乾ルカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北海道の過疎の村にある生田羽中学校生田羽分校に、社会科教諭として着任した林武史。
生田羽村は都会からの誘致の甲斐もなく、村民の増える兆しもない。
分校の生徒数はたったの5人で、一年後には本校に統合されるという。
失恋の痛手を引きずりながらこの土地にやってきて、前時代的な風情の分校を目にして今すぐにでも辞めたいと思う、やる気のない林のことを、子どもたちはすべて見抜いていた。
学年でひとりきりで過ごしてきた三年の弥生。
あとの4人はすべて一年で、村長の孫の憲太、『神童』と呼ばれている学、自称霊感少女のみなみ、噓をつく癖のある亮介。
乾ルカさんの作品は、決して温かい言葉だけで埋め尽くされているわ -
Posted by ブクログ
5編からなる連作短編集。ホラー要素の強いファンタジー作品。
各編の主人公は何らかの問題を抱えているH大学の学生で、奨学係の女性職員・悠木に斡旋されたアルバイトによって人生に光明が差すというストーリー。
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物語を動かすのはキーパーソンとなる悠木の眼力(能力?)。それは主に2種類あります。
1つは奨学係を訪れる学生のプロフィールや心に宿る陰を見抜く眼。
もう1つはその陰を取り除く仕事を選定できる眼です。これこそ悠木の魅力だけれど、それだけでなく、その風貌から言動まですばらしく魅力的なのです。ナイス設定だと言えます。
彼女の秘密が各話で小出しになってい -
Posted by ブクログ
家賃:月一万三千円 間取り:2K 敷金・礼金:なし 管理費:なしの木造建築おんぼろアパート「てふてふ荘」
「このアパートには各室にそれぞれ地縛霊がいるんです」とさらりと言ってのける大家。
明らかに常軌を逸した環境と住人たちだが、幽霊たちと関わっていくうちに、重く閉ざされた心を解きほぐしてくれるような、切なくてほっこりするような物語だった。
ここの住人たち(幽霊を含めて)がみんな人情味溢れていて、後味も決して悪くない。
成仏されない幽霊たちが、もしかして私の後ろにもいるのだろうか。
不思議な世界を堪能できたし、それと同時に、人と触れ合うことの大切さにも気づかされた。
「てふてふ荘」と大