あらすじ
あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたします――。北の街の路地裏に「ばくりや」という店がひっそりあった。女に異常に好かれる三波は、その力を交換すべく店を訪ねたが……。その他、就職先が必ず潰れる、ささいなことでも泣けるなど、能力を交換した人々の悲喜劇を描く異色の連作短篇集!
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Posted by ブクログ
自分のとある「能力」を他人のとある能力と交換するお店を舞台?とした連作短編集。心温まる話あれば、ブルーな話もあり。
最後の話のラストが秀逸。長編としても面白い。
Posted by ブクログ
あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたしますー「ばくりや」という不思議な店を訪れた人々の悲喜劇を描いた連作短篇集。
ハッピーエンドあり、悲劇あり、ほのぼの系もあればどんでん返しありで、連作短篇にありがちな単調なストーリーではない。他人より秀でた能力を持つことの哀愁と苦悩、そして人間が常に抱く「生まれ変わりたい」という欲望への風刺がピリリと効いている。
カバーイラストが藤子不二雄Aなのは、もしかしてあの漫画を意識したのかも?
Posted by ブクログ
誰かのいらない能力を他人の能力と交換したら、という話。
新しい能力を生かす人、悲惨な目にあう人、結果は人それぞれ。「狙いどおりは」の結末は爆笑、かつ爽快。
Posted by ブクログ
連作短篇集。
自分の持つ能力を、他の人の能力と交換してくれる。ただ、どんな能力と交換されるのかは移植されるまでわからない。
果たして交換は良かったのか、悪かったのか…
『さよなら、ギューション』が切ないけど、一番好きだった。
2016.7.13