表現が似合う。この作品では、僕自身が数年前にバレエで演ったことがある「くるみ割り人形」が演劇として扱われているので、ちょっと気持ちが入ったし。
全体的には、「稽古」も「舞台」も華やかでも遠くもなく、日常の中にある(意外に、かどうかは知らんが)僕にとって、興味深い一冊だった。 -
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舞台をテーマにした5作の短編。
舞台を見る人なら、いろいろとわかる!と思うことあって楽しく読めると思う。
『ここにいるぼくら』
2.5次元舞台に出演することになった主人公。しかし、その役はシリーズもので、彼はいわゆるキャス変だった。
いやー、2.5のキャス変は私も経験あるからわかるなー。(見る側だよ、もちろん)演者側からの立場として読んでて面白かった。
『宝石さがし』
バレリーナと衣装デザイナーの話。
舞台の衣装って、いろいろなことを考えて作られているのと同時に、演者にとってはその役になるために、舞台に立つ上ですごく大切なんだなって感じた。2人の関係性がとても素敵だった。
『おかえり牛魔王』
本音を我慢している派遣社員の主人公と新しくやってきた空気を読まない派遣社員。新しく来た派遣社員はアマチュア劇団で指導をしていた。
その劇団にいる女の子がよかったなー。普段は大人しいけど舞台ではガラッと変わる感じ。演劇を通して本音で生きることの大切さを感じた。
『ダンス・デッサン』
役者の主人公はいつもアンサンブルで出演していた。ある日名のある役に抜擢されるが、自分でいいのかと葛藤する。
舞台は非日常。私も舞台を見て明日からも頑張ろうっていつも思う。
『モコさんというひと』
舞台を見る人なら一度は経験あるんじゃないかと思う、チケット譲渡。このお話はチケット譲渡で出会ったモコさんが最近SNSで推しについて投稿しないのを不思議に思っていた主人公が、再びモコさんからチケット譲渡してもらうことになった。
チケット譲渡って、基本はその一度きりの関係のことが多い。そんななかでモコさんのような人と出会えるって素敵だなと思った。 -
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ずーと長い間積読だった本。
ようやく手にとって読みました。
が、読み進み始めて何処かで知っているような、見たことがあるような気がして検索してみたら、10年以上前にドラマになっていたではありませんか。
それで、ようやく自分の既視感に納得が出来ました。
このドラマ、見ていました。好きだったんですよね。面白かったし。
てふてふ荘
家賃、月一万三千円
間取り、2K
敷金·礼金、無し
管理費、無し
トイレ、風呂、玄関が共同
そんな古いアパートが舞台の物語。
面白かったし、じんわりと優しい気持ちにさせてもらいました。
ちょっと特殊な大家と住人も素敵でした。
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私にとっての螺旋プロジェクト第一弾最後の作品!!!
長かった、実に長かった・・・
伊坂幸太郎さんや朝井リョウさんの作品はサクッといけたのにその後少しテンポが悪くなり、今に至ります。(全部私の不徳の致すところです)
第二弾もあるようですが、もちろん其方も読みたいと思います!!!
実に、8巻は長かった!!!
時代は大戦末期!
東京から宮城の田舎へ疎開する事になった浜野清子は運命の相手、那須野りつと出会う・・・
螺旋プロジェクト既読の人はわかると思いますが,この二人が今回の海と山!
今回はこの二人が物語のダブル主人公!!
そんで、螺旋プロジェクト屈指の対立度合い!!!
