乾ルカのレビュー一覧
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このお話を読み終わった人は、はじめこの3人がここまで深い絆になるとは誰も思ってもいなかったと思います。私も思っていませんでした。普通だったら、和奈は別のグループで美令と更紗が仲良くなって、2人で特別な関係になっている、それこそが既に偏見なのですが、凡人にはその未来しか想像出来ない。何なら凡人は美令に話すなんておこがましいし、更紗のグループには目をつけられたくないし、和奈とはたま〜に喋るくらいがちょうど良いしと思っちゃって、自分からその偏見の未来を作ってしまうような気がして、、、。
学校でグループを組むのは簡単かもしれませんが、面と向かって本気で気持ちをぶつけ合えるグループなんて、ほとんどいない -
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ネタバレ東京への修学旅行の自由行動にて、大半は遊園地や街中へ繰り出すところを、美令の案でプラネタリウムに行って楽しんでいる姿に好感が持てた。また、各々が土産物などを買う中、清太は星系の写真や豆知識が載っている日替わりカレンダーを買うところなんか微笑ましい。
同じ匂い袋でも、持つ人間によって匂いが変わるという話が素敵だなと思った。そんな同じ匂い袋を持つ友達というのがいかにも学生時代の青春で羨ましい。
「スピカさんは、誰もが認める特別な人だから、好きになったり友達になったりするんですか?」
「他の誰もがつまんない普通の人だと言ったとしても、自分にとっては特別なんだって胸張れる人のことを、友達って言う -
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高校生のあどけなさと葛藤が忠実に描かれた作品だった。主人公蒼に共感したり、考え方の違いに驚いたり…高校時代のあの心許なく、でも未来が無限大に広がっている浮遊感を久しぶりに感じた。
あの懐かしい時代を教えてくれた本作に感謝!!
主人公蒼は、1人でいることを好む。彼女の親は会社が忙しく、蒼はそれもあって1人で何でもこなせ1人が苦ではないのだった。
そして小学4年生のとあるときに同級生の米田から『夜間街光調査官』の話を聞き、蒼はその調査官になりたいと強く思うのだった。
時が経ち高校生になった蒼は、学校で小学校時代の同級生冬子と同学校の定時制に通う米田に再会する。蒼は、母親めぐみとの間に考え方の違い -
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感想
人とは違う自分。それを受け入れる友達の凄さ。何処に向かうのか分からない自分。見つかって良かった。
あらすじ
相内蒼は母子家庭で育った。他人と交わるのが苦手で子供食堂を経営する社交的なめぐみとは正反対の性格だ。
高校生になり、小学生の頃に一緒だった米田と再会する。米田は同じ高校の定時制に通っていた。小学生の頃、彼の父親が夜間街灯調査員をしていると聞き、蒼はそれになりたいと思っている。
蒼は米田の助けがしたくて超弱小野球部に入る。活動するうちに他の部員や女友達に、米田のことが好きだと勘違いされる。
蒼は、仲良くしてくれた冬子に、一人が好きなことを正直に伝える。理解ある良き母親でいた -
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読み始めはこんなに心を打つお話だとは思わなかった。
わかりあえない母親や何でも勝手に決めつけたがるクラスメート達とは関わりたくない相内蒼。1人でいる時間が好き。誰かとずっと一緒にいたら息が詰まる。唯一の楽しみは夜の街灯を数えること。
そんな彼女を少しずつ変えていく小学校の時のクラスメートでもあり、創生高校でもクラスメートとなった坂本冬子。そして創生高校の定時制に通いながら野球部で1勝を目指す米田君。蒼が憧れる「夜間街光調査官」の仕事の話を小学生の時に彼女に話した彼である。
冬子に誘われ仲良しの女子グループが出来てその上野球部に入部するのは大きな進歩である。そして小学校の時から気になってい -
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【日常の中にいる、クララとドロッセルマイヤー】
ミュージカル、2.5次元、バレエ、ストレート・プレイ……様々な舞台を題材に描かれた5編が収録された短編集である。
ただ、「華やかで遠く感じる『舞台』というその空間は、自分という役を生き、誰かの人生に思いを馳せる私たちにとって、意外に身近な場所なのかもしれません。」という扉に書いてある触れ込みって、読んでみたら結局、3編目の白尾悠「おかえり牛魔王」だけの話なんとちゃうのん?と感じた。
毎日定時で退社する、社内の人付き合いも忖度もへったくれもない後輩の派遣社員、桐ヶ谷を探るうちにその演劇の指導者しての並々ならぬ実力に触れ、自らも演劇に助けられた -
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舞台をテーマにした5作の短編。
舞台を見る人なら、いろいろとわかる!と思うことあって楽しく読めると思う。
『ここにいるぼくら』
2.5次元舞台に出演することになった主人公。しかし、その役はシリーズもので、彼はいわゆるキャス変だった。
いやー、2.5のキャス変は私も経験あるからわかるなー。(見る側だよ、もちろん)演者側からの立場として読んでて面白かった。
『宝石さがし』
バレリーナと衣装デザイナーの話。
舞台の衣装って、いろいろなことを考えて作られているのと同時に、演者にとってはその役になるために、舞台に立つ上ですごく大切なんだなって感じた。2人の関係性がとても素敵だった。
『おかえり牛魔