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Posted by ブクログ
ミツハの血とはなんだろう?
駆り立てられる興味に惹かれてページを開いた。
時代は大正、北海道の小安辺村が舞台。この世に未練を残し鬼となった者は小安辺村の水源を汚したり枯らしたり、死活問題となる。
そのため鬼の未練を解決することで水源を守る必要があった。
八尾一族は水の神を祀る神職の一族で、大きな権力を持っていた。未練を明らかにし、解決する役割を担っている。男で烏目といって夜は目が見えないものが、女で水守というむくろ目(昼は目が見えず暗闇のみ見える)に指示して推理を展開する。
ジャンルとしてはファンタジーミステリーかもしれない。
主人公の八尾清次郎は大学で医学を学ぶ、自分の目を治したいとの思いを持っている。
烏目役の八尾庄一が亡くなったことで、清次郎が後を継いでいく。
5つのテーマで構成されているが、ひとつひとつに儚さや無念さがあり、悔いのない人生はないということが根底にある。ただ、本当にそうだろうか?鈍感になることが、もしかすると悔いを残さなく、良い人生だったと思えるのかもしれない。それがわかるには私はまだ若いのかもしれない。
常世現世で鬼になるもの、そしてその悔いを拭うこと、それが因習への終止符となるのなら。
それをどう感じるかは読み終えた人によると思う。
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