偶々ですが、本作を螺旋プロジェクトの最後に読んで良かったと思えました!!! -
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ネタバレ高校時代のカースト最下層の意識過剰気味な女子が同窓会で一軍に復讐する話。
コロナと遺言墨っていう都市伝説が絡んで皆んなおかしくなっていく。結果反省する人は反省して、追い詰められて宗教にハマる人もあり。
私の身近でイジメはなかったと思ってるけど、もし仲間外れにされたと思っている子がいたとして、ずっと同級生を恨んで生きていたら、それは時間の無駄でしかないと思う。やった方はそんなこと忘れて生きている。すぐに転校とかするのがいいのかな…
学生のカーストは見た目でほぼ決まるけど、結局1番強いのは皆んなに分け隔てなく明るい人。明るい人には勝てん。 -
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ネタバレ川嶋有人
引きこもり。出席日数不足で高等部には進めなかった。叔父の勧めで、北海道の離島・照羽尻島の高校に進学する。
川嶋雅彦
叔父。父とは十歳近く歳が離れている。研修医として福井の大学病院へ赴任するまで、同じ食卓を囲んでいた。北海道の離島の診療所に赴任している。
幸子
伯母。
和人
有人の二つ年上の兄。筑駒。両親が卒業した医大に進学。
加奈
幸子の娘。
父
医者。
母
医者。
上原
有人のクラスメイト。女子の中でも華やかでトップのカーストに君臨する。
道下麗奈
前歯に矯正器具が装着されている。夏休み明けに転入してきた。ニューヨークからの帰国子女。アレルギーを発症し言語障害が残った。
野呂
野呂旅館の奥さん。
野呂涼
野呂の娘。有人が島に来るフェリーで会った。照羽尻高校二年生。
田宮
島の配送業者。副業で観光客に案内をしている。
斎藤誠
高校の新入生。照羽尻島で生まれ育った子。申し分のない上背に筋肉を感じさせる体躯、短髪は、まるでエリートスポーツ選手を思わせる。
東村桃花
高校の新入生。札幌から来た子。
桐生
雅彦の診療所の看護師。六十代半ばの女性。照羽尻島出身。独身。後茂内町内で下宿しながら高校へ通い、看護専門学校で看護師の資格を取った。ずっと旭川市内の総合病院に勤務していた。六十歳で退職し、のんびり余生を送るつもりで島に帰ってきた。
森内
医療事務員。
八木陽樹
二年。
斎藤至
誠の兄。パティシエになると啖呵を切って、札幌の専門学校に行った。
柏木道大
医大の学生。研究テーマの話しを聞きに来る。医学部卒業後、博士課程基礎医学コースに在籍中。
森
実習担当の先生。
石川
歴史担当の先生。
赤羽
北辰新聞社社会部。照羽尻高校に取材に来た。
後藤夫妻
照羽尻高校の寮の管理人。
星澤
雅彦の後に来た医者。
海老原
誠の父とタラ漁の船団を組む島の漁師の一人。三十代後半で独身。
小西
天文マニアの観光客。 -
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ミツハの血とはなんだろう?
駆り立てられる興味に惹かれてページを開いた。
時代は大正、北海道の小安辺村が舞台。この世に未練を残し鬼となった者は小安辺村の水源を汚したり枯らしたり、死活問題となる。
そのため鬼の未練を解決することで水源を守る必要があった。
八尾一族は水の神を祀る神職の一族で、大きな権力を持っていた。未練を明らかにし、解決する役割を担っている。男で烏目といって夜は目が見えないものが、女で水守というむくろ目(昼は目が見えず暗闇のみ見える)に指示して推理を展開する。
ジャンルとしてはファンタジーミステリーかもしれない。
主人公の八尾清次郎は大学で医学を学ぶ、自分の目を治したいとの思いを持っている。
烏目役の八尾庄一が亡くなったことで、清次郎が後を継いでいく。
5つのテーマで構成されているが、ひとつひとつに儚さや無念さがあり、悔いのない人生はないということが根底にある。ただ、本当にそうだろうか?鈍感になることが、もしかすると悔いを残さなく、良い人生だったと思えるのかもしれない。それがわかるには私はまだ若いのかもしれない。
