水底のスピカ

水底のスピカ

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

4.6

容姿端麗で頭脳明晰な転校生・汐谷美令は、白麗高校中から注目を集めるが、些細な事からクラスで孤立してしまう。
最初の友達で孤高を演じる松島和奈、美令が孤立する原因を作った城之内更紗。
それぞれに秘密を抱えながらも、深く関わっていゆく三人の濃密な一年の軌跡を描く。

アンジェリーナ1/3との対談を収録。〈解説〉中江有里

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    水底のスピカ
  • タイトルID
    :
    1704211
  • ページ数
    :
    424ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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水底のスピカ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    青春の甘酸っぱさや息苦しを詰め込んだ凄く懐かしくてどうしようもなくなるような小説でした。

    学生の頃の思い出せる懐かしさや昔の色褪せたキラキラとした思い出に浸れることも含めてとても良い小説だと思いました。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    2025/11/05
    北海道の白麗高校というところに通う女子高生の更紗、美令、和奈の3人を中心にした青春系のお話。
    スピカというのは星を指す言葉だけど、水底ってどういうこと?と思えばぜひ最後まで読んで欲しいなと思います。
    3人がそれぞれ秘めた想いなどを持ちそれを少しずつ曝け出せる仲に進展していくような物語の進み方です。
    高校生で思春期だからこそあれこれ(考える必要のないことまで)考えるよねという場面が多くありその描写がとても具体的だなと感じます。
    ストーリー自体はものすごく容姿端麗で全校生徒の目を惹きつける美令が白麗高校へ転校してくる、というところから始まります。
    なぜ転校してきたのか、美令のとてもミステリアスな感じの雰囲気はどこから来るのかと言った事柄を中心に高校生ならではの青春も織り混ざってとても面白かったり夏がしく思えるようなこともたくさんある物語になっていると思います。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    読み応え抜群!!

    和奈に共感した。自分は特別で孤高と思いたい、特別な人のそばにいて自分も特別だと思われたいけれども実際は自分の平凡さが際立つだけ。嫉妬、焦り、劣等感とか、思春期の子が持っているものをさらけ出していて過去の自分を思い出して恥ずかしくなった。
    和奈は高校生のうちにそういった負の感情を乗り越えているけれども、大学生の私はまだそういった感情をもっている。よくない。

    紆余曲折あれどみんな仲良くなってきれいな友情だなと思って安心。皮肉ではなく。こういったきれいなオチは、今までだったら「結局そうかよ」と思ってしまっていたけれども、今回はそうはならなかった。自分が成長したのか作者がすごいのか。多分後者。それぞれの持っているコンプレックスというか闇がちゃんと書かれていてそれぞれに共感できたから。更紗とか、最初は嫌なやつやなあと思いつつも共感できて、そういった共感の積み重ねが最後の納得感に繋がるのかなと。

    0
    2025年01月29日

    Posted by ブクログ

    このお話を読み終わった人は、はじめこの3人がここまで深い絆になるとは誰も思ってもいなかったと思います。私も思っていませんでした。普通だったら、和奈は別のグループで美令と更紗が仲良くなって、2人で特別な関係になっている、それこそが既に偏見なのですが、凡人にはその未来しか想像出来ない。何なら凡人は美令に話すなんておこがましいし、更紗のグループには目をつけられたくないし、和奈とはたま〜に喋るくらいがちょうど良いしと思っちゃって、自分からその偏見の未来を作ってしまうような気がして、、、。
    学校でグループを組むのは簡単かもしれませんが、面と向かって本気で気持ちをぶつけ合えるグループなんて、ほとんどいないんじゃないかなと思います。決して浅い関係のグループがダメというわけではないですが、本気でぶつかったものたちの輝きは清々しくて非常に美しいものだと、新しい青春の眩しさを教えてもらえたそんな作品でした。

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何の前知識もなく読んでみました。
    ストーリー的には大きな展開はなく、淡々と高校生活が進んでいきます。
    非常にリアリティがあり、いるよなあこういう子と重ねながら読んでいました。非常に共感できる部分も沢山ありました。まるでもう一度自分も高校生をやっているような気持ちになりました。

    最後どうなるのかなと思っていましたが、美玲が取った海での行動に一気に鳥肌が立ち、なぜか自然と涙がこぼれました。
    友だちと同じ目線に立ってみる。
    簡単なようでとてもとても難しいことだと思います。
    人は誰でも、友だちだと思いながらも友だちだからこそ、どこか自分より優れている、劣っていると感じる部分を感じている。
    そこで優越感に浸ったり、劣等感に陥ったり。
    思春期の女子なんて特に難しい。本当の友だちって何だろうと誰もが一度は考える。
    けれどそんな難しいことは抜きにして、自然とおそらく本能で友だちの目線を肌で全身で感じる美玲の行動はとても美しくて、素直に素敵だなあ。と感じました。
    文庫本の解説も非常に自分の感性と近い事が書かれていて良かったです。


    もう一つ心に残ったところ。
    犬は純粋にその人の辛さをそのまま受け止めることができるのに、どうして人はあの人よりも自分の方が辛いとか、勝手に辛さを自分の物差しで比べてしまうのか。
    他人の痛みを自分のことのように感じることはできなくても、辛いんだね。とそのまま受け止めてただただそばにいる。それだけで十分なんだと言われているような気持ちになりました。



    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東京への修学旅行の自由行動にて、大半は遊園地や街中へ繰り出すところを、美令の案でプラネタリウムに行って楽しんでいる姿に好感が持てた。また、各々が土産物などを買う中、清太は星系の写真や豆知識が載っている日替わりカレンダーを買うところなんか微笑ましい。

    同じ匂い袋でも、持つ人間によって匂いが変わるという話が素敵だなと思った。そんな同じ匂い袋を持つ友達というのがいかにも学生時代の青春で羨ましい。


    「スピカさんは、誰もが認める特別な人だから、好きになったり友達になったりするんですか?」
    「他の誰もがつまんない普通の人だと言ったとしても、自分にとっては特別なんだって胸張れる人のことを、友達って言うんじゃないんですか」
    「ていうか、誰もがすごいって褒め称える人を好きになるのは、むしろ当たり前じゃないですか?分かりやす過ぎませんか?何の変哲もない人を好きになる方が、逆にすごくないですか?」
    「みんなの特別にはなれなくても、誰かの特別には誰だってなれると思います。みんなの特別にしか価値がないって思うなら仕方ないですけど」p262

    「友情には信頼とリスペクトが要ると思う。対等であることと、相手に敬意を払うことは両立する…難しいけどね。」p386

    話の〆は表紙のように3人が水に浸りながら上を見るシーン。

    0
    2024年12月21日

水底のスピカ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    水底のスピカ
  • タイトルID
    :
    1704211
  • ページ数
    :
    424ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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