今野敏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この「鬼龍」は、先日読んだ豹変のシリーズの原点となる作品だそうです。
確かに、主人公は、鬼道衆の末裔として亡者祓いを請け負っている「鬼龍浩一」なのだけれど・・・
こちらの鬼龍さん、黒づくめではないし、「こういち」の漢字も違う。
しかも!亡者祓いは、修行っていうんだから。
そう、彼は鬼道衆の跡継ぎで、修行中の御祓師なのね。
というわけで、鬼龍浩一の活躍は、この1冊のみなのだそう。
物語は、テレビ局のお祓いを依頼されるところから始まる。
おニャン子クラブなんていう懐かしい名前も登場するけど、
時代・・・なのね(笑
そこでの依頼を無事に解決し、一休み!かと思いきやすぐに次の依頼が・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。そこへヤクザ組長を殺す仕事が舞い込んだ。再び日本に潜入した彼を待ち受けていたものは―。警視庁外事課とヤクザを相手にスリリングな戦いを展開するうちに、やがて明らかになる日ソ時代の驚くべき秘密。
若き刑事が前向きに成長する姿を書いた小説は他にもあるが、こちらはかなり早めの時期から成長が見られるので展開が早いという意味で読みやすかったかなぁ。倉島の心の言葉を読んでいると真面目にやれよ!とも思えるほど軽い話か?と思ったが殺しの場面はリアルで残酷で・・・軽く読めば良 -
Posted by ブクログ
この作品、初出時は1997年、そしてバブル崩壊の世相が背景となっている。
今でこそ、警察小説は百家争鳴の様相を呈しているが、その先端となる作品だろう。警察組織自体、あるいは登場する刑事の性格やプライベート面等を、リアルに描き出すという点で。
刑事の犯罪捜査を主眼にし、犯人を追い求める推理小説は、それまでもあったが。
このシリーズは、安積班のメンバーそれぞれの性格人柄によって、それが事件解決をもたらすという点で、より親密感を持って、読み進めることができる。
また、容疑者が自供を始める時は決まった反応があると著述し、それを具体的に綴ってある場面など、作者の想像力だけではない、詳細な取材力を感じる。