常世現世で鬼になるもの、そしてその悔いを拭うこと、それが因習への終止符となるのなら。
それをどう感じるかは読み終えた人によると思う。 -
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メグルという題名と乾ルカさんの作品であることから、輪廻転生をイメージして表紙を開いた。
5つの短編で構成されている。短編だがユウキによって連作になっている。そして5つの作品は順に読むことで読者に心理的影響を与えているように感じた。
ヒカレルはライトなホラーだが、どこか暖かさを感じる。日本の将来を見通すと、死にゆく者の淋しさは一層拍車をかけると思うのである。奨学係のユウキという女性は何者なんだろう。この後も登場する。
モドルは、ユウキから紹介されたアルバイトにより、失ったものが見つかる。
アタエルでは、ユウキはいつもなら「あなたは行くべきよ。断らないでね。」というのに、今回は「本当ならあなたは行くべきじゃないわ。後悔しないでね。」という。アルバイトの内容は犬に餌を与えるだけだが、中を絶対見ては行けないという。そしてその中にあるのは・・・。
タベルでは、ユウキが紹介したアルバイトの業務内容は食事。なぜ佐藤は食事をするだけの依頼をしたのか?優しさに包まれる。
メグル、表題作。なぜかユウキが悠木になった。ユウキが悠木だったことが少しわかる。輪廻転生ではなかった。三瀬がアルバイトの依頼主、何年も風貌が変わらないミステリアスな女性。心温まる作品。
私はグロいのは苦手だ。1つだけある。それ以外はほっとする場面のある作品だった。ホラーといえばそうなのかもしれないが、乾ルカさんの文筆力がドキドキさせながらも温もりを伝えてくれる。そして最後に意外な結末が待っていた。 -
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ネタバレ不登校の少年が前を向くまでの話。
全体としていい話だけど、細かく違和感が。
親が医者とはいえ中学生が、意識のない人をみて気道確保できる時点ですごい。エピペンがわからないなんて、当たり前じゃない?医者じゃないだからエピペンを打たなかったからって有人は失敗はしてない。両親が間違ってるって言うのも変。有人が気道確保をして救命してることを、医者だからこそ褒めるべきでしょ。事後になぜ先生から労いの言葉がないの?クラスメイト達は自分のことは棚に上げて、随分意地悪。イジメってこんな感じで始まるのかな?ちょっとよくわからない。でも自分が動き出せない状況で、なんとか救おうとしている人に対して不快感って出るもの?理解できない。
叔父さんの論文を読んだ後の有人の反応もよくわからない。中2病?叔父さんが島の人々に不快感を覚えていたとしてもそれが叔父さんへの信頼を失うようなこと?自分が症例として載ってることに不快感はあるかもしれないけど、治療対象だったなんてってショックを受けるようなこと?よくわからない。こういうふうに考える癖があるから引きこもりになったのかな?
でもいい話でした。
島を過剰に評価する自分を自己欺瞞だなんて思わず、東京の叔母さん達とは考え方が違うって思えればいいのにね。難しいけど、他人の評価軸じゃなく、自分の評価軸で生きられるといいよね。 -
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スクールカーストという言葉を自分の学生時代には考えたことがなかった。(大昔だからかな)
自分の子どもたちが学校に通っていることで、少し重ねて読んでしまいました。
カースト上位のグループ、その次、おたく、同人誌、その他諸々…コロナなんかもなるほど。
恐らく、今はこんな教室あるんだろうなと感じることができました。
視点が変わって進んでいく感じですが、少しずつ接点があったりするのも面白かったのと、最後もドロドロせず、私の中では現実でもあり得る日常というか。
感想としてはおかしいかも知れないですが、もう一度学生生活を過ごしてみたいとも思いました。
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ネタバレ高橋真一
