安積さん目線ではない始まりに少し戸惑う。余り知られていない「徐福」について、これほど詳しく読む日が来るとは思わず、難しかったけれど読むスピードは落ちませんでした。事件を解決するには頭を使うんだなぁと思った読後。興味が無かったり、全く知らない世界の話でも、頭が良し悪しに関係なく、その世界で事件が起きれば知らなきゃ解決できないんだから。結局「蓬莱」に隠されていたのは政策だったわけだけど、巻き込まれた会社の人達には気の毒としか言いようがない。派手な殴り合いのシーン、歴史の解説、政治、と盛りだくさんな作品でした。