今野敏のレビュー一覧
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「色」シリーズはST特捜班のそれぞれのメンバーを中心に据えたシリーズである。
青の調査ファイル→青山翔
赤の調査ファイル→赤城左門
黄の調査ファイル→山吹才蔵
緑の調査ファイル→結城翠
黒の調査ファイル→黒崎勇治
「緑のファイル」は絶対音感と超人的な聴覚を持つ結城翠が中心となって展開する物語だ。
個々のヴァイオリンによる音の違い。
弾き手による音の違い。
翠の能力が事件を解く大きな力となっている。
聞こえ過ぎてしまうためにしなければならなかった辛い思い。
初めて出会った同じ能力を持つ人間。
事件の解明だけでなく、音楽にまつわる場面も楽しめた。
このシリーズは事件解明も楽しめるけれど、何よりも -
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元は2002年の作品である。
その頃のインターネット事情と現在では大きく違う。
たぶん、この物語が発表されたときはインターネットの経験者はあまりいなかったのでは?と思う。
逆に今では未経験者を探す方が難しいだろう。
ネット上に突然現れる「殺人ライセンス」というゲーム。
ターゲットを殺害することを想定して進めていくゲームである。
たとえばターゲットに接触するのに「自宅を訪ねる」と「呼び出す」の二択がある。
「自宅を訪ねる」を選ぶと第三者に目撃されたことにより逮捕されました…とメッセージが出てゲームオーバーとなる。
「呼び出す」を選んだ場合は、次に呼び出す方法を選ぶ…という感じだ。
ほとんどの捜査 -
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ニュース番組の遊軍記者である布施は、これまでにも数々のスクープをものにしていた。
自然体にふるまう布施を、いつの間にか取材のターゲットは受け入れてしまうようなのだ。
何も考えずに行動しているように見える布施だったが、実はしっかりと考えたうえで動くべきときに動いている。
だからこそ、何度もスクープを手にすることができたのだ。
管理職である鳩村は、布施の実績を認めながらも何かと口うるさく注意をしてしまう。
キャスターの香山は、お飾りではないキャスターへの道を欲していた。
刑事である黒田は、布施の協力を受けつつ事件解決のために布施を利用することも厭わなかった。
スクープを手にすることが布施の目的では -
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う~ん。悪くはない。
悪くはないけれど、今野さんに対する期待度がいつも高いせいか、ちょっとだけ残念感も。
碓氷にしてもアルトマン教授にしても、個性的ではあるけれどいまひとつパッとしない。
印象が薄いというか、あっさりしすぎていて後々まで印象に残るようなキャラクターではないような気がした。
碓氷のシリーズは「エチュード」しか読んでいない。
警察外部の人間と協力体制のもと捜査をしていくのがシリーズの特徴なのだろうか?
「エチュード」ではプロファイリングの専門家が協力者として捜査に参加していた。
珍しいせっかくの考古学もの。
ペトログリフを題材に選んだのだから、もっとそこを中心に物語が展開してほしか