一号室の住人。極度の緊張症で就職活動では本来の力の半分も出せず。大学卒業後、短期のアルバイトや日雇い労働で暮らしている。破格の家賃に惹かれ「てふてふ荘」に入居する。小学五年生の時の初恋相手、中学一年生の同級生、高校二年の時に思いを寄せた彼女、大学四年の冬に公務員試験予備校で共に合格しようと励ましてくれた女子大生の四人が女の子が皆亡くなっていることがトラウマになっている。幽霊であるさやかのことを好きになる。
大家
「てふてふ荘」の大家。四十代後半。外見的にはどうという特徴のない、いたって平凡な男だったが、声は柔和で心地よく、一言一句はっきりと発音する。不動産業を営みながらビリヤードの講師をしていた。
白崎さやか
一号室に住む地縛霊。肩よりちょっと短めのボブカットで、顔形をランク向けするのであれば中の上。交際男性に絞殺された。
井田美月
二号室の住人。三十歳ほどの小太りな女性。地元資本のスーパーの鮮魚係を務める。子どものころから丸く、細い一重の目、分厚い唇、鼻だけは少しいかつく、男っぽい。スーパーの借り上げの独身者用アパートを追い出され、「てふてふ荘」へ行き着いく。ラッキーナンバーというか、「二」という数字に縁がある。勤務先のスーパーに研修に来た正社員の二瓶昭夫に好意を抱く。
遠藤富治
二号室の幽霊。初老の男性。幽霊なのに、お酒に関係するものなら触れ、飲むこともできる。六十四歳の冬の夜、泥酔状態で帰宅途中に転倒し、頭を氷の路面にしたたかに打ちくけ死亡した。死亡当時に着ていた青のアノラック姿をしている。
長久保啓介
三号室の住人。八年間の刑期を務め上げた、詐欺師の前科者。四十代男性。再就職にこぎつけないのは、ツキのない早智子のせいでもあると思っている。服役中に三年間同じ房で暮らした男と再会し、手っ取り早く稼げる方法として大麻栽培を持ちかけられた。
石黒早智子
三号室の幽霊。赤のウェットスーツが全身を包んでいる。背も高く、スタイルは申し分ない。長い髪は後ろで一つにまとめられ、額をすっきりと出し。輪郭もあらわ。世間一般の基準からすれば、十二分に『美人』と評して問題ないレベルにある。生前はタレントとして活動。CM出演した『こぶ茶牛乳ラーメン』は異物混入ですぐに商販売休止、ポスターに起用されたT銀行は破綻、出演したドラマは短縮打ち切りなど、数々の不名誉な実績を残した。『ザ・潜入霊場』という心霊番組のロケで事故死する。
平原明憲
かつての四号室の住人で、「てふてふ荘」の最初の入居者。高橋とは大学に入学してから一年と少し共に学んだ同期だった。二年生の五月に急性骨髄性白血病で入院することになり、大学は休学を経て退学、アパートも入院時に退去した。大学に復学し、パイロットになるため航空大学を受験する。
湊谷薫
四号室の幽霊。もともと人を入れたがらない子。性格も悪いし生意気。極寒のオーラを出す。くっきりとした二重まぶたに、切れ長の目をした色白の美少年。学生服を着ている。アパートの空気を冷やすのが得意。好き嫌いが激しく、平原以後は四号室に同居者はいない。検察官を目指していたが親の病院で違法診療がばれ、十五歳の誕生日に一家心中で真冬の海に沈んだ。
槇真由美
五号室の住人。『ザ・潜入霊場』で事故死した兄が成仏していないと言われた。両親と共に訪れた居酒屋の店主に「現場に百日休まずに花を供えなければ・・・」と言われ、母の願いで兄の死亡現場に百日欠かさず花を供えるため、近くのてふてふ荘へ期間限定で入居する。兄の槇裕太郎の知人である米倉にアパートを紹介してもらう。霊感は皆無。部屋にいる兄も他の部屋の幽霊の姿も見えない。
槇裕太郎
五号室の幽霊。看護師。真由美の兄。バイクに乗っていた時に事故を起こし死亡したため、ライダースーツ姿。生前、幽霊を信じない真由美に対して、もし自分が先に死んで幽霊になったら真由美のところに行ってやると約束した。
米倉道則
六号室の住人。売れないイラストレーター。入居時は翔太の存在に驚いたが、お互い適切な距離を保って生活していこうと提案し、いないものとして生活している。
山崎翔太
六号室の幽霊。十一歳。市民プールで溺死。八畳の隅で膝を抱え黙って米倉を睨んでいる。アパート内の水を操ることができ、入浴中や就寝中の米倉を事あるごとに襲う。