乾ルカのレビュー一覧

  • てふてふ荘へようこそ
    美月さんのお話、一緒に大泣きしてしまいました…

    最後、取り壊されると思っていなかったので、少し残念でしたけど、みんなが新しい人生に向かえてよかったです。
  • 願いながら、祈りながら
    めっちゃ面白かったけど、話の構成がしっかりしてないがする。そういうのを気にしない人は絶対好きだとおもう。
  • 紙魚の手帖Vol.03
    ○澤村伊智『特撮なんて見ない』第1回
    澤村さんの新作長編!読み始めたらこれが面白い。
    最初の掴みから、次号への続きまで気になるー
    〇短編ミステリーの二百年…読みたくなる。欲しい。
    〇近藤史恵『幻想のフリカッセ』
    パ・マルシリーズ。パ・マルを訪れた兄弟のお母さんが急に料理が不得...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.04
    毎回楽しい小説あり、インタビューあり、ジャンル別の書評ありと値段以上に実り多い読書タイムを提供してもらってます。今回も楽しく読めました。連載物も面白くなってきました。欲を言えば、連載物が二つともラノベっぽいというか、若い人を主人公にした軽めのものなので、それ以外の短編はもっと重厚なミステリーとか、ゴ...続きを読む
  • 紙魚の手帖Vol.04
    〇澤村伊智『特撮なんて見ない』第2回
    映画を作るにあたって1番の壁、資金をどうするか…
    もう終わり方がうまいんだよね…おかげで次が気になる。
    〇映画 流浪の月についての対談
    主演の2人と凪良ゆうさんの対談。演じるために私生活でも常に役柄や相手役について考えているらしい。
    私だったらその世界に呑み込ま...続きを読む
  • 森に願いを
    短編集で、各話で主人公が違っているが、醜い部分を持っていてかつ今を生きたいと思っていない主人公が、森に惹かれやってくる。森に通ううち、自分の考えを見つめ直し、再び生きようと歩き出す物語。
    主人公の悩みは、人間誰しも多かれ少なかれもっているものばかり。自分も森に通っている感覚で、自分の醜さを考えさせら...続きを読む
  • 妖し
    「喪中の客」終始いやな予感にドキドキさせられ、身構えていたのにやはり最後にゾクリ。やられた。

    「細川相模守清氏討死ノ事」時代物は苦手だが我慢して読み続けただけの価値はあった。読後爽快!ニンマリ

    「フクライ駅から」なーんだネット系の都市伝説かぁ…期待せず読み進めたら意外な展開になり引き込まれた。フ...続きを読む
  • てふてふ荘へようこそ
    てふてふ荘…という名前に魅かれて手に取りました。
    全6室ある家賃1万3000円の古いアパート。このアパートの各部屋に住み始めた翌朝、そこにもう一人の住人が現れます…。

    先に住み着いている住人とあとからの入居者との交流が温かく、かつ大家さんの人柄にもほっこり。。。

    第1~7章が1号室~6号室、そし...続きを読む
  • 願いながら、祈りながら
    北海道の過疎の村にある生田羽中学校生田羽分校に、社会科教諭として着任した林武史。
    生田羽村は都会からの誘致の甲斐もなく、村民の増える兆しもない。
    分校の生徒数はたったの5人で、一年後には本校に統合されるという。
    失恋の痛手を引きずりながらこの土地にやってきて、前時代的な風情の分校を目にして今すぐにで...続きを読む
  • 龍神の子どもたち
    誰かを思いやる気持ちを大人になったらつい忘れがちになる。個々の尊重も大切だか忘れずにいたいと思った。
  • てふてふ荘へようこそ
    心温まる秀作。各部屋ごとのストーリーが「てふてふ荘」につながっていて、大きなストーリーになるところも良かった。
  • 森に願いを
    街中に存在する不思議な森。
    引きこもり、不治の病、リストラ、落ちこぼれなど、人生につまづき、もがき苦しんでいる人たちが迷い込んでくるその森には、一人の青年がいた。
    能天気で間の抜けたテノールで話す森番の青年は、いったい何者なのだろう。

    苦しみの中にいても、ねじ曲がらなかったものもちゃんとある。
    ...続きを読む
  • メグル
     5編からなる連作短編集。ホラー要素の強いファンタジー作品。
     各編の主人公は何らかの問題を抱えているH大学の学生で、奨学係の女性職員・悠木に斡旋されたアルバイトによって人生に光明が差すというストーリー。

          * * * * *

     物語を動かすのはキーパーソンとなる悠木の眼力(能力?)。...続きを読む
  • 森に願いを
    街の中に残った一角の森。そしてそれを守る森番の青年。
    そこには救いを求めていろいろな人がやってくる。不思議な雰囲気漂う、けれどホラーではない現実がみえるエピソードが描かれている。気持ちの描写がとても上手だと感じた。
  • てふてふ荘へようこそ
    おんぼろアパートに住む住人たちと大家、それぞれの部屋をめぐる話。3号室の話が印象に残るけど、どれも読みやすくて入りやすい話ばかりだった。またこの作者の話を読んでみたい。
  • てふてふ荘へようこそ

    すてきなファンタジー

    泣き笑いにあふれた、読後感の良いファンタジー。少し読み飛ばしたくなるような無駄な描写がなく、読みやすい。
  • てふてふ荘へようこそ
    家賃:月一万三千円  間取り:2K  敷金・礼金:なし  管理費:なしの木造建築おんぼろアパート「てふてふ荘」

    「このアパートには各室にそれぞれ地縛霊がいるんです」とさらりと言ってのける大家。

    明らかに常軌を逸した環境と住人たちだが、幽霊たちと関わっていくうちに、重く閉ざされた心を解きほぐしてく...続きを読む
  • わたしの忘れ物
    なんとなく感情移入しきれないなあって思いながら読み進めると、そういう結末だったんだってなる。
    ハッピーエンドとは言えないけれどきちんと落ち着くべきところに落ち着いたって感じ。
  • わたしの忘れ物
    大学の斡旋でなかば無理矢理押し付けられた忘れ物センターのアルバイト。
    乗り気はしなかったもののアルバイトを続けることに。
    持ち込まれる忘れものにまつわる日常の謎的な話も面白い。
    そして最後には、なぜそのアルバイトが斡旋されたかが明らかに。オカルトな話。
  • 向かい風で飛べ!
    ソチを目前に読んでみた。スキージャンプを見るのがますます楽しみになった。人間が生身で100メートルも飛ぶとか確かにすごいことだ。お母さんたちがいい味出してた。ドーケン先生も好き。