乾ルカのレビュー一覧

  • てふてふ荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    温かい印象の表紙が印象的で、読んでみたら地縛霊のお話だったが、温かい話だった。よく見ると表紙にも幽霊らしき絵が描かれていた。

    0
    2018年01月24日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5歳の冬に帰ってこない母に捨てられ、施設で育った慶吾。

    当時母が夢中になっていた囲碁をやるようになり、高校の囲碁部で、香田と出会った。

    高卒後、信金で働きながら夜間の大学に通い、彼女もできた。
    それなのに、体調を崩して大学も中退をせざるを得なくなり、彼女にも愛想をつかれてしまった。

    母に捨てられたという気持ちから逃れられないままの自分。

    香田と喧嘩して、自分の殻をわずかにでも破ることができた慶吾は
    自分を捨てた母が当時何をしていたのかの真相と向き合うことにした。

    一人になりたくて、一人で生きてきたつもりだったけど
    自分の味方になってくれる人は何人もいた。

    一見物わかりの良さそうで実

    0
    2018年01月17日
  • メグル

    Posted by ブクログ

    北海道とおぼしき大学の学生部、学生にアルバイトの斡旋をおこなう奨学係。求人情報に期待してやってきた学生もいれば、ふらりと立ち寄っただけの学生も。それに応対する女性職員は整った顔立ちながら無表情で不気味。必要最小限のことしか話さない。けれど、彼女に「あなたは行くべき。断らないで」と言われると、なぜか誰もが引き受けてしまう。

    こうしてアルバイトをすることになった5人の学生を描く連作短編集。ただ1人、彼女から奨められなかったのに職を求めた学生の章のみ、異色のホラー仕立て。それ以外はファンタジー風もありリアル風もあり。いくつかの章で涙が溢れました。

    万人受けはしないかもしれないけれど、人との繋がり

    0
    2017年11月25日
  • メグル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいるうちに、著者が匂わせてくるこの先のストーリーが頭の中でうっすら形作られていくのだが、分かっていても先に待っている答えが見たくて、読み進めるスピードがどんどん早くなるような本だった。その感覚は5つのストーリーすべてに共通していたが、その原動力は話によって様々。ある話では怖いもの見たさでもあったし、ある話ではハッピーエンドを疑わず逸る気持ちでもあった。
    生きることや死ぬことについて考えずにはいられない。
    物語のキーパーソンである悠木さん目線の話が無いのにも関わらず、彼女が学生に斡旋するアルバイトを通じて、彼女の人物像が見えてくる。きっとどの学生よりもドラマティックな経験をしていると思うが

    0
    2017年07月20日
  • 願いながら、祈りながら

    Posted by ブクログ

    北の大地の片隅に、ぽつんとたたずむ中学分校。生徒は五人。そこに赴任してきたのは、やる気のない若い教師。
    廃校までの一年間。それぞれの物語。
    青春小説。

    0
    2016年12月07日
  • てふてふ荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    最初はあまりに突飛な設定だったので馴染めなかったが、読み進むうちにじんわりしてきた。
    5号室のお兄さんの部屋に来た妹の話に泣かされました。
    大家さんの話はもう一つかな?
    でもいいお話し。

    0
    2016年05月04日
  • てふてふ荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    てふてふ荘に住む各部屋の住人と、
    その部屋に憑いている幽霊たちのエピソード。
    ホラーではなくて、のんびり穏やかな雰囲気。
    でもどの話にも"別れ"があって、切ない。
    ひとつずつ増えていくビリヤードの球。
    大家さんの秘密。

    0
    2016年04月10日
  • メグル

    Posted by ブクログ

    H大学学生部では、学生へアルバイトや家庭教師を斡旋する求人の仕事もしている。
    その中には、ちょっと奇妙な仕事も混ざっていて・・・
    「ヒカレル」「モドル」「アタエル」「タベル」「メグル」の5つの短編集ですが、全てに共通して登場するのが奨学係唯一の女性職員である悠木さん。

    ちょっぴりホラーで、ふんわり心温まるのは乾さんの作風なんですね。
    最初の「ヒカレル」はいい話ながら結構怖くて、ドキドキしながら読みました。
    亡くなった後に、生きている人をあの世に引っ張っていってしまうという「引く手」。それを阻止するために、一晩死者の手を握って添い寝をしてください。
    そんなアルバイト、想像するだけで怖すぎてもう

    0
    2016年02月21日
  • てふてふ荘へようこそ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    のんびりふんわりした話が読みたいな、と思って買ったのですが、初めの話から予想外の切なさでした。二号室と四号室が好きでした。二号室はなんというか、はじめての恋に舞い上がってしまう美月の痛さがつらくて、でもそれを包んでくれる遠藤さんがいい。四号室は、薫が海を見ていて、平原も病室から海を見ていて、だから苦しみながらも立ち向かえた、っていうのがすごくいいな、と思えて。どちらの話もふたりの気持ちが本当に通じ合っている瞬間が感じられて、それがすごくよかったです。

    0
    2015年11月14日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    自分を分かってもらうことに抵抗を感じる慶吾の性格が母譲りならば母が何も語らず言葉少なめなのもうなずける

    という事で香田君 ъ(゚Д゚)グッジョブ!!

