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H大に通う中辻恵麻が、学生部の女性職員から無理矢理に紹介された、大型複合商業施設の忘れ物センター──届けられる忘れ物を整理し、引き取りに来る人に対応する──でのアルバイト。引っ込み思案で目立たない、透明なセロファンのような存在の私に、この仕事を紹介したのはどうして? キーホルダーや手袋など、なぜこんな他愛のない物を引き取りに来るの? 忘れ物の品々とその持ち主との出会い、センターのスタッフとの交流の中で、強張っていた心がゆっくりとほどけていく恵麻だが──。六つの忘れ物を巡って描かれる、心に染みる連作集。/【目次】妻の忘れ物/兄の忘れ物/家族の忘れ物/友の忘れ物/彼女の忘れ物/私の忘れ物/エピローグ/解説=若林踏
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月19日
てふてふ荘から好きだ。本当に久しぶりだけど最初からミステリーだと思い込んでいて、美影と恵麻が再会して終わるのかなと、自分の殻を破って、大学生を終えるのかなとか思った。心の準備がなくて、交差点で美影に電話した所から一気にストーリーが動いて、まさかそんな事があるのかと、震えてしまう。忘れ物が傘が見つかっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月18日
自己肯定感が極端に低い中辻恵麻が、大学の学生課のユウキさんから紹介された忘れものセンターの期間限定のアルバイト。いろんな人がそれぞれの人生を抱えて、忘れものセンターを訪れる。それを水樹さんと橋野さんと一緒に謎を解明していく中で、恵麻自身のことが少しずつ明らかになるのだけれど、何となく感じ続けていた違...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月11日
主人公、大学生の中辻恵麻
アルバイト先、忘れ物センターでの出来事のはなし。
6篇で成り立っていて
妻の忘れ物
兄の忘れ物
家族の忘れ物
友の忘れ物
彼女の忘れ物
わたしの忘れ物
エビローグとなっている。
忘れ物センターに忘れ物を受け取りに来る人たちの話と共に、主人公、絵麻の生活も流れていく。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月19日
忘れ物センターが舞台の6つの短編。
乾ルカさん、こういう話も書くのか~、と、読み始める。
少し作りこみすぎなストーリーもあったが、心温まる話や切なくなる話もあって、何となく違和感を覚えながら読み進め…。
最後の
「わたしの忘れ物」を読んで、
あ~、やっぱり~、となった。
そうでなくては、ルカさんら...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月17日
「あなたは行くべきよ。断らないでね」のセリフが懐かしかった。『メグル』の続編なんですね、知らなかった。
さて、ユウキさんに忘れ物センターでのアルバイトを強引に押し付けられた中辻恵麻。かなり引っ込み思案、というか自己肯定感が低い恵麻だが、社員の水樹さん・橋野くんと忘れ物の謎を解くうちに大切なことに気づ...続きを読む
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