    0
    2015年04月14日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    意味もなく置かれた石などない…。
    与えられたものだけで人生はつくられない…。

    意志と行動で変わる。変えていける。
    本当にそうできたらいいなと思います。

    とても静かでせつない話でしたが、香田君に救われました。

    私もよくモフモフのお腹に顔をうずめてなぐさめてもらったっけ。。。

    0
    2016年02月10日
  • ばくりや

    Posted by ブクログ

    自分のとある「能力」を他人のとある能力と交換するお店を舞台?とした連作短編集。心温まる話あれば、ブルーな話もあり。

    最後の話のラストが秀逸。長編としても面白い。

    0
    2015年01月04日
  • ばくりや

    Posted by ブクログ

    あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたしますー「ばくりや」という不思議な店を訪れた人々の悲喜劇を描いた連作短篇集。
    ハッピーエンドあり、悲劇あり、ほのぼの系もあればどんでん返しありで、連作短篇にありがちな単調なストーリーではない。他人より秀でた能力を持つことの哀愁と苦悩、そして人間が常に抱く「生まれ変わりたい」という欲望への風刺がピリリと効いている。
    カバーイラストが藤子不二雄Aなのは、もしかしてあの漫画を意識したのかも?

    0
    2014年11月13日
  • ばくりや

    Posted by ブクログ

    誰かのいらない能力を他人の能力と交換したら、という話。
    新しい能力を生かす人、悲惨な目にあう人、結果は人それぞれ。「狙いどおりは」の結末は爆笑、かつ爽快。

    0
    2014年10月14日
  • メグル

    Posted by ブクログ

    ちょっと不思議な空気が漂う落ち着いた作品。
    かなり好みです。
    シリーズ化されてないのかな?
    初めて読む作家だったので、別の作品にもチャレンジしてみよう。

    0
    2014年09月11日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    5歳の時に母親に捨てられた沖田慶吾。ゆいいつの友達、香田と、なぜ母は自分を捨てたのか真相を調べ始める。
    囲碁と友達を通して、だんだん人間らしくなっていく。
    一気読みでした。
    2014年9月8日

    0
    2014年09月08日
  • 四龍海城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった。
    乾さん、初読み。

    ボーイミーツボーイ。
    いやあ、いいなあ友情っすね。
    「友達になりたい」
    ちょっと気恥ずかしいほどに純粋な想い。
    神隠し。
    日常の側にある不可思議な城に閉じ込められてしまった少年。
    そこから出るためには出城料を払わなければならない。
    その道をみつけるか、または城人となるか。
    関という青年が登場してから話の流れが一気に早くなった気がする。あのへんの仲のいい兄弟なノリは好きだった。
    城の仕組み、出城料の謎。
    少年たちの抱える気持ち。
    まあ、出城料については、殆ど最初から見当はついていたので、そんなとこだろうとは思っていたが、
    いや~そーゆーラストか~。
    うーん、

    0
    2014年08月30日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    囲碁には知的でクールな印象を持っていたが、それに加え、碁石の冷たい手触りや碁盤に打たれたときのコツという音にモノクロームの色彩などなど、囲碁にまつわるイメージが孤独な主人公の心象をうまく象徴していて、カチンとしたものが心に残る。施設の園長先生や好意を抱いてくれる職場の女性との関係では、素直になれない頑なな主人公だが、一歳年下の友人の存在が心を開いてくれる。一番主人公の心に引っかかっているお母さんが幼い主人公を捨てた経緯については、おそらく書きだした時点での作者の意図通りにはいかなかったように思え、少し残念。

    0
    2014年08月22日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    お母さんに捨てられた子供が成長するストーリー。でも、なぜお母さんが捨てるに至ったかを考えると、ちょっと凄い。このお母さん視点での話しも読みたくなる。

    0
    2014年08月11日
  • モノクローム

    Posted by ブクログ

    母に捨てられた過去を持つ少年が、自分の生きる意味を模索する物語。囲碁がテーマになっているけれど、囲碁に関する知識がまったくなくともそれなりには読めます。でも知っていたらもっと味わえたのかな、という気も。棋譜を見てもどっちが勝ったのかすら分からなかったので私。
    何一つ苦しみを持たない人生などありえないのだけれど。自分の責任ではない不幸は、邪魔なハンデにしか思えないだろうことも確か。それでもすべてのことに意味があるのだと考えることは、前向きに生きることに繋がるのでしょうね。苦しみにも意味がある、と、思えるようになることが成長なのかも。

    0
    2014年07月27日